表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

現世

ようやく、最終話です。

面白かったら、一言、ください。

待ってます。


「……!」

 私は驚いて、そのまいむを見つめた。

 まいむは、しきりに笑っている。


 「あんた、なんで……」

 ひゃひゃっと笑っていたまいむだったが……


 「ひゃ……あんたの中に帰れないの」

 「私の中?」

 「ひゃひゃ、あんたの闇の中に」

 

 すると、また暗黒の世界に世界が歪んだ。


 「あ……!?」

 「ひゃひゃ、帰れた、帰れた」

 そう喜んでいる、まいむ。

 じゃあ、そんなに害はないのだろうか。


 私は、聞いてみた。


 「まいむ、この世界に戻れたら、それでいいの?」

 すると、まいむは、

 「ひゃひゃ、この世界より、表の世界の方が、いいなあ」

 「……」

 「私、表の世界でいたい」

 そう言ったまいむは、本当にそう思っているのだろうと、私は理解した。


 「表の世界は、まいむ、いられないの?」

 「ひゃ……、おんなじ人が世界に二人いたら、ダメなの」

 「……私を、闇に押し込む気?」

 「そう言う手もある」

 そう言って、まいむは、私に迫ってきた。

 

 「そんな、良い手を考えようよ」

 「……?」

 まいむは足が止まった。


 「このまま、まいむは闇で終わりたくない。私は、この世界はいや」

 「うんうん」

 「じゃあ、誰でもない人になればいい」

 「ひゃひゃ?」

 

 「こういうことよ、私と違う人になる」

 「そうか……ひゃひゃひゃ」


 「まいむ、違う人にはなれないの?」

 「……なれるなれる」

 いい方法があったもんだ。

 私は、とっさに考えた、この話に感謝した。


 そして、


 世界が歪んだ。




 ピーピー


 チュンチュン……

 

 「あ……」

 私が目覚めると、

 「君、大丈夫?」

 そう言う声が、


 「はい?」

 振り返ると、

 男の人がそこにいた。

 

 「もう、夕方だ。俺は帰るぜ」

 「う……うん」

 そうして、その男の人は立ち去ろうと……、




 「待って」


 「え?」

 「あ……貴男の名前は?」


 「俺?鈴、紫藤 鈴だよ、君は?」

 「私は、庄野 りさ」


 「またな、りさ」

 「うん、鈴」


 そうして、鈴は帰って行った。






 「おはよう、まいむ」



 私も、家路に着いた。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ