第七話・ハイン=クラウド、襲来
こんにちはこんばんは、sha-k_3です。
初めてのハイファンタジー物ということで、頑張ります。
どうか温かい目で読んでください。
自由に執筆していくのでよろしくお願いします。
魔法実習?が終わった後の授業は王国史と言語学だった。先生も面白みがなく、次に待っているのは授業内容も面白みがなかったため割愛。次に待っているのは昼食の時間である。今日は俺とアイトのふたりで食べることになったため、食堂に走って向かう。
今日は俺がチーズドリアで、アイトがオムライスだった。やっぱりアイト子供舌だな。俺たちは軽く雑談をしながら食べ進めていく。ほとんど食べ終わったころ、食堂内が何やらざわついてきた。なんだろうと思い周りを見渡そうとすると。大きな声が響き渡った。
「おい下流貴族のお前!俺と決闘しろっ!」
決闘か、そういえなそんなのあったな。生徒同士でいざこざなんかがあったときは喧嘩をするのではなく決闘をするらしい。つまり入学して次の日に上流貴族になんかしちゃったバカがいるってわけか。俺はそんなことにならないように平穏に過ごそう。俺は声を聞き流してドリアの残りを食べようとした。
「何無視して食べようとしてんだお前!俺はあのクラウド侯爵家の人間だぞ。ッ聞いてるのか!」
急に肩をつかまれたため振り向くと、そこには怒りに握ったこぶしを震えさした男がいた。もしかしてこいつが怒鳴り散らしてたのって俺に対して?つまり入学して次の日に上流貴族になんかしちゃったバカって俺のこと?いや俺何にもしてないって、こいつの顔を見たのも初めてだし。完全に初めましてだから。
「お前のような男爵家の人間にSクラスはふさわしくないっ!とっとと退学するんだ!」
俺が絡まれてる理由ってそんな理不尽な内容だったの!?驚きと困惑で手に持っていたスプーンを落としてしまう。
「急に絡んできて何なんですか?退学なんてする気ありませんよ。不正なんて一切してませんし、Sクラスに入ったのはちゃんと実力です」
俺がそう答える男は地団太を踏んで俺を指さしてくる。
「お前がそのような態度をとるなら分かった。決闘だ!今日の放課後、闘技場でお前を待っている。勝てないから逃げるなんて許されないことからな。俺はAクラスの炎魔剣士、ハイン=クラウドだ!今日でお前の学園生活は終わりなんだからせいぜい残った授業を楽しみなっ」
そう言って男ーハインは食堂を去っていった。まるで嵐のような奴だったな。
「なあアイト、俺がアイツに絡まれた理由って何なの?まじで」
「あれじゃない?魔法実習のときに絡まれてたじゃん。あの二人って王子の取り巻きなんだよ。そして今来たアイツは取り巻きの中でも強い権力を持ってる。つまり」
「報復ってとこか」
平穏に過ごすのってこんなに難しいことなのかな~。
「レン、決闘なんてほんとに大丈夫なの?ああ見えてアイツ、Aクラスでもトップの成績なんだよ」
アイトは心配してか大丈夫か疑ってくるため、俺は自信満々に答える。
「心配すんなって。あんな三下なんかよりも俺の方が圧倒的に強いからな!」
そう言い張って俺はニカッと笑った。あいつがどれほど強いのかわからないがよほどのことが負けはしないだろう。そう考えながら俺は食べ終わった皿を片付けていた。
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