第三話・自己紹介はお家紹介
こんにちはこんばんは、sha-k_3です。
初めてのハイファンタジー物ということで、頑張ります。
どうか温かい目で読んでください。
自由に執筆していくのでよろしくお願いします。
「よ~し、まずはオレから。オレはクロウリア=ハバナードだ。今年度の一年間、Sクラスの担任だ。担当科目は戦闘系だな。とりあえずそんな感じだな」
身長は165ぐらいかな。すらっとしているが、しっかりと筋肉もついていてめちゃくちゃスタイルがいい。そのうえ顔も普通にキレイなため、すごくモテそうだ。男子たちのがっついたような様子を見れば一目瞭然だ。何人かは固まっていて、他の人たちもガッツポーズをしている。すんごいアホらしい。
「そうだな、何か質問があるやつは「「「ハイハイハイハイッ」」」おおそうか。それじゃお前から横に順番な」
先生が一人の生徒を指さす。ここから怒涛の質問ラッシュになりそうだ。
「ハイッ!彼氏はいますか」 「いない、次」
少し意外だ。正直いると思った。いや待てよ、もしかしてこ
「ハイッ!婚約者は「いない」分っかりました」
なんだ予想は外れたか。
「えーと、好きな人は?」 「いないな」
「好きなタイプ教えてください。」 「ドラゴンタイプだな」
ブフッグフ、ゴホゴホ。思わず吹いちまった。教室すごい静かになってるし。
「先生どういう意味ですか?」
「オレにも分からん。祖父から教えられただけだ。好きなタイプはオレより強いやつかな」
まさかのおじいちゃん転生者かよ。
「先生の属性は何ですか?」
「こげ茶の髪を見てわかるように地属性だ。あまり魔法は得意じゃないが」
まともな質問だ。短くそろえられた髪を揺らす。
「処女ですか?」 「当たり前だろ。なに聞いてんだ」
このクラスやばいやつしかおらん。
その後も質問が続いていたが時間だからと途中で締め切られた。
「それじゃ次はお前らの自己紹介だ。よしお前から始めろ」
次々と自己紹介が進んでいく。といっても自身のことについて話していることは名前と属性だけで、あとはおうち紹介をしている。これが上流貴族か。
「ヴァルキリア=ハインラントです。氷属性を扱います。よろしくお願いします」
とても簡潔な自己紹介だな。
「キルア=ウィンドール。風属性。よろしく」
嘘だろーーーーーーー。より簡潔になっているだと。確か風の賢者とか呼ばれていた子だったよな。
「俺様はヴィクトリー=ハインラント。雷を愛し雷に愛されたこの国の王子だ、お前ら敬うがよい。何かを貢げば従者にしてやってもよいぞ」
うゎお、典型的なダメ王子じゃん。こんなんじゃ誰も寄り付かな
「「「きゃーヴィリー様~!!」」」 「「「うおおおヴィクトリー様だ!!!」」」
え、あんな奴でも慕われんの。やっぱりこいつらは顔面と地位しか見てないな。そろそろ俺の番か。
「えーと、レン=ヴィーラックです。男爵家です。氷属性を扱っています。これからよろしくお願いします」
ふ~、疲れた。周りの冷たい視線が痛いな。というか
(王女様めっちゃこっち見てない?確実に目あってるんだけど。あ、そらした)
俺の勘違いなのかな。それともどこかで知り合ったっけ。悩んでも答えは出ない。
「僕はアイトといいます。特待生として平民の身でこの学園に入学しました。火、水、風、地の四つの属性を持っています。これからよろしくお願いします」
へぇ~、名前アイトっていうんだ。どっかで聞いたことあるんだよな。それにしてもすごいな。貴族の奴らの圧を感じながらもはっきりと自己紹介できていた。結構尊敬する。
「あ、あアメリア=シーウォーターです。えと、水です。属性は。あの、おおお願いしましゅ」
あ、噛んだ。コミュ障なのかな。水の巫女て呼び名が確かあったな。
「ウチはフェリン。ファイアークス公爵家の娘よ。ウチは魔法が得意だから火の魔女と呼ばれているわ。ぜひ仲良くして頂戴」
すごい気の強そうな子だな。ツンデレがすごそう(想像)。それにしても特待生にくっついてる二人すごいな。どうやって捕まえたんだ?
「これで以上だな。それじゃ今日は解散だ。明日から普通に授業だから遅刻するなよ」
そう言って先生が教室から出ていく。
「アイト、ウチたち先寮に行ってるから」 「アイト君、またね」
「分かったよ。フェリン、アメリア、またね」
そう言って二人に手を振る特待生。
「なあ特待生、ちょっといいか?」
俺はついに話しかけた。
どうもsha-k_3です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも自由に執筆していくのでよろしくお願いします。