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1、モブに転生(まだ知らず)−1

以前書いたものです。R15で届けします。

私はセシリア・ブライト伯爵令嬢だ。

伯爵令嬢と言っても普通階級の普通の家で至って普通の令嬢、いや、家格は中の下よりか、つまり田舎のあまり裕福ではない伯爵令嬢。

この地はブルーベル侯爵様の領地、ブライト伯爵家はここに住んでいる。

お父様は商売をしている傍らブルーベル侯爵のお仕事のお手伝いもしている。


普通の伯爵令嬢であれば礼儀作法など厳しく学び、後の結婚に結びつけようと躍起になるが、我が家は野心もないのほほんとした家で、小さい頃から使用人たちと一緒に仕事をしたり走り回ったり…伯爵令嬢とは思えぬほど自由に生きさせてもらっていた。


2歳を過ぎた頃、庭に入り込んだ犬がいた。

あまりに痩せていて唸り声を上げて気が立っている様子で心配になった。

少しずつ近づき話しかけた。

「あなたお腹すいているの? 私のおやつ食べる?」

「キャーーーーー!! お嬢様! 逃げて! 逃げて下さい!!誰かー!!」


侍女の声に驚き見ると、セシリアの出していた手をガブリとやられた。

そして私はその日から生死を彷徨う高熱に浮かされ10日後なんとか生還した。

後から聞いた話では犬は野犬で大型獣に狙われて逃げていたところだったらしい。セシリアを噛んだ野犬はその後、大型獣に咥えられていなくなったらしい。

一歩間違えればセシリアも食われていたかもしれないと言われ、幼いながらに少し血の気が引いた。


大型獣とは所謂 魔獣と呼ばれるものだ、普段は魔獣避けの魔石により結界が張られているのだが、馬車が通った時、跳ねた石で魔法陣の刻まれた魔石を壊されてしまっていたらしい。不幸な偶然だった。魔石が壊れていなかったら野犬が魔獣に追われる事もなかったかも知れないが、壊れていたお陰で野犬からセシリアは助かったとも言える、兎に角 命が助かって良かった。


そして、熱を出して寝込んだ後に前世を思い出したってヤツ。


前世の私は影山望愛カゲヤマノア36歳、獣医だった。

望愛と言う名前は年を取る度に恥ずかしくて外では言えなくなったが、まあ、一応なけなしの親の愛として受け取った。拒否も出来ないしね。


私は小さい時から動物が好きだった。いや、好きになったと言うべきか。

私の伯父は沢山の動物を飼っていた。

最初は犬を2頭、1頭は警察犬でもあった。それからある時期を境に、行く度に増えていった。

ハツカネズミにオカメインコ、カラスにウサギ、それから猫、ミニ豚、アメリカンナマズ、アロワナなどなど。


カラスは犬の散歩中に落ちていたのを犬が咥えて拾ってきたのだ。

恐らくカラスは戦いに敗れて瀕死の状態で落ちてきたものを見つけたのだろう、それを病院に連れて行き治療し、元気になるまでと飼っていた。自作の檻もあっという間に作っていた。犬小屋も広い庭に自前のドッグランがあった、ウサギ小屋も大きくて小屋の中には、古いブラウン管の中身の部分がくり抜かれ、小さな命を育む場所になっていた。猫も最初は捨て猫を拾った、病弱で長くは生きられないかもしれないと言われていたが、伯父が愛情たっぷりに育てた結果、割と長生きした。途中からその猫が伯父の奥さんに見えるほどべったりだった。それからも頼まれると猫の里親になっていた。


私はそこで動物との接し方を学んだ。

お世話も大変だったし、可愛がっていた動物が死ぬときはどうしようもなく悲しかった。それにウサギなんて、絵本では無害で可愛いだけの動物だが実際はそうでもない、掃除の為に移動させた庭を自由に走り回る奴らを捕まえて檻に戻すのは至難の業、しかもめっちゃ引っ掻くし! 案外暴れるから体から離して持つとずっしりと重い。

動物を洗うのも物凄く大変だった。友達と遊びたい時も疲れている時も動物の世話をするのがしんどい時もあった。

伯父さんが飼っているんだから伯父さんが面倒みればいいじゃん!!

そう思う時もあった。だけど、忘れたフリも知らんぷりも出来なかった。



私は本当の家族とは離れて暮らしていた、伯父さんの家に住まわせて貰っていたから伯父さんに捨てられたら行き場を失う…だから必死だったのもある。

私には体の弱い兄がいた、両親は常に兄にかかりきりだった。母はずっと兄の入院する病院に泊まり込み、父も仕事と病院の往復で大変だったと思う。

だから私は祖母に育てられた。小さい私は祖母の家に預けられっぱなしだった。幼稚園の送り迎えも、茶色ばかりの弁当も、プールのタオルがみんなはフカフカタオルなのに手拭いが入っていた時も恥ずかしかったけど、祖母はいつも私の話を聞いてくれた、起きて傍にいてくれた。目を見て会話ができた。笑顔で頭を撫でてくれた。

梅干しをつけるとか、白菜をつけるとか、お手伝いばかりでも、筍の皮に梅干しを入れたのがおやつだって楽しかった。でもそんな平穏も祖母の死と共に終わった。

祖母が死ぬと自宅へ戻る事になり一人ぼっちになった、それが小学1年くらいか。小学校2年生の時には誰もいない家に帰って冷蔵庫にある惣菜で1人ご飯を食べた。学校の行事に誰もきてくれない、朝も1人で起きて学校へ行き、誰もいない家に帰って来る。連絡帳も宿題も親の印鑑は自分で押していた。洋服はいつも洗濯機の中の物を取って着た。父は朝いつも忙しそうに洗濯した物を畳んで、病院に持って行く物を紙袋に詰めると「行ってくる」と言って出かけていった。母の顔は覚えていない。


そんな時、伯父が家に遊びに来ないかと声をかけてくれた。祖母に連れられて何度か遊びに行った優しい場所。後から聞くと祖母が伯父に頼んでくれていた事だった。伯父は役場に勤めていていつも買い物をして6時には家に帰ってくる。伯母さんと娘の蘭ちゃんは飛行機事故で随分前に死んでしまった。

だから伯父の家には伯父しかいない。寂しいもの同士賑やかではなかったけど、久しぶりの温かいご飯はとても美味しかった。ご飯を食べてお風呂に入った後、伯父が家に送ってくれた。宿題も連絡帳も伯父が見て押してくれるようになった。「お休み望愛ちゃん」そう言われたのは久しぶりだった。


自宅には寝に帰るだけだった。そんな時、兄の病院を転院することになり、家族で引っ越すことになった。だから私は行きたくないと言った。今までだって一人ぼっちだったのに、引っ越したら伯父さんも動物もいない場所に行かなくてはならない、だからどうしても嫌だった。すると初めて会った母は『お兄ちゃんが可哀想じゃないの? 望愛ちゃんも大きくなってきたんだからお兄ちゃんのための何かしてあげようって思わないの? ご飯作ったり洗濯したり掃除したり、家族のために協力しようって思わない悪い子なの!?』って言われてプッツンしちゃって…、『ねえ、ママは私のママじゃないの? お兄ちゃんだけのママなの? お兄ちゃんは可哀想だけど、私は可哀想じゃないの!! ママの作った温かいご飯も食べたことない、掃除、洗濯? いつママがしてるの? 運動会、遠足、社会科見学 ママの作ったお弁当じゃないのは私だけなんだよ!私のママはどこにいるの!!』

バシン!

頬を叩かれた。

『酷い子、うぅぅぅぅ。お兄ちゃんはいつも有難うって言ってくれるのに、健康に産んであげたあなたはママを責めるのね! 本当に酷い子!!』

何で? 何でママが泣くの? 泣きたいのは私なのに!! 私は布団を被って泣くことしかできなかった。

結局、大人で話し合って両親と兄は遠くに引っ越していった。

そして私は伯父さんの家で暮らすことになった。



昔は伯父の家には年老いた犬が1匹いるだけだった。

それがどんどん増えていった、それはきっと私と同じで寂しかったからなんだって 結構大人になってから理解できた。家族がいない一人ぼっちの世界で生きていく為の理由が必要だったのだ。この世に繋ぎ止める理由が。


無意識か意識的か増えていった動物たち、まあ、その過程で沢山の種類の動物を飼うには沢山の知識が必要になった。

最初は学校の図書室で犬の飼い方やウサギの飼い方を勉強した。だけど伯父さんがどんどん動物を増やすから勉強することが増えた。

進路を考えた時、趣味と実益を兼ねて獣医を目指した。

両親に『獣医を目指したいから6年生大学に通わせて欲しい』と連絡したが断られた。

理由は単純明快『お兄ちゃんの医療費がかかるから余計なお金はない』って。『私の人生は余計なことなんだ』また感情が爆発しそうだった。『どうせならお兄ちゃんを治せる医者になればいいのに』ああ、私と母は親子ではないのだ、家族ではないのだ、と理解した。元は私がぶち壊したのかもしれない、だけど、両親が私を慮ってくれたことはなかった、もう修復不可能になっていた。


その時も伯父が

「伯父さん家の子になるかい?」

そう言ってくれた。

勿論、伯父は養子縁組をしなくても学費を出してくれただろう、だけど無駄に期待して傷つけられる私を見ていられなかったのだろう。私ももうたくさんだった。

「私を伯父さん家の子にしてください」

「ああ、分かった。後は大人の出番だ、望愛は自分の行きたい大学を選べばいい」

「有難うございます、宜しくお願い致します」

そして揉めることもなく?(伯父さんが言わないだけかもしれないけど)私は影山望愛から辰巳望愛となった。

伯父さんのお金で進学するのに浪人など出来ない、学費も高額、私立の費用も厳しい、国立大学一本狙い北海道◇大学を第1目標に獣医の道を目指した。東京◇大学も良かったが、地価が高く生活費が高くつくから北海道◇大学に決めた。寝る間を惜しんで必死に勉強し合格した。

北海道の地で一人暮らし伯父は凄く心配してくれた、だが快く送り出してくれた。

本格的に実習や研究が始まると学校にずっと寝泊まりして家に帰ることもなかった。携帯電話も実験中などは電源を切ってロッカーにしまいっぱなし、まあ研究室の中は電波も通じないし、牧場も同じ状態(電波が届かなかった)だからあってもなくても支障はなかった。伯父さんの仕送りがなければとっくに死んでた、バイトをする暇もない。だからバイトできる時は集中的に金を稼いだ。

22歳の時 近海マグロ延縄漁船に1ヶ月ちょっと乗せてもらった、日本人も外国人もいてちょっと気後れしてしまったが、せっかくの機会だからと現場で色々勉強させて貰った。

港に着くと地面が揺れていて変な感じがした。これで報告書を書けば3〜4日休みがやっと取れる。その間もバイトを入れたいが体調次第。体のあちこちがキシキシする。頭痛も吐き気もあったから助かる。

安堵していると宿に自宅から連絡が欲しいとのメモが。伯父さんが宿泊先にまで連絡を寄越すなど珍しいので慌てて連絡すると、兄の訃報だった。もう、3週間も前に亡くなっていた。



私の兄に対する感情は微妙なものだった。

両親を独占したことに対する嫉妬もあったが、大きくなるにつれ病気に好きでなったわけではない、兄は運動会に1度でも出た事があったのだろうか? 私が焦がれたママのお弁当、兄は食べたことがあるのだろうか?いや、ある訳がないか…。そう思うと兄に対し良い妹ではなかったことに後悔の念も生まれていた。私は兄の名前すら知らなかった、ただ『お兄ちゃん』としか知らなかった。家ではいつも1人で私の名を呼ぶ人も兄の名を呼ぶ人もいなかったからだ。

そんな希薄な関係ではあったが兄にはお別れが言いたかった。

あの時、私は子供で両親を独り占めするお兄ちゃんに優しく出来なくてごめんなさい、そう言いたかった。だけど今更 両親に会うのも気が引けた。

それでも、お兄ちゃんにごめんなさいは今しか言えないかもしれない。そう思い立ち決意した。

伯父さんにお願いして両親の家を教えて貰った。


結局伯父さんも一緒に行ってくれることになった。

どうやら連絡がきた時の母の状況がなかなか酷かったみたいだ。


仏壇にはいつ撮られたか分からないが、ベッドの上で痩せ細り色白な兄が穏やかに笑っている写真が飾られていた。

初めて『お兄ちゃん』の顔を見た。

3つ上の兄は望愛が生まれた時には入院していたため、会ったことがなかった。

『お兄ちゃん、兄妹として一緒に居られなくてごめんね。私はお兄ちゃんが羨ましかったけど お兄ちゃんは私が羨ましかったかもね。お兄ちゃんの入院先に行っちゃダメって言われてたけどお見舞いに1度くらい行けば良かったよ、ごめんね。

お兄ちゃんと話をしてみたかったな。一緒にご飯食べてみたかった。一緒に写真撮りたかった。私の元気…分けてあげられれば良かったね、きっとお父さんもお母さんも私よりお兄ちゃんに生きていて欲しかったと思う、ごめんね。

もう、これからは自由に走れるよ、良い妹じゃなくてごめんね、バイバイ』


手を合わせ向き直ると、母は私を罵り始めた。

たった一人の兄の葬儀にも顔を出さない、薄情な妹だ、人間じゃない!など延々と続く。

イラッともしたが、兄の仏壇の前で言い返す気にはならなかった。


「お兄ちゃんに償いなさい! お兄ちゃんの入院費をあなたが払いなさい!」

呆れてものも言えない、いや言うけど。

「そんなお金あるわけないでしょう?」

「大学言っているんでしょう? 大学辞めて学費を充てればいい、お兄ちゃんが出来ないことを好き勝手やって生きて申し訳なくないの!?」

「止めなさい!! いい加減にしろ! 望愛だってお前の子供だろ!」

「兄さんは黙っててよ!! 私の子供のくせに私を悪人にする嫌な子だわ!」

「ふー、お金なんて払うわけないじゃない、それに私は伯父さんに学費を払って貰っているのに。退学して学費を充てる?それって伯父さんのお金でしょう? 何で好きに使えると思ってるのかな〜。大体 私は伯父さんの子供でしょう? 貴女は4年前に私を捨てたんだからさ〜今は他人なの! まあ、私の母親だったことなんて一度もなかったけど。

それからさー、お兄ちゃんの事引き合いに出すのやめてよ、一度も会った事ないんだからあなたもお兄ちゃんも他人と同じ。

私を育ててくれたのはおばあちゃんと伯父さん、家族もおばあちゃんと伯父さんだけ! 

二度と来ないし会わないだろうけど、お兄ちゃんには一度くらい会ってみたいと思ったから来ただけ。

それに高い学費の足しにしたくてもバイトする暇もない、私貧乏苦学生だからお金なんて持ってないの、私にかかる費用は全部お兄ちゃんに使ったんでしょう? そうだ、だったらおばあちゃんや伯父さんに私の養育費払った? それって親としての義務だよね? 伯父さん訴えて払わせる? 本当あなたって自己中で図々しい、ヒステリックに叫んでお金をたかる虫みたい。

残念ね。もう、二度と会いません、さようなら」

次から次へと毒々しい言葉が溢れてくる、目の前の女を傷つけたくて仕方なかった。兄に対する愛情の幾分かでも欲していた自分が惨めで、決別したかった。

伯父さんに止められるまで思いの丈をぶつけていた。母がヒステリック叫び収拾がつかないので伯父さんが私を抱きかかえて、元両親の家を後にした。



駅のホームに着くと伯父さんがハンカチをくれた。

声を押し殺しずっと泣いていたらしい…、我を忘れていた。

「伯父さんは望愛が家の子になってくれて良かったと思ってるよ。お前の母さんがごめんな。望愛は何も悪くないからな」

「ふぅぅぅぅぅ、私は一度も子供にはなれなかった。うぅぅぅぅぅぅぅぅぅ、伯父さん、伯父さん…私を拾ってくれて良かった…有難う!! 伯父さんがいてくれて良がった! おばあちゃんがいてくれて良がった!! ひぃぃぃぃん!」

「バーカ、拾ったんじゃない、贈り物を貰ったんだ。望愛は良い子だよ、素敵な女の子だ。

さっきだって伯父さんの為にわざと悪態ついただろう? 大丈夫、伯父さんは大人だから。さて、美味いモンでも食べて帰ろう。何にするかな?」

「伯父さんの作った 少し焦げたハンバーグがいい」

「馬鹿やろ、焦げたは余計だ。 ふふん、あれは隠し味がポイントだ。よし、帰ったら作ってやる、だけど今は腹減って限界、何か食べてこう! お腹がいっぱいになれば幸せになれる! 嫌なことなんて忘れられる! 体も心も温かくなる」

「はは、うん…そうしよっか」

伯父は私が欲しがった母にも父にもなってくれた。今は無性に伯父さんの味が恋しかった。




その後 無事国家試験も合格し動物病院に就職して4年働いた。その後 伯父さんが動物病院を建ててくれた。

「お、伯父さん これどうしたの!?」

看板には『辰巳動物病院』とあった。

「ん? 望愛にプレゼントだ。ここで好きにやりたいようにやりなさい」

「えっ!? お金どうしたの!? 費用が〜〜〜! 学費だって全然返せてないのに、病院ってーー!!」

「いいんだ、そろそろ一本立ちしても望愛なら大丈夫だ、ほら、最近はペットの種類も様々で多種多様性が必要だって言っていただろう? 本当なら望愛の要望聞いて作りたかったんだけど、そうするとサプライズ出来ないだろう? だから知り合いの獣医に聞いて作った。ほら中も見てみて」


伯父は、伯母さんと蘭ちゃんの飛行機事故の補償金と保険料がかなりあるみたいで、借金もなく建ててしまった。

「あの世に金は持っていけないから有効活用しなきゃな」

快活に笑う伯父、私は伯父さんに拾われて本当に幸せだった。こんな私に一体何が返せるだろう。伯父の愛情を独り占めしてスクスク成長させて貰った。

だけど、お父さんとは呼べなかった、それは蘭ちゃんのものの気がしたから、蘭ちゃんの場所に置いてくれるせめてものもお礼に伯父さんと呼んだ。


36歳の私は伯父さんが建ててくれた『辰巳動物病院』で必死に働いた。

最近は本当に色んな種類のペットがいる。家族のように大切にしていても購入する時考えて欲しいのは、生き物は病気もするし、死ぬこともあると言う事だ。

ボールパイソンとかスローロリスとかクモとかサソリとか買う時、想定外を想定して調べてから買って欲しいよね。

具合の悪い子がいると泊まり込みになる事も多々ある。急患もある。日中は勿論人を雇っているけど夜は基本は休診にして一人で対応している。万年寝不足だ。

でも伯父さんに早くお金を返したいし、やれるところまではやる! 

最近は伯父さんの家に行けていない。今はこの病院の3階が居住スペースになっている。空いた時間で仮眠を取れる分、体はだいぶ楽だが気持ち的には伯父さんに申し訳なくなる。伯父さん孝行が全然出来てないなぁ〜。

はー、生き物って大変。やっぱりある程度お金が貯まったら、深夜に人を雇おうかな?


そして事件が起きた。

誤字脱字面目ありません。

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