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おはよう世界、さよなら異世界  作者: キャピキャピ次郎☆珍矛
血飛沫なる運命
84/125

第84話 ウェンカムイ


 「ーーーー!!!」


 セトラは、小春の首が飛ばされているのを見て、驚愕の表情を浮かべた。

 まさに、神速。瞬間移動の類である。怪物同士の戦いに慣れている自分でさえ、目で追えなかった。

 あんなスキルは、ブラッドには無かった筈だーーーー!!!


 ーーーーガァァァァァン!!!


 セトラは首に攻撃が来るのを予測して、腕を最大限に《硬化》し、その剣戟を受け止める。長年の経験から、視界に頼らずとも、スキル《予測》により、攻撃される予測を立てる事が可能である。異世界ベータで生きていくには、まず最初に鍛えなければならない必須のスキルだ。何処から飛んで来るか分からない魔法やスキルの脅威に対抗する為に、いついかなる時でも、自動でこのスキルを発動出来るように鍛え上げる。


 ーーーが、セトラ程の強力な《予測》を持ってしても、間に合わないのが現状だった。


 咄嗟の判断により、セトラはある程度の《予測》の発動そのものを諦めた。強力な攻撃に対してのみ発動するよう体感で調整した。剣戟はセトラの《硬化》により、ダメージを負わずに受け止められる。


 ーーーー《全身硬化フルアームド》。

 

 瞬間移動を繰り返し、様々な角度からネメシスはセトラに斬撃を与える。が、傷一つつかない。


 セトラは、《硬化》により、この世のどんな鉱石よりも高い硬度の膜を全身に纏う事が出来る。彼女に物理攻撃が効かないのは、この《硬化》による圧倒的な防御力の高さと、《予測》の練度が高いからである。


 そしてーーーー


 「すまん、小春。ーーー《爆撃エリミネイト虚城華火スーサイドクライシス》ーーー!!!」


 セトラは、自分自身を対象として、スキルを発動する。魔力で纏う《硬化》そのものを変換して、《爆撃エリミネイト》として起動した。


 イメージするのは、幸助が自身を起爆剤にしてAAの《箱庭》を打ち破った時の風景だ。自らの全てをスキルに変換して、自殺特攻をした結果、《龍星群》に負けずとも劣らない威力を放ったのだ。あの思い出は強烈だった。

 あれを自分がしたら、どうなるか。



 ーーー龍王セトラの爆撃は、一瞬にしてアカシクの街を消し炭にして、更地にする。黒煙に塗れた島は、大きなキノコ雲を作り上げる程の大爆発を起こす。

 圧倒的な熱量がネメシスを襲う。有機物は全て焼却される程の圧倒的な核熱が、爆風と共に周囲へ広がった。



 ーーー更地になった地上で、セトラは呆れたような表情を浮かべた。


 「ーーー遊んでんじゃねぇよ。おい。」

 

 ーーーー眼前には、何の傷も受けていない白き獣が立っていた。魔神剣を肩に携えて、余裕綽々の表情を浮かべているのが仮面越しに分かった。


 「ショックだぜ。今のは、《龍星群》に次ぐ威力の技なんだがなぁ。」セトラはため息をついた。

 「初めて見る技だ。なるほど、この世界のセトラは更に成長していたか。やはり、コースケの影響か。素晴らしい。今のが東京なら、港区は更地に出来ただろう。直撃していたら、俺とて、ただでは済まなかった。」

 「避けたのか、あれを。ってか、お前やけに詳しいよな。この世界。」

 「コースケから聞いた。港区では、パパ活ってのが流行ってるってな。」

 「あいつ碌な事教えてやがらねぇな。」

 


 

 その時。上空で雄叫びが上がった。


 「ーーーーああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

 小春が幻獣形態となり、《黒騎士ブラックナイト》へと変化した。アカシクの呪いは恐ろしく、首を斬られたのにも関わらず、何とも無かったかのように再生を果たしている。


 黒騎士は、その黒き装甲をしなやかに伸ばしては収縮を繰り返した。あの装甲はセトラの《硬化》に負けずとも劣らない硬度を誇っている。その膂力だけなら、当時のラビ・レイジネスに迫る程である。

 その装甲から触手のように伸びる生体鋼鉄は、あらゆる万物の運動を停止させる開放型の《箱庭》を展開する。


 小春の脳内に、詩や会話のようなものが流れ込む。



《いつか来ると思っていた

 その日はやけに唐突で

 明日を知らぬ熾天使は

 龍の産声すら聞こえない


 矛盾なる日々の中で

 血に染まった過去を抱き

 夢幻の中で救いを求めた

 母なる祈りは海へと沈む》



《トロッコ問題って知ってるかい?

 どっちか選べって言うけどさ

 自分が身を投げ出して

 進路変更するのはどうかな?


 勿論僕らの命は無いよ

 でもね、いいじゃんか

 無謀に見えて合理的だろ?

 選べなかった僕らにはお似合いの末路だ》



《僕の命を正しく使って

 なんてダサい事は言わないよ

 だって全ては無価値で意味が無い

 価値を作るのは君の役目だ


 性格悪くてごめんね

 でも僕ら友達だろ?

 問題児タリスなんて素敵な名前

 くれたから協力してるだけさ》



《今までありがとう

 本当に楽しかったよ幸助

 君がくれたものは何の意味も無かったけど

 僕の虚無に少し色彩が生まれた


 君はまた死ぬのかい?

 薄情だね、僕と同じで

 諦めが悪くて未熟だったけど

 君に会えて良かった》



 ーーーー死から蘇り、突如として小春の中に流れ込んできた記憶は、意味の分からないものばかりだったが、今はそれを気にしている場合では無かった。

 自我を制御し、黒騎士の装甲を更に《硬化》し、幸助から貰った最強の魔装具《煌星夢幻弓イマジナリー・ダスト》を構える。


 「・・・ぁぁぁ落ち着け、落ち着け、私・・・!」


 弓を構える手が震えた。死んだのは初めてだった。あの痛みと恐怖は、2度と味わいたくないと思えた。

 幸助君は、こんな思いをしたのか。


 ずっとギリギリで、戦ってきたのか。


 ーーー何考えてるんだ。相手はあの勇者だ。気を抜いたら、さっきみたいに一瞬で殺される。


 仮面の奥で、黒騎士は睨みつけ、構えて魔力を込めていく。


 「ーーーなんだ、あれは?」

 ネメシスは驚愕の表情を浮かべた。異質な魔力と見た事のない恐るべきその魔装具は、ネメシスの中で違和感の塊だった。


 「あれは切り札だ。」

 セトラは答える。


 「ーーー骨がありそうだ。じゃあ、遠慮は要らないな。」


 そう言うと、ネメシスは魔神剣の鞘を背中から外した。そして、腕を突き出し、鞘に魔神剣をゆっくりと納めて、唱えた。


 「ーーー《魔神威界カンナ・ウェンカムイ骸王回顧世帰リ・ユカラ・ポクナモシリィ》ーーーー」


 柄に収められている旧神の表情が苦悶の表情を浮かべ、嘆いた。

 終わらない地獄に絶望するように、旧神が絶叫する。


 ーーーーネメシスの詠唱が終わると、魔神剣イノセントは透明化し、消失した。



回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回



 「ーーーー何したか知らねぇけど、そんなに余裕綽々でいられるとムカつくな!」


 セトラは、スキル《神脚アクセル》を発動させつつ、脚元を小さく《爆撃エリミネイト》により爆発・加速して、一瞬で音速を遥かに越える速度を出しながら、手の平で魔弾を生成した。


 「《爆撃エリミネイト集束魔弾クラスタークライシス》ーーー!!」


 「《魔道ステイン二番セカンド聖幻羅刹ハンドレッド》。」


 「ーーーー魔剣ステイン使えんのかよ!!魔神剣は使わんのかいこの浮気野郎!!」


 セトラが発射した複数の魔弾を、ネメシスはその分の魔剣ステインを複製した。2の5乗は32。指数関数的に増加する幾多の魔剣は空中に固定され、まるで空中で作り出した魔法陣から魔法を射出するように、魔剣は光線ビームを発射した。


 光線が魔弾を貫いた。魔弾は空中分解し、形を保たなくなった瞬間、《爆撃エリミネイト》が暴発していく。セトラが一瞬の隙に編んだ魔弾でさえも、地面に大穴を穿つのは十分過ぎる威力であった。


 セトラは、その光線を《予測》し、ギリギリで避けて体勢を取り直す。が、《予測》がまた感覚的に機能し、セトラは自動で首元を《硬化》した。


 魔神の手に握られていた魔剣が、セトラの首に直撃するが、斬る事は叶わなかった。


 一瞬でも遅れていたら、首が刎ねられていたが、魔神はセトラに触れようとその手を伸ばす。かつてのブラッドは、触れるだけで人の存在そのものを世界そのものから亡き者に出来た。その総接触時間はおよそ5秒。だが、一瞬触れただけでも自我を保てなくなるとも言われていた。

 

 ネメシスは完全な神である。その一瞬で全てを消されかねないーーーーー。




 黒騎士は、魔装具に魔力を込め、万死必中の一撃を放つ。全てを貫き穿つ浄化する光の矢は、ネメシスの魔剣すらも上回る質量で心臓を狙う。

 全てはセトラを救う為である。あわよくば、魔神の命さえ破壊する為に。


 魔剣と煌矢が衝突した瞬間、金属が凹んだような爆音が鳴った。


 「ーーーほう。」


 煌矢は魔剣を穿ち、そのまま魔神の身体を貫いた。《真創具顕現リクリエイト》で創られた魔装具は、やはり常軌を逸した破壊力を兼ね備えていた。


 「やるじゃないか。」


 魔神が体を貫かれながらも笑っている隙に、セトラは体勢を整えて《神脚》で距離を取る。


 ーーーーが、《星誕スタァブレス》には回数制限が存在しない。更に、魔神により強化されたスキルは、距離の制約すらも取り払う。


 一度触れてしまった相手を座標として、その対象の半径5メートル以内に瞬間移動し入り込む事が出来る。


 魔剣に触れてしまったセトラは既に、魔神の全ての攻撃の射程範囲となってしまっていた。


 ーーーーならば!!


 《星誕スタァブレス》により迫ってきたネメシスを、閉じ込めてやればいい!


 「《箱庭》、展開!!」


 「出し惜しみすんなよ!!」ネメシスは純粋な笑顔を浮かべた。


 「うっぜぇな!!《炎延地獄》ーーー!!!」


 地獄の業火が再現される。セトラの周囲は鉄すらも一瞬で蒸発させる炎熱が発生する。酸素を燃やし尽くすなど生温い。セトラが発するそれは太陽の顕現、核反応そのものである。


 ーーーが、魔神は身体を気化されながらも、何事も無くセトラに迫る。炎熱によるダメージを自身の回復力で上回り、身体を灰に変えられながら同時に再生していた。


 それは理屈で説明の不可能な現象。有機物は一瞬で融解する程の熱を耐える方法などありはしない。だが、魔神は当たり前のように耐える。これではまるで幸助の回復力と同じである。白き獣と化したそれは、幸助のしぶとさを超えていた。


 「ーーーふざけんなよマジで。」セトラは毒付く。

 「ふざけているのはそっちだろ。」魔神ネメシスは口元を歪めて言った。

 「何がだよ?」

 「俺の知っているセトラじゃないな。そうか、平和な世の中で更に研鑽を重ねたのか。」

 「《箱庭》と同時発動してやる。《爆撃エリミネイト偽繕創造クレイジークライシス》。」

 「ーーーすごいな。旧敵の脅威すら認め取り込み成長する。まさに龍王。」


 セトラは、自身を媒介にして、爆発させる。


 ーーー今までのセトラは偽物である。竜が《変身》し、本物同然に戦っていたに過ぎない。


 現在のセトラは、更なる高みに至っている。それは、自身の身体から生み出す竜が、自身と同等のスペックとして振る舞う事が可能となっているのだ。


 《龍世界》である《炎延地獄》も、ただの分身が使えてしまう。それは、龍王セトラというただ一つの脅威が幾つにも分裂するという事。危険度SSS〜の個体が何体にも増殖するというのは、かつての異世界ベータなら魔王軍すら1人で相手出来る程の強さとして君臨していただろう。

 

 

 《箱庭》もろとも、全てを巻き込む大爆発。ーーーだが、届かない。



 「ーーー今のは効いたな。」


 プスプスと、白い体毛が少し焦げている。ただ、それだけの負傷しか与えられない。


 「ーーーまぁ、あとどれくらいお前がこれに耐えられるかの勝負になるのか?」


 空には、夥しい数のセトラが群体となっていた。軽く100体は超える危険度SSS〜相当の厄災が、各自魔弾を生成している。


 「無理だな。流石にこれをまともに全部喰らえば死ぬわ、俺でも。」

 「にしては、余裕だなァ!」

 「そう。渇きが足りないよ。ああーー魔眼が疼いて仕方が無い。」

 「ーーー何を言っている?お前に魔眼があるだと?」

 「ああーーーーそりゃそうか。知らないよな。だから教えてやるよ。俺は魔眼王様から魔眼を与えられている。他の幹部は大方、姿を保つ楔として使用されているに過ぎないが、俺は元々、《融合》の適合率が高かった。だからこの魔眼は俺の意志で発動する。」

 「それが何だと言うんだ?ネメシス?」

 「魔眼の特性は様々だ。ただ、これは特別性でね。他の幹部は自己修復機能に特化しているようだが、俺のは真っ新な漂白された魔眼だった。だから埋め込まれた時に、俺の思うがままの有利な特性が発現した。お前は幸助以外にも魔眼の持ち主と相対した事がある筈だ。魔眼はスキルや魔法の効果を極限まで引き出す作用がある。そして、それは固有スキルも対象だ。」

 「そうか。で?」

 「私の魔眼は蒼い。それらは全て敵を倒す為の力。神の持つ力と、私の《勇道ブレイヴ》は変質を遂げて進化している。」

 「皮肉か?もうお前に祈る奴はいないだろうに。」

 「嫌がらせとしか思えない、とでも言うつもりならやめておけ。私はこの末路を憎むが気に入っている。憐憫は必要無い。何故ならーーーー」



 「お前達は、今から殺されるじゃないか。」

 「《魔神威ウェンカムイ塵王罪罰ロストフル・パニッシュメント》。」


 天に蠢く無数の黒き雷。それを無から発する雷雲が晴れ、闇を裂く星の後光が空を覆う。そこに、更に夥しい程の《魔剣ステイン》が空に固定するように、浮いている。

 その数、千を超える。


 「残念。」


 その更に上空で待機していたセトラが自信を起爆し、大爆発を巻き起こした。

 上空の魔剣は跡形も無く消え去る。


 ーーーーが、信じられない事が起こった。


 その魔剣が、各自で再生を始めたのだ。

 まるで、時が巻き戻されるように、何事もなかったかのように修復される。

 新たにスキルを詠唱し、魔剣を配置したとか、そういう類のモノでは無かった。

 これは、まるでーーーーー


 「まぁ、無駄なんだよ。俺のスキルは、事象そのものに干渉する神の力。」

 「ーーーー時間遡行!!!」

 「あと、言っとくがここまで来るのに俺は既に7回死んでいる。骨が折れるぜ。」

 「ーーーーあの時。」


 セトラは、何故、魔神剣イノセントがスキル詠唱と共に消えたのか、ずっと疑問だった。あれには、何の意味があったのか、と。


 そうか。あれは、セーブだったんだ。

 いつでも、あの時点からロード出来る様に、時間そのものを《固定記録》したんだ。


 だから、《炎延地獄》でも死なないのだと考えれば納得出来た。あれは、神であれ焼き尽くす太陽の顕現に他ならない最強の結界そのものである。吸血鬼コースケでも、長い時間は耐えられず、必ず後遺症に近い障害が暫く残る程の恐ろしい技なのだ。

 有機物であれば、一瞬にして、全て溶かし尽くす。鉄でさえ蒸発する熱の渦に居て、ただで済む訳がない。何か、保有しているスキルで対策を施したのだ。

 加えて、戦っていたセトラが偽物である事を看破した理由も、時間を巻き戻しているのなら理解出来る。事前にワイバーンを用意しまくっていたなんて、事前情報無しで分かる訳が無い。


 と、同時にこんな化物を7回も既に殺していると知り、少し安堵した。これでも死ぬのか、こいつは。


 「これで確信した。やはり切札という表現は的確だったよセトラ。過去の巫女がまさかこれ程異常な存在だとは。確かにこれでは、アイナ姫様が可哀想だ。余りにも性能差があり過ぎる。」

 「ーーーほう。あの間に小春が活躍したのか。」

 「そうとも。その内5回の死因は全て過去の巫女によるものだ。」

 「・・・・・・何だと?」

 「どういう性格してたらあんな《箱庭》になるんだ、って言いたい。だから、封じさせてもらってるんだよ。」

 「ーーー小春は!?」


 小春の姿が見当たらなかった。

 あれだけのセトラがいるにも関わらず、セトラは気付かなかった。


 「ーーー《神隠かみかくし》。これは本来、神の伝承から始まったスキルだ。対象を見るのと同時に、期間を定めて存在そのものを消す。」

 「ーーーーはぁ!?」

 「認知を変えるとかでは無く、一時的に行方不明になるってだけのものだがな。だが、あの魔力量を保有する過去の巫女には、この魔眼を以ってしても、僅かな分単位でしか消す事は不可能。それまでに、龍王セトラ、お前を倒す。」

 「でも殺しきれなかったらまたやり直すんだろう?」

 「お前の手数はバレている。」

 「だろうな。でも、私はお前に殺されてもいいって思ってるぜ?」

 「何だと?」

 「殺しきれないんだろう?小春を。あいつの力とやらに恐れているんだろう?なら、無限回数繰り返しても、私達が負ける事は無い。」

 「時間を戻しても、お前のみを消す事も可能なんだが。」

 「マジで!?まぁいいけど!私の人生は、もうピーク過ぎたから。そうだな、最強のお前に殺されるのは本望だ。一度全力で、戦ってみたかったよ、勇者ブラッド。」

 「戦闘狂同士、もう言葉はいらんな。」

 「干渉に浸る隙なんて無いぜ!!地球壊れたらごめんなァ!!!」


 セトラは、狂ったような笑みを浮かべて叫びを上げる。空から地に堕ちる方向へと向かう天剣は、ネメシスの合図と共に光始める。


 ーーーーーその日。


 日本は、彼等の戦いにより最高気温を記録した。夏の茹るような暑さの中。その更に20度も上回る65℃を観測した。

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