若者よ! 鉛筆を転がして選挙に行こう!
いつの時代もこの国では政治への不満は溢れている。
特に近年、少子高齢化による年金問題が騒がれているにも関わらず、政府は上級国民や高齢者を優遇し、若者に待遇を与えるわけでもなく『最近の若者は消費をしないから経済が回らない』と喚いている。
それをみた若者はこう思うだろう。
『消費しないのは貯蓄がなく将来が不安だからだ』
『子供をつくらないのは莫大なお金が必要だからだ』
『それならば今を趣味に生きたほうが有意義ではないか』、と。
そして政治に関心をもった若者も、独自に調べていく内に
『どの政党も黒い部分を抱えている。それならばどの党が当選しても、結局当選した所が甘い汁を吸うだけで何も変わらない。つまり投票するだけ無駄だから投票にいかない』
という結論に達する方も多いのではないだろうか。
確かにその通りである。
しかしこのままでは若者冷遇による日本破滅の未来は免れない。
貴方達が生きている間さえ暗い未来になってしまうかも知らない。
ならば見方をかえてみよう。
『何故政府は高齢者ばかり優遇して、日本の将来を担う今の若者の味方をしないのか』
この答え、非常にシンプルである。
『票を集めないと当選しないから』
そして
『若者よりも高齢者のほうが投票率が高いから』
である。
1つの政党が、1人の政治家が、仮にどれだけ立派な思想を持っていても当選しなければ何も始まらない。
故に彼等彼女等政治家達も、高齢者を優遇し票を集めるしか方法が残されていないのだ。
ならば若者がみな選挙に積極的になってはどうだろうか。
例えば、アニメコンテンツ等が『オタクに媚びてる』『腐女子の言いなり』等と侮辱的な言葉を聞く事がたまにあるが、それは『オタク』『腐女子』と呼ばれる(自称する)人達がそのコンテンツに投資し支えているからに他ならない。
2-30代の現在投票率は全体の半分にも満たないと言われている。
ならばこの未投票勢力が皆、投票に言ったならば、各政党は決して若者を無視できない!
『でもやっぱりどの政党も問題あるし、政治家個人に興味ないし、どこに投票していいかわかんないし』
というそこの貴方!
ここで本作品のタイトルである。
鉛筆を転がして、つまりはランダムにテキトーに選んで投票するのだ!
日本の未来を明るくするには、あるいは今の生活を豊かにするには、『どの政党、どの人に投資するか』ではなく『どうやって政党に若者に投資させるか』に掛かっている。
ランダム投票に毎年行って、数年後貴方に媚びてくる政党関係者がいたならば、そいつに投票してやればいいだろう。
それを皆がすることで、他の政党関係者も同じ事をしだす。
そう、政党関係者はみな若者に媚びるようになるのだ。
結果、例えどの政党が、どの政治家が当選しても若者に金が入るように政治は動いていく。
我々はマシな政治家を選ぶのではない。我々が政党家をマシに変えるのだ!
いつかきっと、日本の未来が明るくなりますように。