歌の精霊
ミキワメザルに言われたけどわたしフィクションだったんですって、わたしとしては全く自覚がないんだけどああも言われるとちょっと不思議な気分ね、じゃあ今までの自分の感じたり感動したこの気持ちも全部フィクション? ミキワメザルはそんなことないって言ってたけど言われた側としてはやっぱりまだ腑に落ちないことはあるわ、もし誰かにわたしを否定された時現実の肉体を持たないフィクションというわたしは普通の人より比較して軽いからすぐ飛ばされちゃうんじゃないかって、フィクションなんてその程度のものじゃないかって、そんなんで本当にわたしは真の愛のセックスマラ王になれるのかしらって……、わたし、ちょっとおセンチになってるわね、いけないわ、きっとフィクションのわたしにしかできないことがあるはずよ! わたし頑張っちゃうんだから!
ところで何故だかプロフェの旅団はいつの間にかいなくなっていたの、まさかミキワメザル程度で退却しちゃったのかしら、分からないわね、そんなこんなでわたし達の旅は悪魔皇帝エドウの刺客プロフェのことも気にしながらすることになったってわけ、
わたし達はある湖で休憩をしていたの、するとウタリが大丈夫か? って声をかけてくれての、いつもならぶすっとしているウタリだったからわたしびっくりしちゃって、わたしそんなに落ちていたのかしら、だっていつもなら10回セックスするところが3回しかしてないからって、そうなんだ、わたしウタリが心配するぐらい滅入っっちゃってたなんて、そうね、くよくよしたって事実が変わることはないわ、じゃあセックスしましょうってウタリに言ったら……わかったって、ええっ!? ウタリセックスさせてくれるのっっ!? 顔を赤らめもじもじしたウタリがシュルシュルシュルル……、いつもは軽くあしらわれてたからなんかわたしまでどきどきしてきちゃった……、これが新婚初夜の気持ちってやつ? かしら、そんな感じで固まってたらうふふって誰かに笑われたの、えっ、誰? と思って辺りも見回すとそこには小さな妖精がいたのよ、うふふ、セックスしてるセックスしてるって笑ってた、そうよわたしはセックスするのよって言ったら、だってあなたフィクションなのにって、ガズゥゥ~ン、ちょっとかなりグサッときたわね、やはりいたずら妖精だからこれぐらいは言うのね、怒ってそれ以上彼女のことを茶化すな! 私が許さないぞって、妖精を上半身裸で追っかけまわしたの、あなたは死者ね、あなたは死者ね、うふふ、とってもいい音色がしそうね、さあ、みんなで歌いましょ、って、妖精が言ったの、妖精が腕を上げると湖にさらさらとした風が吹き抜けてハープみたいな音がしたのよ、その風は周りの森をも叩いて木琴みたいなポ~ンポ~ンって音がなる、シュララシシャララ、ポンポンポ~ン、なんだかとても心地いい音だったわ、ウタリも思わず追いかえるのを止めてその音色に聞き惚れていたわ、すると妖精はわたしに言うの、わたしの歌も形のない刹那のもの、あなたと同じよって、すると妖精はわたしの頬にキスをしたの、そしたらもうセックスね、シャララシャララ、ポンポンポ~ン、ンハンハアハァ~~~ン! こんな美しい音色を全身で感じながらするセックスは最高ね! この美しい音色の中で突然おピンクボイスがこだましたもんだから聞き惚れてたウタリもさすがに気付いて、あっ、ずるい! って3Pが始まったわ、この時初めてウタリを味わったんだけどとても柔くていい匂いがしてまさに甘~いスイーツみたいだったわ、ほんと食べちゃいたいぐらい、こっち上の口よ、今は下の口で味わっているけど、すると妖精がもっとセックスの領域を広げましょ、体で音楽を奏でましょって、いいわね体で音楽! この愛のセックスマラ王にはぴたtりじゃない! 妖精がくるっと一回転して歌の妖精とセックスワルツ! って言ったわ、するとわたし達の激しいセックスの若い汗の滴がダイヤモンドのようにキラキラと宙に舞ったの、幻想的だけどまあこれ汗よね、でもまあセックスでそんなこてゃ気にしない!
さらに妖精はいろんなもの混ぜ込もうよって言うの、わたしの腕の中にいたウタリにあなたはどうって尋ねたわ、そしたらふえ? わたしあなたのスキがわたしの好きよって、もうセックスにメロメロになってるみたい、うふふ、可愛いわね、ガードの固い子ほど心から触れ合った時はとってもキューートな魅力を見せてくれるのよ、だからわたしは妖精に妖精さんお願い! わたし達をもっと美しい音楽セックスの世界に連れていってって! そしたら妖精は歌の妖精とセックス! カルテット! とクルンクルン宙返りしたら湖が楽し気に波立ち木々はダンスを踊っているかのようにぶんぶんと揺れ出したの、わたしもなんだか楽しくなちゃって、シャララシャララポンポンポ~ン、ンハンハアハ~ンザバァ~ンブンブン、まるで世界のすべてがわたし達を祝福してくれているようだわ!
でも急にわたし思い出しちゃったの、こんなに祝福されて、気持ちいセックスだったとしても、わたしはフィクションなのって、こんなことを考えるのは目の前の一瞬を真剣に懸命に生きていない暇人ぶってるからだって言われたらそれまでだけど、わたしは急にわたしのセックスに自信が持てなくなってしまったの、周りのみんなが現実で、でもわたしだけフィクションで、結局わたしがあたえる愛のセックスは現実の愛のセックスではないフィクションの愛のセックスではないかって、本当は愛のセックスのほうがいいんじゃないかって、するとそれを見抜いた妖精が言ったの、そんなのカンケーないっ! 音楽は形のない刹那だ! それが美しい! 初音ミク! って、そうか、そうよね、人じゃない歌声だって、人を感動させることができんだものね! みんなの感性は、きっとそれに、人じゃないフィクションのわたしのセックスでもみんなを感動させられるわよね!
妖精はさらに歌の妖精のセックス! クインテット! すると妖精は七色に光だし湖一帯をまばゆい光で照らしたわ、まさに幻想の世界って感じ、さらにさらに音楽のグルーブへ! 感動へ! 妖精はガンガン行くわ、もうわたし達どうなっちゃうの~!
妖精はまだまだ言うわ、歌の妖精のセックス! シンフォニー! するとまばゆい世界はバゴッ!! って地面が割れてわたし達の音楽セックスだけが天空のステージみたいになったわ、そしてどんどんどんどん天空へと昇っていくの、これ、別にわたしがラリっているわけじゃないのよ、まあ妖精がわたし達に内緒で何か仕込んでいたならわからないけど、
そして妖精がみんないくよ! 音楽のセックス世界の果て! 歌の精霊のセックス! オーケストラッッ! そしたら天空のまばゆい音楽セックスの世界がなんとわたし達のなかにビュルルルルルって入ってきたの! もうわたしの全身という全身、五臓六腑か血管の一本一本に至るまで、美しい音色の音楽がギュルンギュルウ駆け巡ったわ、もうわたしそのものが一つの楽器、いや、音楽そのものになったみたい、そしてバァァァーーーンッッッ! ってはじけたの、これぞまさに音楽セックスビッグバンね、
するとわたしとウタリは裸で湖のほとりで寝転んでいたわ、狼がそばにいたわ、妖精はもういなかった、わたしがウタリを起こして気持ちよかったねって言ったらウタリ、……うん、気持ちよかったって言ってくれたわ、そしてぎゅって手を握ってくれたの、わたしとても幸せだったわ、するとウタリはこのぬくもりも君はフィクションだというのかい、って、火照った瞳で聞いてきたの、わたしはそんなことないこれは本当愛って答えたけど、多分これからもわたしは自分がフィクションだということがアイデンティティになる
でしょう、でもわたしは、愛のセックスが、大好き!!




