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終末の後

そしてわたしは死んだのね、死後の世界に来たの、だって世界は滅んじゃったでしょ、そこにはわたししかいなかった、案外死んでみたらどってことなかったわ、ねえこれからどうしましょう、そうよわたしはマラを探していたんだわ、マラを手に入れて本当のマラ王になるんですもの、とりあえず誰かに会えないかしら、わたしは歩き出したわ、そこは見渡す限り白い世界だった、ずっと歩いてわ、疲れたら寝て起きたら歩いてを繰り返したわ、

わたしはセックスがしたくなったわ、死んでもやっぱりセックスで気持ちよくなりたいの、まさか死んでもセックスがしたくなるなんて思ってもいなかったわ、やっぱりセックスは肉体を超えた快楽のエネルギーなんだわ、だから死んで肉体がなくなってもセックスしたくなるのよ、そういえばわたしは裸よ、何も着ていないわ、でもそれは当然ねだって世界が滅んだときは裸でセックスしてたんだもの、セックスしたい気持ちはどんどん大きくなるばかり、耐えきれなくなってわたし自分を慰めちゃったわ、生きてた時には考えられなかったわ、だって裸で歩けばそこにはセックスの相手がいたんだもの、でもやっぱり慰めるのは虚しいわ、全然満たされなくてたぶん一週間ずっと慰めていたこともあったわ、セックスがしたいセックスがしたい体が裂けていくようなオルガズムを味わいたい、これ以上このままだと頭がセックスでおかしくなりそうになったの、

そこに一匹の狼が現れたの、その狼は灰色だったわ、わたし肌恋しかったから狼に抱き着いたわ、そして目元にキスしたの、この時噛まれなくて今考えたら本当に危ないことをしたわねわたし、その毛は柔らかいけど触感が良くてなんだかむらむらしてきたわ、でも狼がお嬢さんいかがなされたと聞いてきたので気が戻ったわ、わたしは狼にマラはどこにありますかって聞いたわ、狼はわからないみたい、でも村で一番偉い長老狼ならなにか知っているかもしれないって、だからわたしは狼にあなたの村に連れて行って欲しいと言ったわ、狼はいいよって言ってくれたけど狩りの最中だから手伝ってくれたら案内してもいいと言ったわ、わたしは狼の狩りを手伝うことになったわ、

狼はずいぶん遠くから狩りに来ているみたい、狼に獲物はどこにいるのって聞いたらいつか出てくると言ったわ、でもこの時も実はわたしはセックスで頭いっぱい、襲うならわたしにしてくれないかしらなんて思ったわ、この際相手が狼でもいいわ、わたしは寝ていた狼に後ろから抱きついたわ、そして狼とセックスしたの、狼は繁殖期にしかセックスしないって思ってるの、わたしが後ろから手を伸ばして摩ってあげたら元気になったわよ狼のあそこ、だから大丈夫、その日のセックスはとてもとても気持ちよかった、狼も気持ちよかったみたいでたぶん三日間ぐらいずっとセックスしたわ、

わたしはセックスだけしてたわけじゃないのよちゃんと狼の狩りも手伝ったんだから、狼が遠くで身を潜めるのね、そしてわたしがセクシーな踊りをするの、それにつられてやってきた獲物を捕らえるってわけ、これは狼とわたしがセックスの後話し合って決めたの、そういえば狼のあれって少し細かったわ、ぶかぶかだったの、でもいいとこに当たって味があっていいのだけれど、わたしがセクシーな踊りをしているとフットボールぐらいの黒い靄みたいなものが近づいてきたわ、なんでわたしが一人だった時に来てくれなかったのかしらね、この黒い靄が近づいてきてわたしの肌を舐めた時気持ちよかったのよ、狼がそれを見計らって飛び出してきたわ、そして黒い靄を捕まえたの、これで馬鹿にされずに村に帰れるって狼は言っていたわ、お祝いにその後は盛大に叫びながらセックスをしたわ、セックスしながら叫ぶって気持ちいいものよ、

わたしと狼は村に着いたわ、村といってもチョークみたいな線と黑い靄の革でできた家があるだけだったわ、狼が声をかけると家から狼達が出てきたわ、これで複数匹でセックスができるわね、セックス祭りの始まりだわ、長老狼が出てきたわ、狼が長老狼に訳を話したらわたしは長老の家まで案内されたわ、長老狼の家に着いたら本当はマラの在り処を聞かなくちゃいけないんだけどどうしましょうわたし複数匹セックスのことで頭がいっぱいだったの、さっきからずっとね、だってわたし色情狂だもん、セックスしないしないと生きていけないもん、

わたしが長老狼の家の入ると長老狼は座ってところであなたは若い狼とセックスしたというのは本当ですかなって言ったわ、わたしは笑顔ではいその通りですって言ったわ、できればこの長老狼ともセックスして頂きたいと長老狼が言ったわ、願ってもないチャンスよ、わたしは長老狼とセックスしたわ、あの若い狼とは違って熟練した粘っこいセックスだったわ、でも若いセックスも好きよ、元気があっていいもの、でもこうゆうのも好き、セックスは十人十色を楽しむべきなの、それがわたしのセックス道なのよ、

セックスを終えた後長老狼がもう久しぶりで戻らないと思っていたがあなたの力で元気になったぜひ村の若い衆にもやっていただけないだろうかあいつらも元気がないと言ったわ、もちろん断る理由はないわ、セックスの快楽はみんなに平等に与えられた権利ですもの、わたしは長老狼の家を出て村の広場でセクシーな踊りをしたわ、すると若い狼達が寄ってきてみんな元気になったわ、みんな元気みんな元気、わたしにとってこんなに嬉しいことはないわ、だってみんながセックスのエネルギーを取り戻したんですもの、それでわたしは若い狼達と三十六Pセックスしたわ、相手は狼だけどね、人間と同じように一匹ずつ形が少しずつ違うの、だからやっぱりやりがいがあるわ、

そしてわたしは村の狼達とセフレになった、セフレは至高の絆だわ、だって肉体の欲望ののみでつながってるんだもの、何にだって負けはしない、わたしは狼達とのセックス三昧、この前みたいに自分を慰めるのなんてもうこりごり、やっぱり相手がいるのはいいわ、でも狼達って気持ちよくなると甘噛みするのね、痛いのよそれが、だから甘噛みしたら途中でもやめちゃったわ、だってわたし裸だもん、噛まれ過ぎたらわたしの玉のお肌に傷ができちゃうもの、そうしたら狼達も甘噛みしなくなったわ、よかった、

わたしの悪う癖だけどこの狼の村にだいぶ入り浸っちゃのよね、だってまたマラ探しの旅に出たらセックスする相手がいなくなったちゃうじゃない、嫌よそんなの毎日でもやりたいわ、それに長老狼にマラの場所知っているかって聞いたら知らんそんなことよりセックスしようって言っていたし、そんなこんなで一か月ぐらいかしらわたしは狼の村に入り浸ってたの、

そうしたら妊娠したの、しまったピル飲み忘れたって気付いた時にはもう遅かったわ、だってピルって死後の世界にあるかわからなかったんだもん、だんだんお腹がふくらんでいったわ、セックスはいっぱいしたけど妊娠は初めてだったからどきどきしたわ、どうすればいいのかしらって、取りあえず安静にして横になってセックス我慢したわ、でも不思議とセックスしたくはならなかっただってお腹に赤ちゃんがいるんだもの、そうよ昔の人は医学なんてなくたって子供産んでたんだからマラ王を目指すわたしにできないことなんてないわ、わたしは自分にそう言い聞かせた、でもその間も狼達が来たからセックスなしのじゃれあいをしたわ、みんな元気でそれがいい息抜きになった、

そしてわたしは赤ちゃんを産んだの、人間だったわ、ちんちんがついていたから男の子ね、今回は産むところは書かなかったわ、それはきっと言葉にできないぐらい神聖なものだから、セックスと同じね、でもわたし知ったわ、赤ちゃんを産むのってとっても大変だっていうこと、女の人は大事にしないとだめよ、セックスってわかちゃうんだから男の人の女の人への思いとか徳とか、なんでもいうこと聞くのは愛があるから、セックスにはそれがなくなる瞬間があるんだから、女の人は見てるから男の人は気を付けてね、だからって優しすぎてもダメ、時にはぶってほしいときもあるの、男の人はちゃんと見分けられなきゃね、

わたしは赤ちゃんにムロイスという名前をつけたわ、かわいい赤ちゃんだったわ、狼達もいっぱいぺろぺろしたわ、そうよねこの中の誰かがお父さんなのかも知れないんだから、そしたら、ムロイスが目を開いて言ったの、ムロイスの目は銀色だったわ、


「ここからまっすぐいったところに川がある、そこを下っていけ」


これは予言というやつね、わたしはこの予言に従って旅に出ることにしたわ。そのためにセフレを一匹の連れていくことにしたの、長老狼も若い狼達も俺が俺がって言ってたけどわたしは一番最初にセックスした狼を連れていくことにしたわ、だって彼との相性が一番よかったんですもの、

旅立つ前日は狼達と夜通しセックスしたわ、赤ちゃん産んだからってわたしのセックスへの思いは変わらない、だってわたしマラ王になるんだもの、こうしてわたしは息子のムロイスと狼を連れてマラ探しの旅に行くのでした、



続く


ただいまプロットを制作中です。

まあ、『わたし』は色情狂なのでどこでもやっていけると思うのですが。

マラ探しの旅しながらやりまくる話になりそうです。

最後までお読みくださりまことにありがとうございました。

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