表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/40

セックス、愛の留置

 そうしてわたしは警察に公職選挙法違反で捕まって貞操帯を着けられたの、でもセックスできない苦しみより今のわたしに重くのしかかっていたのは悪魔皇帝エドウのマラにわたしの愛のセックスが負けたっていうこと、それは今までのわたしのセックス人生、セックス哲学の崩壊でもあったのよ、セックスさせすればみんなセックスの愛のパワーで何より強い絆ができる、しかしそれが悪魔皇帝エドウの貞操帯と権力と支配の方が強くて、しかもそれこそが本当のマラだという、わたしはまいってしまったの、この時初めてわたしの性欲が枯れてしまったような気がしたわ、これは生前に昔のグレニゴと愛を誓い合った時の性欲の減退とは違うわ、心にぽっかり穴が開いたかのようよ、

 この時そんなわたしによく話しかけてくれる男の看守がいたわ、目を見るなり彼はどうやらわたしに恋をしているようね、わたしとの会話に熱が宿っているもの、彼とはいろいろな話をしたわ、最近のこの国ブームや国際、情勢、嫌な上司のこと、そしてマラ王悪魔皇帝エドウのこと、彼はエドウについてはあまり興味はないようだった、警察でみんなが貞操帯を着けているか取り締まる側なのに? ってわたしが尋ねたら、私としては個人的に着けていようがいまいがあまり関係ない、それがこの国のでルールだから私はそれを取り締まっているだけで私情は無いって、わたしはちょっとおかしくて笑っちゃった、なんでみんなエドウすら異常と言っていた貞操帯に縛られているんだろうって、でもわたしはそれをおかしいとか間違っているとか考え足らずとか馬鹿にするようなことはしないわ、だってきっとそんなことしたらそれは悪魔皇帝エドウのマラなんだもの、わたしの目指す愛のセックス、マラではないのよ、

 ある日なんか悪魔皇帝エドウが直々に面会に来たこともあったわ、彼は第一声に言ったわ、この前の総選挙では大健闘だったじゃないか、なによ、あんたのとのこ大勝利だったくっせにって悪態突いたらそれは初出馬の候補なんてもっと散々なもんだぞって言ってきたわ、こうやって話してる分には普通の男なのよね悪魔皇帝エドウ、なぜあんなに権力的に振る舞うのかしら、わたしはエドウに尋ねたわ、なんであなたはマラ王をやっているのかって、そしたらエドウはう~んって考えてわからない、と言ったの、わたしカチンときちゃったわ、この国のみんなやわたしにセックスの自由を奪う貞操帯を着けさせておいてわからないなんて、頭に来たわたしはセックス奥義エロエロピロートークをエドウに吹っ掛けたわ、でもエドウは全然反応しないのよ、信じられないわこいつは本当にマラ王の実力はあるのね、代わりのわたしに好意のある看守のが下の大号泣大洪水を廊下に洩らしながらトイレに駆け込んでいったわ、なんかほんとに悪いことしちゃったわね、あとで謝っときゃなきゃ、

 でもそれからでもわたしは性欲の狼に襲われることのない平静とした留置所暮らしが続いたの、わたしいつまでここにいたらいいのかしら、どうやらわたしの留置には悪魔皇帝エドウの思惑があるらしく超法規的な措置らしいの、いったいあいつはわたしをどうしようっていうのかしあら、

 暇になった看守がわたしにあんたはセックス体育武闘会でもセックス総選挙でも悪魔皇帝エドウに負けたんだから、これからどうするんだ、貞操帯着けた真人間としてここで生きているのかって、もうセックスで負けたあんたにセックスで語る資格はないだろうって、わたしはそんなことはないわって咄嗟に言ったわ、愛たるセックスとはあらゆる命の平等に与えられた自らの愛を世界に他者に暴露する活動なのよ、それを抑圧されたり禁止されたりするなんてそれは人間性のそのものの破壊に違わないわって強く言ったの、あなた達をそこまで縛るものとはいったい何なの? この貞操帯はあなた達の自由すらも奪ってしまうというの? わたしはしっかと看守の目を見たわ、すると看守は言ったの、きっと俺たちはあんたの言うような本当の愛、セックスってやつを知らないんだと思う、俺には妻がいるけどもしかしたら本当のセックスを知らないかもしれないって、嘘アンタ既婚者なの!? だったらわたしに色眼鏡なんか使うんじゃないわよ! ってわたし怒っちゃった、だから俺は妻とも上手くいかないのかなって頭を掻き始めちゃって、これはきっとディスコミュニケーションってやつね、この看守も今まで話してきて悪い奴じゃなさそうだし、一肌脱ぎますかってホントに服脱いで貞操帯一丁になったわ、う、うわっ! なんだいきなりっ! って看守は顔を真っ赤にして言ったわ、わたしは看守の耳元に檻越しに近づき囁いたわ、これはセックス奥義エロエロピロートークにあらず! これはセックス奥義その5! バイノーラルセックスよっ! このセックスのデュアルサウンドで愛の果てまでわたしと飛んでいくのよ! これが本当の愛、セックスなのよ! ああ、愛を知る人よ、これからあなたも愛を与える人になりなさい、それこそが本当のセックスなのですよ、こうしてわたしと看守は一緒に愛の果てに辿り着いたの、それはとても素晴らしい体験だったわ、わたしは貞操帯着けられてからあまりセックスに囚われていなかったんだけれど、やっぱりセックスっていいわぁ~、これがわたしの求めるセックスなのよマラ王なのよ!

 バイノーラルセックスを終えると看守が立ち上がりそして留置室に入ってくるとなんとわたしの体操帯を外してくれたの、ええ、ってわたしはびっくりしたわ、こんなことしたらあなたただでは済まないんじゃないって、そしたら看守は言ったわ、あなたはもっとこの世界に愛を届ける必要がある愛に生きる必要がある、こんなところで貞操帯をつけて真人間とかいう不感症者になってはいけない、私は愛を知る人になった、だからまず初めに貴方に愛を与えたい、外で貴方仲間が待っている、早くこの町を出るんだって、わたしは意を決してこの町を出ることにしたわ、そして看守にキスをしたの、元気でね奥さんとお幸せにねって、

 そしてわたしは悪魔皇帝エドウの国を脱出したわ、

 そこから何日か後、ある一人の男が見せしめの絞首刑にされたの、それはわたしを逃がしたあの看守だったそうよ、わたしは風の噂でそれを聞いて人生で一番泣いたわ、なぜ彼は死ななければ、奥さんを残して死ななければならなかったのかって、彼がいったいなにをしたっていうの、わたしを逃がしたから? それが彼が死に値する理由だというの? 今のわたしには重すぎるわ、狼が心配せてセックスしようかって言ってくれたわ、でもわたしはいいわって断って、彼とのバイノーラルセックス、愛の果てを思いながらオナニーしたの、そこには彼がいるかもしれないって思って、そしてわたしは固く心に誓ったわ、わたしは愛のセックスマラ王になるって、看守の彼から教えてもらった愛をもっともっと与えられる人になるために、


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ