出会いと別れ
人は自分の意志で自らを動かしていると思いがちだ。
しかしそれは大きな誤りなのかもしれない。
この私でさえ近頃までそう思ってはいたが、現実は違う。夢、希望、地獄のような戦場。それらすべては対等な高さにあり水平線上に広がる。
この一冊のノートが
無限とも思える書き始めの1ページ目からすべて等しく創造された天命だったのだ。
まもなく私の命もつきるだろう。しかし、せめてあなたたちだけでもこの現実の真相を理解していただいたい。我々が戦っていたその事実を後世に残すために
第一話 開かれる天命
どこから伝えればよいのか。
そうだなまずは私についてか。
私は天道 歩という。今は64歳。
そして何より私にはある力があったのだ。
今宇宙研究で注目を集められているエネルギーだ。
これからする話ではその存在を知ることなしでは理解することは出来んだろう。それに私が今知る限りの情報を彼らに伝えれば、ノーベル賞は確定だろう。
私もその力には助けられた。悲しい天命ではあったがここまで生きれはのはこのエネルギーのおかげだったと言うわけだ。さらに一つ忠告しておこう。
これから話す話には死がついてまわる。それだけだ。