リアルさの追求
「このゲームに求められていること、それはリアルさです」
ゲーム見本市において、そんなことを言い放った。
これが、セブンスワールドが世界に公表された初である。
エイトと今では呼ばれている人が発表した時には、いよいよかという話であった。
インターネットの超高速化によって、世界中どこにいても同時に行動することが可能となった。
そのため、サーバー同士をつなぎ合わせての、世界同時戦闘をうりにするゲームも現れた。
そのうち、高度に発達したVR技術とゲームを融合させるようになる。
多くのゲームが生まれては消えゆく現状で、セブンスワールドは産まれた。
ゲーム世界では、7つの世界びに散らばっている宝物を集め、8つめの世界へと向かい、統一王を倒して、ゲームクリアという筋書きだ。
今の時点で、3つの宝を手にした人がいる。
逆を言うと、それ以上はいないということだ。
また、ゲームのリアリティを増させるために、さまざまなCGを構成したり、デザイン会社に外注したりして、VRとしてクオリティが保たれるように構成されている。
必要であれば、プレイヤーが直接管理者に提案をすることも可能だ。
セブンスワールドは、必要に応じて進化する企業であると言ったのは、代表のエイトだ。
それを企業の指針として、現在も、成長を続けている。