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初日から、裏口下校。

昼休みの後も大変だった。

トイレ行ったらカメラを構えた人だかりがスタンバっていて何したいんだろうと思った。

廊下は常にガチダッシュ。

走っていたら手を伸ばしてくるから、ある意味アスレチックだし。

感覚の鋭いお兄ちゃんの指示の通りに動いて、避けていた。

なるべく人がいない道を選んでもらっているから教室まで遠回りの羽目に。

教室前の廊下は、壁キックしなきゃ避けれなかった。

床を尻で滑るなんてひさしぶりにやったよ。

『いい運動じゃないか。喧嘩よりもこっちのほうが楽しい!」

もう、足が筋肉痛だよ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~

やっと授業が終わった。

授業でわからなかったところがあるから質問して帰ろう。

人だかりがあるな~。あ、見つかった。こんなことしたくないけど。スリッパぬいでっと。

10人くらいが突進してきた。お兄ちゃん!

『そこの窓まで走れ。』

はい!

『窓の縁に、足ひっかけろ。そして、バク宙、高めに!」

ほっ!ンぐ。

スタッ。

着地成功したけど、、、

「足が~、ヒリヒリする」

あれ振り返ってきた。早く入らないと。

「失礼します。」

ドア閉じたらドン!って音した。

「先生、これわからないです。」

「これはねー、ここを入れ替えたらわかりやすいだろー。そしてら~~~~」

なるほど。『たしかに、』

「ありがとうございます。」

「ちょうど、儂も出るから。待ちなさい。」


「失礼しました。」

ドアあけたらスタンバっていた。

「おい!お前何してんだ。白岳くん。先に帰ってなさい。お前らはまだだ。」


「白岳くん!こっちこっち!」

「鶴見!よかった。」

「はい、これかぶって。」

「わかりました。馬の頭、、。」

少し暑い。『恥ずかしいとかじゃないんだ』

「俺に、ついてきな!」

「はい!」

~裏口まで移動~

「わぁ、裏口だ!」

『ロマンだよな』

「ちょっと待って。何で、そんなに早いの?。」

「東京では、鬼ごっこが日常だから。」

「へ、へぇ。そうなんだ。」


流石に、ここまで来たら。

「私こっちなんだけど。白岳くんは、どっち。」

「僕は、反対だ。じゃあね。」

「バイバイ。」


このまま、普通に帰りたいな。


~街にて~

もう、歩くのもきついよ。筋トレまたやるか。今後も続く予感がしてたまらない。


?「君。白岳くんだよね。」

ん、、?『どんまい』

「どちら様ですか、、?」

「中野だ。君のことを鬼灯から聞いてな。一緒に帰らないか」

「鬼灯、、中野、、、、あ~。中野 秀樹くんか。ごめんね知らなくて。」

「そっか、転校してきたのか。どうだ。この学校。」

「うん!なんか、筋肉がつきそうだよ。」

「、、、なんで?」


話してみると意外と気が合う。


「僕のことは、鬼灯さんはなんて言ってた?」

「候補、、じゃなくて面白いってさ」

『今、候補ってガッツリ言ってたよな。』

「そっか、じゃあさ。なんかこの辺りの写真見せてよ。」

「いいぞ、これとかどうだ。」

「城か~。いいな~。」


『周りから、殺気が』マジで?


女1「ねぇ、中野くん。一緒に帰ろう。」

女2「そうだよ!お話しよ。」

おう、なんか押し出された。自然な雰囲気で、、、、、、

『前方に4人の殺気。』うん見えるよ。

「ごめん!なんか鬼灯さんの信者に追いかけられてる!中野くんまた明日ね~」

「おい、白岳!なんだって?信者?」

横を信者が通過。

(あいつらのことか。)

女1「一緒に帰ろう~。中野くん。」

女2「サッカーの練習いつするの?」

(こいつらも仲間か?)

「ごめん、あいつに携帯貸しててよ。追いかけなきゃ」

二人から離れて、ガチダッシュを始める。


もの2分で僕に追い付いてきた。早すぎない。並走してきたし。

「いい足腰してるな。サッカー興味ないか?」

「超人すぎるでしょ。」


どうしよう。いい感じに撒けないかな。あっという間に家の近くまで。

「、、、俺があいつらを何とかしとくから家に帰りな。」

「ありがとう。そうだ。これあげる。飴ちゃん。」

(このタイミングで?)『こいつやっぱバカだろ』


~家の前に着いた。~

追っ手は来てない。よし、中野君が食い止めてくれたんだ。

今日はあんまりにも疲れたな。よし、予習してからすぐ寝よ。あ、筋トレも。

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