とある少年の話
K県女性教諭殺害 中二逮捕
K県T市の公立中学校で、女性教諭(36)がナイフで刺されて死亡する事件が発生。被害者が受け持つクラスの男子生徒(14)を殺人容疑で逮捕した。
学校関係者の話によると、少年は無口で目立つタイプではなく、クラスでも孤立していたといい、少年を知る関係者は驚きの表情を見せた。
県警によると三十日午前八時、少年は空き教室に教諭を呼び出し、隠していたナイフで後ろから刺した、という。同日八時半、教室に現れない教諭と少年を探しに来た男性教諭が、背部から被害者の教諭と加害者の少年を発見し、一一〇通報した。少年は「自分の価値観を否定され、恨んでいた」と犯行を認めている。
少年は中学校入学時から他のクラスメートとの交流がなく、孤立しており、被害者教諭は少年を気にかけていた。また、少年は五月頃に登校を拒否していたが、数日で復帰している。
一部のクラスメートによると、教諭は少年に強い執着心を持っていて、少年がクラスに馴染むよう、熱心に指導していたという。しかし、教諭の指導は少年の意思に反するものであったとされ、双方の考えのズレが今回の事件に発展したと考えられる。
少年の友人の話では……