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デーモンスレイヤー  作者: 名も無き海賊小説作家
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第一話 悪魔狩り

「悪魔どもにこの世界を渡すな!!」

「悪魔どもに思い知らせてやれ」

そこら辺に悪魔に取りつかれた死体が徘徊していた。

そんな化け物と渡り合う人間達がいた。

彼等はそれぞれに悪魔を消滅させる武器を持ち、

悪魔達を切り裂く。

それでも悪魔達も人間を喰らいその戦力は拮抗していた。

「さぁ、殺るか」

「コイツ等を討ち果たし終わりにしましょうか」

「我が神の元に送ってやる」

「切り捨てる」

まだ大量に残る悪魔達の元に四人の男達がそれぞれの武器を構え

ゆっくりと歩み寄る。

「さぁ、悪魔狩りといこうじゃねぇーか!!」

「「「おう!!」」」

そう言って四人は悪魔達の軍勢に突っ込んで行く。

これが後に伝説の戦いと呼ばれる戦いと成った。


この世界には悪魔に死体が取り込まれ生まれる『デーモン』や

死体が悪魔に取り込まれるのは同じだが元々意識が弱く、

取り込んでも意識を持たない『エビル』等が現れて

人々を喰らい世界を侵略しようとしていた。

そんな悪魔達を狩る為戦う者達が居た。

彼等の事を人々は『デーモンスレイヤー』と呼ぶ。

彼等は『ソウルギア』と呼ばれる魂を宿した武器を手に

日々デーモン達と渡り合って居た。

十数年前にデーモンとエビルの大軍勢とデーモンスレイヤーの

頂上戦争が起こり、その戦いで人間側もかなりの被害を

出したものの、デーモン達を多く滅ぼし残りのデーモン達も

封じ込めた。

しかしデーモン達は虎視眈々と地球侵攻の機会を狙って居た。


「やれやれ、今日も学校が終わったな」

「ああ、お疲れ様だな」

「お互いにな、それにしてもデーモンとかエビルが

また動き出してるみたいだな」

「まったく物騒なものだ」

俺は酒鬼火呂、普通の高校生だ。

そして隣の奴が親友の海野刀真、剣道と抜刀術を得意とするが

かなりの天然だ。

こんなご時世だが平和に暮らして居る。

だがこの日そんな平和が崩れさる。

刀真が何かに気付く

「あれは、、、」

「まさか!?大丈夫ですか!!」

刀真が見つけたのは倒れた人間だった。

何かの病気かと思い急いで倒れてる人間の元に俺達は駆け出した

だが倒れた人間が突然姿を変えながら立ち上がる。

「あれはもう人間の死体じゃない、悪魔に取り付かれてやがる」

刀真が顔を真っ青にして呟く

俺も体が震え、歯がガタガタと音を鳴らす。

更にいつの間にかエビル達に囲まれて居た。

「クッ!!」

「チクショウ!!」

俺達が自分の人生を諦めて絶望した

そんな刹那囲むエビル達を光弾が蜂の巣にしていた。

そして何処からともなく女の声が響いた。

『簡単に人生諦めるじゃ無いわよ!!

今、道を作ったから走り抜けなさい!!!』

「あ、ああ」

「火呂行くぞ!!」

俺達は女の声を聞き人生を奪わせ無い為に走り出した。

後ろではエビル達うめき声と銃声が響く。

俺達は必死に逃げた。

だが俺は刀真とはぐれ、更には袋小路に迷いこんだ。

「クソが!!」

俺は再び絶望する

しかもさっきの光弾は今度はエビル達を吹き飛ばす事は無かった

(今度こそ俺の人生摘んだか!?)

だが俺はあるものを見つける、

(チェーンソー!?)

それは地面にめり込んだチェーンソーだった

(何でこんな所にチェーンソーが地面に刺さって)

チェーンソー刃先が完全に埋まり、使えそうに無い

更に普通の武器じゃデーモンやエビルは倒せ無い

たがそれでも悪魔に殺されたく無くて、生きる道を諦めたく

無かった。

チェーンソーの柄を握り引き抜こうとした。

すると一瞬で目の前の景色が変わった。

赤い光に包まれた空間に一人の鎧武者が立つ。

『力が欲しいか?悪魔を狩る力が』

「ああ、悪魔どもを討ち滅ぼし人々を守る力が!!」

『よかろう、我が力を持って行け!!』

聖獣、英霊、聖霊等の魂を宿すのが『ソウルギア』だと聞く。

このチェーンソーもソウルギアの一つらしい。

「お前の名前は何て言うんだ」

『我こそは酒呑童子、烈火の鬼神なり』

「そうか、よろしくな」

『ウム』

そして視界が戻りエビル達を見渡す。

手には酒呑童子の宿るチェーンソーが握られていた。

「武器としてのお前の名は煉獄だ」

酒呑童子の宿るチェーンソーに煉獄と名付け、

リコイルスターターに手を描け引っ張る。

そうすれば轟音と共にチェーンソー刃が火を吹き上げる。

そのままエビル達を切り捨てる。

エビル達を切り飛ばしエビル達を燃やし尽くし

辺りを火の海してエビル達を葬りさる

そんな時、少し上の方から声が聞こえてくる。

「おや、私の計画を邪魔するのは貴方でしたか」

電線にぶら下がり火呂を見つめる男が居た。

「よくも私の人間抹殺計画を邪魔してくれてますね

デーモンスレイヤーにすら成れて無いクソガキが

ソウルギアを手にしただけで私の邪魔するのですか」

「お前が親玉だな、お前の名前はなんだ!!」

「生意気な人間が!まぁ良いでしょう

私の名前はヴァンパイア、魔界の貴族ですよ!」

デーモンの男はそう名乗った。

「キサマを殺してこの町も我等悪魔の軍勢の肥やしにしてやるよ、死ね!!」

ヴァンパイアの男は飛びかかり襲って来る。

火呂はチェーンソーを構えヴァンパイアを切ろうとする。

しかしヴァンパイア素早い身のこなしでよけ火呂を

爪で切り裂こうとする。

「キェー!!」

だが一瞬の隙をつき火呂はヴァンパイアを切り裂いた。

「バカな!?この私が!!

こんなクソガキの人間に!!!」

更に火呂はヴァンパイアを切り裂いた。


こうして火呂の戦いが始まった。





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