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Prologue  作者: 歌慰璃
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第零話

――あなたは自由という言葉をどう定義しますか?

そして、何を求めますか?


彼はそう言って僕を見た。いつもの微笑を湛えながら……。

答えられないでいる僕に微笑みかけた彼は悠然とその場を去っていった。

部屋に取り残された僕は呆然とその場に立ちつくした。そうするより他になかった。ただ彼がでていった扉を見つめていた。

自由……。考えてみた事も無かった。その言葉の持つ響きに惑わされて憧れた。僕が求め、望むものが本当に自由と呼べるのか。

冬も終わり春の風が吹こうという時節、静寂に支配された部屋に身動き一つとろうとしない少年はいつまでもひっそりと佇んでいた。



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