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小説家になろうを知ろう ~小説家になろうをグラフ化してみた~  作者: ゆうゆう@なろうデータ収集卿
1章 Re:ぜろから知っちゃう「小説家になろう」
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小説家になろうの歴史を知ろう

☆データ情報☆

※今回の使用したデータは2018年10月13日現在のものです。

※サイトの歴史 小説家になろうグループ https://syosetu.com/site/group/

※年度ごとの登録者、作者数->なろう小説API&ユーザー検索を利用

※作品情報->なろう小説API

※これらのデータは公式から提供されるものではなく、個人が集めたデータからの推測です。そのため実際の値から多少ずれがあります。ご承知おきください。

「今日は小説家になろうの歴史の勉強だ。ちなみに小説家になろうがいつからあるか知っているか?」


「えっ? 5年位前かな。たしかそのあたりから名前をよく聞くようになったような……」


「全然違うな。小説家になろうができたのは2004年だ。もっともその前身のウメ研究所が誕生したのは2002年ごろのことだからもう16年近くになるぞ」


「なろうちゃんJKだった! 私より年上なの!?」


「このあたりの歴史については小説家になろうグループのページにあるから見てみるといいぞ」

https://syosetu.com/site/group/


「へぇー、そんなのあったんですね」


「ついでだから、ユーザーIDと共にグラフ化してみたぞ。小さくて見づらい場合は拡大してみてくれ」


挿絵(By みてみん)


「はい! 先輩質問!」


「なんだ?」


「ユーザーIDって何ですか?」


「……そこからか。小説家になろうでは登録ユーザーに固有の番号が振られている。それは登録した順につけられるもので、自分が何番目に小説家になろうに登録したかを表している」


「へー。どうやって調べるんです?」


「小説家になろうのマイページに行ってみれば、ユーザーIDという項目があるから見てみろ」


挿絵(By みてみん)


「なるほど」


「登録年度の番号表を下にのせておく。これを見るとそのユーザーがどれくらいに登録したかがわかるぞ。ただし年度の切り替わりポイントは多少の誤差があるから注意な」


挿絵(By みてみん)


「100万台だったら2017年に登録なのか」


「ちなみに2018年11月4日現在でIDは147万だ。このペースでいくと今年中に150万を超える」


「それにしてもすごい増えてますね」


「そうだろう? 各年度の増分をグラフにするとこんな感じになる」


挿絵(By みてみん)


「毎年登録者数は増えていっている。去年だけで27万ID増加した。北海道の函館市が大体26.5万人だから、函館市の人が全員登録しても足りないぐらいだ」


「イカの小説が増えそう! へー、でもあれ? 2018年は減ってません?」


「集計が11月までだからな。2か月分が入っていない。それを入れると去年と同じか増えるぐらいだ。ユーザーの伸び率。つまり前年度比も出してみたぞ」


挿絵(By みてみん)


「ここ最近は前年度比130%だ」


「それってすごいんですか?」


「すごいぞ。この成長率だと大体3年で2倍になる。人口が100人の村が次の年には130人になる計算だ。3年後には200人になるぞ」


「ほとんどが新人!」


「そしてこの規模でこの成長率をキープし続けているのはやばいぞ。そして、年度別の作品数も見てみるぞ」


挿絵(By みてみん)


「昨年の作品だけで10万件を突破した。日本で1年間に出版される点数は約8万だから、もうそれを抜いている」


「はー、なんという生産力ですか」


「ついでだから登録年度別に作者数も調べてみた」


挿絵(By みてみん)


「桁がさっきまでと違うから注意な。2017年に登録した作者は3.2万人だ。さいたまスーパーアリーナの収容人数が3.7万人だからそこに全員集めるといい感じだな」


「作者バトルが始まる予感!」


「大体、小説家になろうの基本的な数値はこんなものだな。どうだ少しは小説家になろうの姿が見えてきたか?」


「はい! 知らなかったことがいっぱいですよ。毎年多くの作品が投稿されて、多くの人数が集まるんですね~。しかもまだ成長するんですねホントびっくり」


「ホントだよな。今年だと1日で増えるユーザーの数は約800人だ。1学年250人の高校が毎日、小説家になろうに転移していると思うと恐ろしい。年度別の平均増加数もグラフ化しておこう」


挿絵(By みてみん)


「そんなの毎日がデスゲームになっちゃう!? わ、毎年増えてるどこからこんなに集まってくるんだろう……。小説家になろうにはチートな能力を持った主人公がいっぱいですけど、小説家になろう自体がチートだったんですね。納得です」


「まぁ、今後どうなるかはわからないが、まだまだ小説家になろうの勢いは止まらなさそうだ。ちなみに。1日当たりの()()()()()稿()()はこんな感じだぞ。いっておくが更新ではなく、新作だからな」


挿絵(By みてみん)


「え、毎日500くらい増えてるんだ。すごい! ん、先輩Ncodeって何ですか?」


「Ncodeは小説家になろうの作品に割り振られる固有のIDだな。それで作品を区別している。これはR18サイトの方も共通だぞ。ちなみにこの計算式で数値に変換できるぞ。これを見れば自分が何番目に投稿した作品かがわかる」


挿絵(By みてみん)


「あんまり気にしたことなかったですがそうだったんだ。よくわからない計算式が……。頭痛くなりそうです」


「普通は気にすることはないが、雑学だな。ということで今回は以上だ。次からは色々な面から小説家になろうを見ていくぞ」


「はい!」





小説家になろうはまだまだ成長している。どこまで成長するかは不明。


※今回の章の元ネタ

『Re:ゼロから始める異世界生活』

https://ncode.syosetu.com/n2267be/


超有名な、なろう発のライトノベル。通称リゼロ。

2012年4月より連載が開始され、書籍化、コミカライズ、アニメ化までされた。

17巻でシリーズ累計500万部突破した超人気作品。

小説家になろうで全話読める上に、定期的に更新されている。


チートボーナスのない主人公が何度も死にながらも運命に抗いながら生きていく。

色々な伏線が張り巡らされ、世界観が素晴らしい。

超お勧めするなろう作品。


現在530万文字で読みごたえも抜群である。

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― 新着の感想 ―
[良い点] データに基づいたとてもよい解説だと思い、拝読させていただきました。 [気になる点] 突然のコメント失礼致します。 今、ウェブ小説についての論文を書いておりまして、なろうデベロッパーにて、「…
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