小説家になろうの全体を知ろう
☆データ情報☆
※今回の使用したデータは2018年10月13日現在のものです。
※年度ごとの登録者、作者数->なろう小説API&ユーザー検索を利用
※作品情報->なろう小説API
※PV、ユニーク数 データ元『<小説家になろう>で書こう』 (編集:桜雲社 / 新紀元社編集部 / 堀良江 、監修:ヒナプロジェクト、新紀元社、2017)より
※SimilarWebサイトランク https://www.similarweb.com/ja
※これらのデータは公式から提供されるものではなく、個人が集めたデータからの推測です。そのため実際の値から多少ずれがあります。ご承知おきください。
「ということで小説家になろうの講義を始めるぞ。まずは全体の数値から列挙していく。ちゃんとついて来いよ」
「はーい」
「ちなみにだが、小説家になろうにどれくらいの作品があるか知っているか? それかユーザー数は?」
「へ? えーっと、詳しくは知らないけど、いっぱいあるんだよね? 1万とか2万くらい?」
「……そんな認識か。まぁいい小説家になろうの基本データは以下の通りだ」
「まず、投稿されている作品だがな、全部で約60万作品ある」
「60万!? そんなにあるんだ……」
「その内訳だが、連載中の作品が約25万、連載で完結済み作品が約8万、短編が約27万だ。半分は連載で半分は短編。次にユーザーだが、こんな感じだ」
「2018年10月13日時点で登録ユーザー数は約138万人。そのうち作品を1作以上公開しているユーザーは約21万人いる。ほとんどが作品を書いていない読者だ」
「ひゃー、こんなにいっぱいいるんですか~」
「2017年での愛媛県の人口が約136万人。愛媛県民が全員小説家になろうに登録したとしてもまだ足りないくらいだ」
「みかんの小説でいっぱいになっちゃう!」
「そして、小説家になろうの特色として、様々なパラメータが存在している」
「ブクマやポイントですか?」
「そうだ、それらを全部集めるとこんな数値になる」
※2018年10月13日時点で
「すべての小説の文字数を合わせると約183億文字だ。通常の文庫を10万文字とすると18.3万冊相当だ。1日1冊読んでも読み切るのに500年かかる」
「もう一生かかっても読み切れないよ!」
「すべてのブクマを合わせると約5900万個ある。ポイントは約5300万 pt。それらを合わせた総合ポイントは約1.7億 pt。レビューは約3.2万個。感想は約360万個だ」
「ひゃー、もうよくわからない数値になってるよ! あれ? でもレビューだけ異様に少ないような……」
「まぁ、これらの数値はおいおい詳しく見ていくぞ。次はジャンル別だな。小説家になろうでは投稿するジャンルを選択できる。大きなジャンルは以下の6つだな。
■恋愛
■ファンタジー
■文芸
■SF
■その他
■ノンジャンル
それぞれの投稿数はこうなっているぞ」
「へー、こんな感じなのか。自分の好きなジャンル以外読まないからわからないですよね。ん、あの先輩。ノンジャンルって何です? すごくいっぱいありますけど。こんなジャンルありました?」
「あぁ、そうか知らない世代も増えてきたのか。実は2016年にジャンル分類が大幅に変わったんだ。その時に一部の作品を除いて、全作品のジャンルがノンジャンルになった。その後のジャンル変更は作者がしないといけないんが、すでになろうにログインしていない人もいる。あとは面倒だからという理由でしない人もいる。要はノンジャンルはジャンル変更されなかった作品たちというわけだ。つまりだなノンジャンルというのは色々なジャンルが詰め込まれたものだな」
「そうなんだ、最近登録したから知らなかった。でもこれだけいっぱいあるのに私あんまり見たことないんですが」
「あぁ、それはだな、ノンジャンルは今のランキングには載らないからだ。またジャンル別のランキングもない。そして今はこのジャンルを選ぶことはできないから新着欄にも存在しない。読むためには検索機能でノンジャンルを選択して探す必要がある。
ノンジャンルは現状だと積極的に探さなければ見つからない。だから見たことがない人も多いだろうな」
「なるほど! でも、ちょっとかわいそうかも」
「今の小説家になろうの半分近くはノンジャンルだな。ここらへんには作者が放置した作品もあってあまり読まれることはない。ノンジャンルを除くとこのようになる。実質これが小説家になろうのジャンル割合だ」
「ファンタジーは多そうだってわかってましたけど。意外と文芸も多いんだ」
「まぁな、文芸は小ジャンルがいくつも含まれているからな。小説家になろうではさらに詳細な区分がある。こんな分類だ」
「こんなにあったんだ!」
「それぞれの投稿数はこうなるぞ」
「やっぱりファンタジーと恋愛が多いですね。あとヒューマンドラマですか。私の好きな童話が少ない……」
「ファンタジーや恋愛はなろうの人気ジャンルだからな投稿数も多いようだ。
さて、ジャンルはここまでにして次はアクセスについてだ。小説家になろうが日本最大級の小説投稿サイトと言われているのはその圧倒的なアクセス数だ」
※PV、ユニーク数 データ元『<小説家になろう>で書こう』 (編集:桜雲社 / 新紀元社編集部 / 堀良江 、監修:ヒナプロジェクト、新紀元社、2017)より
※サイトランク https://www.similarweb.com/ja(最終取得日 10/20)
「小説家になろうでは月間PV数は14億、月間ユニークは700万という化け物のような数値をたたき出している。1日当たりに直すと5000万PVだ」
「やばたにえん! ところで先輩、サイトランクって何です?」
「SimilarWebが出したアクセス数のランキングだ。SimilarWebはWebサイトの分析が出来る無料の マーケティング ツールのことで色々なところで利用されている。それによると、小説家になろうは日本のサイトで21番目に見られているサイトだ」
「インスタグラムより上じゃないですか! フォトジェニックやってる場合じゃないですよ!」
「……フォトジェニック? まぁいい。そして投稿サイトというカテゴリーでは4位だ」
「投稿サイトカテゴリのトップはyoutube、次にニコ動、pixiv。そして小説家になろうだ」
「小説家になろうは投稿サイト四天王の中でも最弱」
「いやいや……。とまぁ、これが小説家になろうの基本的な数値だ。どうだ、さすが日本最大級の小説投稿サイトだろう」
「ホントすごい! こんなサイトだったんですね。全然知らなかった!」
「とりあえず使ってるって人も多いようだな。ひとまず今回はここまでだ、次は歴史について話そう」
「はーい」
小説家になろうが日本最大級の小説投稿サイトと言われる所以は主にアクセス数です。
作品数だけで言うならば、エブリスタ(89万作品)や魔法のiらんどNOVEL(約100万作品)など60万を超える作品を持っているサイトはあります。
しかし、月間PV数がここまである小説投稿サイトは他にありません。