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小説家になろうを知ろう ~小説家になろうをグラフ化してみた~  作者: ゆうゆう@なろうデータ収集卿
11章 ありふれた小説でランキング最強
29/36

番外編 小説家になろうのR18を知ろう1

☆データ情報☆

※今回の使用したデータは2018年10月13日現在のものです。

※作品情報->なろう18禁小説API

※これらのデータは公式から提供されるものではなく、個人が集めたデータからの推測です。そのため実際の値から多少ずれがあります。ご承知おきください。

挿絵(By みてみん)


「こんにちは! 小説家になろうを知ろうもかなり終盤。終わりが近づくと少し寂しいなぁと感じてしまいますね。今回の番外編は予告通り小説家になろうグループのR18についてみていきます!」


「R18サイトか、あっちの方はあんまり知らないんだよな」


「当たり前ですよ。私たちはJK設定ですからね。見てはいけないお年頃なのです」


「設定っていうなし」


「現実としてR18に関する分析やっている作品は少ないのですよ。なのでR18全体を知っている人ってかなり少ないのです。ということで今回はそちらの方にも進出してみました。


 そしてですね、どうやらこの小説の読者の方にはR18メインで活躍されている人も多いようです。その人達にも参考になるようにやってみました」


「どうやって調べているんだろうか……。そういえば向こうの方はポイントが入りやすいって言うけどどうなんだろうな」


「その点も見ていきますよ。一応、今回と次回の2回でやっていきます。今回は基礎情報ですね。まずはどれくらいの作品があるのか見てみましょう」


挿絵(By みてみん)


「R18はグループ全体の9%か。やっぱり本体の方がかなり多いんだな。数で言えば10倍違うのか」


「まぁアダルティな世界ですからね。でも少ないといっても、5.8万作品ですよ。それだけのえっちな作品があると思うとすごいですね。どんな性癖でも対応可能な気がします。


 ちなみにR18サイトは読者の対象によって4つの分類がされています。


・ノクターンノベルズ:男性向け18禁小説

・ムーンライトノベルズ(女性向け):女性向け18禁小説

・ムーンライトノベルズ(BL):女性向け18禁BL小説

・ミッドナイトノベルズ:“官能を主目的としない”男性向け18禁小説


 今回のグラフでは名称が長いと文字が小さくなるので省略して載せていますよ。あしからず。


 ノクターンノベルズ -> ノクターン or ノクタ

 ムーンライトノベルズ(女性向け) ->ムーン or ムーン(女性)

 ムーンライトノベルズ(BL) ->BL or ムーン(BL)

 ミッドナイトノベルズ->ミッドナイト or ミッド


 ということで、それぞれの割合はどうなっているかみてみます」


挿絵(By みてみん)


「ノクターンが39%か、ムーンの女性向けが31%、BLが27%かミッドナイトが3%で少ないんだな」


「まぁ最近にできましたからね。あまり投稿する人はいないようです。男性向けのノクターンとミッドナイトを合わせて42%、ムーンが58%で4:6ってとこですね。どうやら18禁小説は女性向けの作品が多いようです。年間投稿数はこんな感じ」


挿絵(By みてみん)


「こっちも本体と同じように増えていっているのな。年間1万かすごいな」


「そのようですね。年間1万のえっちな作品が生み出されていってます。あ、年度による種類割合はこんな感じです」


挿絵(By みてみん)


「年によって結構傾向が変わるんだな。2006年はBLが半分か、そのあとノクターンが60%くらいいってるな。2010年からはムーンがふえているんだ」


「2006年は腐女子彼女やとなりの801ちゃんがブレイクした時期ですね。BLに興味をもった人が多かったんじゃないですかねぇ。腐界へようこそ。そして最近だとノクターンの割合が増えているようですね。


 正直なところ私はそっちの方は詳しくないので解説はできませんが、読者の方で知っていたら感想なんか書いていただけるとうれしいですね」


「公開処刑かよ……」


「いやいや、きちんとした調査ですよ! 恥じることではないのです。自信をもって性癖を暴露するのです。あっ、ちなみに私はBLでもGLでもNLでも平気です。無機物でのカップリングとか最高ですよね。Python×Excelとか最高ですよね。でもそのうち関係が逆転しそうで逆カプもありそうです。妄想がたぎります」


「……何言っているかよくわからない。えーっと、そういえば、ブクマとかはどうなっているんだろうな。やっぱり0が多いのか?」


「む、話題を変えますね。うーん、やっぱり気になりますよね。ということで見てみましょう。それぞれブクマされた数を集計しました」


挿絵(By みてみん)


「なんだと0が6%? 高いポイントもかなり多いな。え、たしか本体だと半数近くが0だったよな」


「どうやらR18サイトにブクマが入りやすいというのは本当のようです。半分くらいが100以上です。またブクマ1000を越える作品も10%以上です。さて、これを対象別に分けて並べてみましょう。比較のため小説家になろうの方も置いておきます」


挿絵(By みてみん)


「これはすごい。そして、なろうの0割合がひどい。全然違うのな。あっ、でもミッドナイトがまぁなろうに近いんだな」


「ミッドナイトはですねー。読者が少ないんだと思いますよ。わざわざそっちの方に投稿する人もいないし、見に行く人も少ないですね。正直なところミッドナイトの立ち位置が微妙なんですよ。ノクターンに投稿したほうがみてもらえるのですよね。まだ試行錯誤なのかもしれませんが。あ、あと0割合だけも抜き出してみました」


挿絵(By みてみん)


「これは格差がよくわかるな。BLに限っては3%しか0ブクマってないんだな」


「R18は優しい世界ですね。ただしミッドナイトを除く。ブクマ100以上の作品も抜き出してみました」


挿絵(By みてみん)


「なろうでは底辺と呼ばれる基準がR18ではこうなるのか。ムーンの女性向けは半数がブクマ100なのか」


「みなさんいっぱいブクマしているようですね。なろうの5%ってホントやばいですね。見られていない人は一度R18に投稿してみるのも手かもしれません」


「多くの作品が見られているんだな。優しい世界。ポイントはどうなっているんだ?」


「そうですねポイントの方もみてみましょう。R18の総合ポイントを集計してみました」


挿絵(By みてみん)


「1000pt以上が23%。0ptは5%か」


「対象別はこうなっています」


挿絵(By みてみん)


「なろうの厳しさが際立つなぁ。こっちでは優しいな。R18に流れる気持ちもわかってしまう」


「ムーンだと3作に1作は1000ptを越えてます。0ptだけも抜き出してみましょう」


挿絵(By みてみん)


「0ptってR18だと珍しいんだな。もう少数派すぎる。BLの2%ってすさまじいな。みんなブクマや評価を積極的にしているのかもな」


「R18サイトでは0ptスコッパーがいらないですね。多分検索ですぐ出てきそう。5%だから3000作品くらいですね。ブクマ4000個できるから、頑張れば1人で0pt撲滅できますよ! あと1000pt以上はこうです」


挿絵(By みてみん)


「なろうでは3%しかいないのが、R18になるとこれだけの割合になるのか……」


「そうなんですよ。ただですね、最高ポイントはやっぱり違いますね。


挿絵(By みてみん)


 R18サイトでは最高が11.9万ptで、なろうだと46.8万ptです。なろうの読者数はやっぱり多いので付くポイント数や増加するスピードが違いますね。ただR18サイトは全体的に見られやすいし、評価やブクマが付きやすいのです。もし、そこそこの読者が欲しいのであれば投稿してみるといいですね」


「いやー、こんな風になっていたんだな。全然知らなかった」


「なろうだけでは見えてこないですからね。分析する人もいないですし。というわけで今回はR18の基本的な数値を見ていきました。次回の番外編ではR18の別の数値を見ていきますよ。では次の番外編でお会いしましょう。ノシ」





小説家になろうの分析はよくあるけど、R18サイトの方はあまりない。

なので簡単にやってみました。


調べてみると結構傾向が違いますね。やっぱり向こうの方が評価されやすいです。

エロの世界は優しいです。


ちなみにデータは、『なろう18禁小説API』、を使って取得しています。

名前がえっちですね。18禁って。




次回予告

「今まで小説家になろう全体を見てきたが、どうだ? 少しは小説家になろうのことが分かったか?」

「知らないことがいっぱいでしたね。特にポイント関連は目から鱗です」

「小説家になろうは大きなサイトだ。こうも作品やユーザーが多いと全体が見えなくなるからな」

「自分のことと、ランキング入りしている作品しか見えてませんでしたね」

「自分の作品とランキング作品を比べて挫折する人も多いしな。始めのうちはそれを気にせず書き続ける必要がある」

「やっぱり文字数書かないとだめですね」

「ということでそろそろ、人気作品についてみていこう。今まで見てきたのは全体だが、人気作品はどのような違いがあるか確認していくぞ」

「これで私も人気作家になるのですぞ!」

「なんだその語尾は……」


挿絵(By みてみん)


次回、小説家になろうを知ろう「なろう作家の成り上がり」

次回もお楽しみに☆

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