番外編 小説家になろうの裏を知ろう6
※☆データ情報☆
※今回の使用したデータは2018年10月13日現在のものです。
※レビュー情報->レビュー一覧から取得
!注意! レビュー一覧から取得できるレビュー数と作品についたレビュー数に多少齟齬がありますが、レビュー欄では”非公開作品”も含まれているためそうなっています。APIでは非公開作品は含まれていないためこのような齟齬が発生しています。ご了承ください。
※これらのデータは公式から提供されるものではなく、個人が集めたデータからの推測です。そのため実際の値から多少ずれがあります。ご承知おきください。
「( ゜д゜) …」
「?」
「(つд⊂)ゴシゴシ 」
「なにやってんの? 番外編始めないのか?」
「(;゜Д゜) …!? 」
「おい」
「あっ! えーさんレビューです。なんとこの作品に更にレビューが書かれました! しかも同時に3件ですよ! うひゃーこれで計4件ですよ!」
「なんだろう果てしないデジャブが……4件ってまじかよ……」
「4件以上レビューが書かれている作品は約1500作品(0.25%)だけなのですよ! 聞いてます? えーさん。これは後々サインが必要ですね。ちょっと私、書道教室に行ってきますε≡≡ヘ( ´Д`)ノ」
「おいまて、せめて番外編やってからにしろ」
「えー、仕方ない。やりますよ。
はい、ということで、こんにちは! レビューに関する内容をテーマにしたらレビューが書かれてびっくりした夕です。小説家になろうを知ろう番外編6回目。今回もいろいろなグラフを見ていきますよ!」
「それにしてもレビュー分析か懐かしいなぁ。確か今年の始めにもやったよな」
※前作『とあるスコッパーの備忘録』https://ncode.syosetu.com/n5084ej/
「もう、あれから一年ですか。時がたつのは早いですね。今回は以前やった分析よりもパワーアップしています。集計技術が昔よりアップしていますので、以前読まれた方も楽しめるようになってます!」
「特にグラフがレベルアップしたよな」
「そうですよ。昔作ったグラフを見ていると、あぁ、なんと稚拙なって思ってしまいました。ちょっと恥ずかしいですね」
「一年間集計とグラフ化を繰り返していたからな……そりゃ成長もするわ」
「日々成長をモットーにグラフ化してますので。さて、そろそろデータを見ていきますか。最初は恒例の作者の独占率を見ていきましょう。どーん」
「とうとう中間層がいなくなったか……これって完全に支配層と奴隷みたいな関係だな。そのうち革命が起きそう」
「1万人の作者さん(5%)がすべてのレビューを所持しています。残りの19.7万人の作者さん(95%)にはレビューがありません」
「分かってはいるけど、なんでこんなに希少になってるんだろうなぁ」
「9章くらいで出てきますが、書く人が少ないんですよね。年間投稿数を見てみましょう」
「そういえば毎年増えてたな。今年はどうなんだ?」
「10月13日時点での数値ですからね。このままのペースでいくと、最終的に1.1万件くらいだと予想されます。とうとう年間1万越えしそうですね。ちなみに毎日のレビュー投稿数の推移はこんな感じです」
「ギザギザなってるけど、やっぱり伸びてるよな。あー、でも今年はそこまで増えてないな。去年の後半と同じくらいじゃないか?」
「そうなんです、じつは昨年の後半とそんなに変わらないんですよね。年間投稿数も月別で分けると実は横ばいに見えちゃうんですよ。
「あー、ほんとだな。2017年の後半から月間1000件くらいを行ったり来たりだな」
「ユーザーは増えてるんですが、ユーザーにたいしてのレビュー投稿数は減ってますね。ちなみに毎日の平均投稿数はこんな感じです」
「今だと1日30件くらいか。1時間に1~2件ってところか」
「はい。昔は一日10個以下だったんですけどね。2016年くらいからかなり伸びてますよね。新着レビュー欄に載る時間も減ってますね」
「あぁ、5件だっけ。新着欄に載るの」
「はい、知らない人に説明しますが、レビューを書くと、小説を読もうのTopページの『みんなの新着レビュー』欄にこんな感じに新着レビュー順に5件まで表示されます
トップページに表示されるので、ここに滞在しているとすごい宣伝効果があります。レビューが書かれるとよく見られるというのは、主にこの効果によるものですね」
「でもそこに乗る時間も減っているんだろ?」
「年度ごとの平均滞在時間も集計しました。ただ、削除されたレビューはカウントされてないので、実際にはもう少し短いと思ってください」
「どんどん減ってきているな。いまだと平均3.7時間か」
「実際はレビュー投稿時間によっても変わりますよ。レビューが書かれやすい時間帯っていうのは大体決まってますね。こんな感じに分布してます」
「なんか去年もやったな。4、5時くらいが少なくて、20時から24時が多いんだっけ。まぁ、余暇時間に多いんだよな」
「レビューは予約投稿ができないので、生活リズムに影響されちゃうのです。なので、皆さんが就寝する1時くらいから少なくなって起き始める6時くらいから多くなります。また仕事や学校がおわる15、16時くらいから増え始めて寝る前の22時くらいがピークになりますね」
「多い時間に書くとすぐに5件埋まりそうだな」
「なので投稿時間ごとの平均滞在時間も出してみました。他の年を入れると大きくなるので、2018年だけ集計して見てみましたよ」
「さっきのと逆のグラフになってるな。へぇ、2時くらいに書くと平均7時間くらい滞在してるのな。てことは2時くらいに書くのがいいのか」
「一概には言えないんですよ。確かに滞在時間が伸びますが、見ているユーザーの数も減るのでトータルで考えたときにはそこまで変わらなかったりします。また新着欄ではなくレビュー一覧を見る人もいるので、人の多くなる時間帯に投稿するのもいいと思いますね。個人的には朝6時ごろ、12時ごろ、20時ごろに投稿すると人が増え始めるタイミングと重なるので見られやすいかなって思います」
「やっぱり余暇時間に重なるように投稿するのがいいのか」
「あとグラフの数値は、削除されたレビューは含まれていません。なので、実際より大きな数値としてでてます。概ねこれの3分の2くらいで考えると良さそうですね」
「削除って結構あるんだっけ」
「そうですね30%くらいは削除されます。レビュー欄の全xx件というのは削除も含めての数値ですね。実際に数えてみればわかりますけど、見ることができるレビューはこんなにないです」
※2018/12/1の数値です。そういえば取得し忘れてました。orz
※2018/10/13では大体全4万件くらいでした。
「数える人とかほぼいないと思うぞ。それにしても4万か、1万くらいは削除されているのな」
「愉快犯レビューとか2018年はよくありましたからね。結構削除されてますよ」
「あぁ、あの偽物さんとかか。そういえばあったな」
「嫌な事件だったね。そういうのもあるので、そのグラフより滞在時間は短くなると思っていいですよ。時には一瞬で流れますね」
「レビュワーも大変だな」
「そうですねぇ、ほんとです。レビュー研究している方も何人かいますが、あの事件の時にはそれ関連の活動報告が大量発生してましたね。
さて、レビューに関してはこれくらいですね。それでは、これまでブクマ、評価、感想、レビューを見てきましたが、もらえる難易度をまとめておきます」
「難易度?」
「それぞれの項目の0割合と1以上の割合を並べてみます。まずは作品から」
「全部半数が0なんだなぁ、そしてレビューのほぼなしとか……」
「傾向としては
レビュー >>>> 感想 > 評価 >= ブクマ
ってところですね。レビューと感想の間がかなり大きいです。それでは作者の方も見てみましょう」
「さっきよりはましなのかと思ったけどそんなに変わらないな」
「複数作品書いている人は有利ですが、大体の人は1作だけだったりしますからね。そこまでかわらないです。ということで、ここまでが、小説家になろうの基本の数値の紹介です。ちょうど半分が終わりましたね。次回からは、もう少し別の数値を見ていくのです」
「これで半分か。なかなかグラフが多いけど、まだまだあるんだな」
「ふふふ、今回は300個くらいのグラフを作成しているのです。1話あたりだいたい5~10個程度の挿絵を入れています。まだまだ紹介するグラフはありますよ。後半になれば他の人がやっていない物も出てくるのでお楽しみにですね。ちなみに全13章です」
「今回の作品はいつもよりグラフ増しだな」
「グラフ増し増し、図多めがモットーですから。あっ、でも前作のスコッパーは挿絵286個入れました」
「そんなに入ってたんだ」
「今回はそれを超えるように頑張りますよ! ということで今回は以上。またの番外編で会いましょう。ノシ」
小説家になろうを知ろうもようやく半分終了です。これまで作者のステータスにも使われるブクマ、評価、感想、レビューを見ていきました。なかなか厳しい現実でしたね。
次回からは、もう少し別の数値を見ていきますよ。お楽しみに。
次回予告
「先輩~先輩~」
「なんだ」
「最近感想で、一話一話がちょっと短いかなって言われたんですよ~。あの、1話あたりの文字数ってどれくらいがいいんですか?」
「難しい問題だな。作風や内容にもよるが……。ちなみにだが、今はどれくらいにしている?」
「今だと2000文字くらいですかね~」
「確かに、少し短いな」
「えー、短いんですか。どれくらい皆書いてるんだろう」
「ふむ、では次は文字数に関するデータを見ていこう。どのくらいの文字数の作品が多いかなんかも見ていくぞ」
「やった。これで文字数の達人に近づけますね!」
「文字数の達人ってなんだよ……」
次回、小説家になろうを知ろう「モジクラフト・マイスター」