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モミジ、色づく。  作者: 白木 一
第三章 シスターコンプレックス王子様。
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浮気な噂。

 二人きりの登下校は意外と目立たない。それほど早い時間に家を出ているわけではないけれど、同じ高校の生徒と遭遇することはない。

 それには二つの理由がある。

 まず、私達が遠回りをしていること。私の家から蒼浦高校までは最短で約十五分。しかし、あえて倍の時間かかるルートを通ることで他の生徒との遭遇する確率を下げている。

 もう一つは、私達が裏門を利用していること。生徒はもちろん裏門の存在を知っているけれど、みな意図的に避けているのである。なぜなら、裏門は教職員の通用口になっているから。

 生徒の利用が禁じられているわけではないのに、生徒は裏門を利用しようとはしない。でも、私も優等生の亮介くんと一緒じゃなければ、教師に遭ってまで利用しようとは思わない。



「おいっ、松原! どういうことだ!」


 亮介くんが教室に入ってくるなり、わらわらと男子たちが彼に群がった。亮介くんが話題に上っているからか、女子たちの意識もそちらに向けられている。

 気になって耳を澄ましても、騒がしいだけで何もわからない。

 突然、亮介くんが叫んだ。


「しつけえなあ! あれは彼女じゃねえって言ってんだろっ!」


 彼女とはどういうことだ?

 まさか、土曜日の買い物が誰かに見られていた?

 俺は見たんだ、と一人の男子が声を張り上げた。


「昨日、お前が黒いキャップ被った女性といちゃいちゃしてたのをなっ! しかも、ものすごい美人」


 違う、私とは関係ない。昨日は亮介くんに会ってないし、それに、私は美人じゃない。


「松原、彼女いたのかよ」


「お前だけずるいぞ」


「どんなひとだよ、彼女」


「リア充めが」


 教室が一気にざわめき立つ。

 亮介くんに気のある女子たちまでも混乱に加わり、担任が教室に入ってきてもまだ、騒ぎは静まらない。

 昼休みには噂が学校中に広まり、亮介くんは色々な人から逃げていた。

 その女性が誰かは気になるけれど、恋人だと決まったわけではない。



 私は、亮介くんを信じている。



 いちゃいちゃは気になるけれど……。

こんにちは、白木 一です。


突拍子がないわけでもないのですか、告白します。

私はリア充が好きです。

私自身がリア充だからだなんてことは一切なくて、主食だ! と言ってもいいほど好きです。

三度の飯よりも。


いちゃいちゃしてるカップルを観ると、こっちまで楽しくなります。

本音を言えば、もっと恥を捨てて、大胆にいちゃいちゃしてほしい。

オープンテラスで「あーん」とか、歩いている途中に突然キスするとか。


――はい。私は変態です。


こんな変態な私ですが、これからも白木 一の作品をよろしくお願いいたします。


白木 一はリア充を応援します。

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