表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モミジ、色づく。  作者: 白木 一
第一章 仮面少女と王子様。
1/41

第一話

 朝、髪を染めている時間が、一番落ち着く。新しい自分になれるようで、強い自分になれるようで、言葉ではたとえられない心地良さが、私の身体を包んでくれる。

 肩に届くか届かないかくらいの毛先を、少し、染めるだけ。そんな毎日のささやかな儀式が、私を守ってくれている。

 軽く髪を揺らして、今日の私を確認する。鏡に映る赤い毛先に満足して、小さく息を吐いた。

 赤色。それは、血液の色。私は生きている。

 赤色。それは、危険の色。私に近付かないで。

 赤色。それは、革命の色。私は何者にも屈しない。

 玄関のチャイムが鳴って、すぐさま母さんの声が飛んできた。時間通りだ。


紅葉もみじ、早くしなさいよ。亮介りょうすけくんが待ってるでしょ」


 母さんが松原まつばらくんと世間話を始めないように、すばやくブレザーを羽織る。ブレザーのボタンは留めない。イメージは、母さんのコレクションしているビデオの中の、ひと昔前のスケバン。スカートは出来るだけ長く、セーターを腰に巻き、ルーズソックスはだらしなく穿く。そして、大きめのマスクで鼻と口をすっぽり覆う。

 この姿の私は、誰にも負けない。誰もが私を遠ざける。


「おはよ、藍澤あいざわ


 彼、松原まつばら亮介りょうすけを除いては。

こんにちは、白木 一です。

高校時代に書き溜めていた恋愛小説となっております。

初めに忠告しておきますが、かなり痛いです。


いつもよりはハイペースで投稿できると思いますので、よろしくお願いいたします。


あらすじが、売れない少女漫画みたいですが、気にしないでください……。

白木 一の黒歴史が、今、始まる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ