表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鼠と骸骨  作者: 栗原 学
9/18

骸骨とフライドチキン9

---カーネリア邸---

 玄関に突っ込んだクーペに遅れて玄関に突入すると目の前に飛び込んできたのは死屍累々といったような光景だった。

 クーペの傍に立っているのはもちろん骸骨の旦那だ。その周囲一メートル辺りには数人のマフィアが倒れている。おそらく殴打なりなんなりで気絶させられたのだろう。いくら強化外骨格での打撃とはいえ加減をすれば死なないだろう、多分。

 一メートルの外で倒れている奴らは気絶はしていないようだった。倒れている連中はCr32で手や足を撃ち抜かれたようで、それぞれ患部を押さえてうめき声を上げている。こちらもしっかりと手当をすれば死にはしないだろう。手当をする人員がいるのかは知らんが。

「また随分派手にやりましたね、旦那」

「殺しちゃいねぇから大丈夫だろ。こいつらしょっちゅうマフィア同士で撃ち合いしてんだろ?ほっといても治療くらい勝手にやるだろ」

 そういわれると確かに、ちらほら患部を自分で応急手当している奴がいるようだ。この分ならほっといても手当を終えた奴から他の怪我人の手当に移るだろう。

「さてと、さっさとフィガロを見つけてきちんと落とし前を付けさせよう。行くぞ」

 旦那が周辺の倒れているマフィアや、バンパーやボンネットが無残に変形しているクーペには目もくれずまっすぐ奥に歩き始める。

「フィガロがどこにいるか解るんですか?」

「さぁな。だがこういう手合いはだいたい自分だけ安全な場所に避難しようとするもんだ。おそらく逃げ道があってこの玄関口からある程度離れた部屋だろうな」

 そういいながらも速度を落とさずに進み続ける。どうやらある程度アタリを付けているようだ。

「この建物の窓はどうやら基本的に強化ガラス製の嵌めこみ窓のようだな。多分敵対勢力との抗争になった時に侵入されにくくするためだろう。そうなると出入口は玄関とあと一つ、台所の勝手口だ。取りあえず台所に向かうぞ」

 言いながら、ナイフ片手に襲い掛かってきたマフィアのこめかみを正確に殴りぬいた。めっちゃ血が出てるけど本当に加減してるのか?この人…。

風邪をひいてしまったので取りあえず途中までですが書いてた物を投稿します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ