30位の壁
三学期になった。基典は、入学実力テストの失敗を教訓に、その後の一学期中間・期末、二学期実力・模試・中間・期末・ハイレベル模試、と順調に成績順位をあげ、最高順位47位、偏差61.7まで上げた。
自分は、文系だなぁ、とつくづくこの主人公は近日、感じている。一年生の数1Aや必須理科の生物・化学が特別苦手だったわけではないが、国・英の方が軒並み得点がよく、倫理・政経も面白かった。秀逸だったのは、直近のテスト、ハイレベル模試の英語だ。
ハイレベル模試とは、国立大二次試験を意識した記述回答の多い、難しい模試である。ほとんど記号選択の設問はなく、英語も英作問題が実に11問、出題された。
200点満点で189点をこの模試の英語で得点!科目順位は4位、五科目七教科の順位は前述の47位である。
三学期学年末テストはなんとしても、30位以内に入りたかった。なぜなら、30位以内の生徒を学内で、「鉄30」と呼称され、成績優秀者の代名詞だからだ。ちょうどアイドルグループの「神7」のようなニュアンスである。
さて、三学期学年末テストの結果がやってきた!
基典の順位は、、、
34位!残念(>_<) 「鉄30」には入れず!
30位以内にいれば、憧れの東京大学が射程距離に入ってくる。
悔しさをバネに、第二学年がやってくる。。。