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あや子の場合

 あや子、姓は山川。基典の憧れの女の子である。


 あや子も勉強はできた方である。あるいは六谷高校を受ければ合格だったかもしれない。


 しかし、山川あや子は、高校を校風と、制服のファッショナブルさで選び、地域三番手の越美高等学校へ進学した。


 越高の成績最上位は、六高の最下位よりは成績は上である。


 越高は青を基調とした粗いチェック柄のブレザーで男女比も半々。明るく爽やかな校風で人気があった。あや子は、普通科ではない。情報国際科である。高校のうちからパソコンと英会話がかなりの割合でカリキュラムに混まれている、創立25年の新進気鋭の学校だ。



 あや子は中学時代からバレーボール部で高校でもバレー部に入った。



 あや子はリベロ専門である。



 あや子は入学してすぐ、科も一緒でバレー部も一緒の挿名ゆり子と友達になった。



 正式入部3日目の練習終わりの放課後、最寄りのマクドナルドであや子とゆり子は、期間限定バーガーをほおばりまがら、高校生活の雑談をした。


 「あやちゃん、すごくバレーボール、上手いね。レシーブ、天才的!」


 「ありがとう!ジャンプ力ないからレシーブを一生懸命練習してきたんだ(^-^)」


 「あやちゃんだったら、リベロで一年生レギュラーもありえるかも\(^^)/」


 「ゆりちゃん、誉めすぎだよ(笑)」



 そんな他愛のない会話をしていたちょうど、午後6時、偶然、基典もそのマックに立ち寄り、あや子とひと月ぶりの再会となった。

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