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Ⅰ 初めて魔法少女になりますた。

俺は見知らぬ場所に立っていた。目をこすっても場所はかわらない。

ちゃんと痛みを感じるし、なんとなく生きている感じもある。


「こんばんわー。どうも神様デース」


突然の声に驚いた俺は辺りを見渡すが、人らしき物体は見当たらない。いったいどこにいるんだ?と疑問に思う。


「ふふふ、私を探そうとしたって無駄よ。だって私はそこにいないもの」


やっぱり神様だから遠くからでも話せるのか・・・という考えもあったが、そもそも神様に形があるのかと思った。


「おやおや?まさか気づいちゃったかな?まぁ、それはいいとして今君は地球からとてつもなく遠い場所にいます。なので地球に戻ろうとしても無駄です。」


まさかのお家に帰れないパターン・・・もしかしてこの展開は


「そう!剣と魔法のファンタジィーの世界で無双してもらいます!わーパチパチ」


あ、そっちなの?てっきりキャハハウフフができるかと思ってた。ちっ、なんだよクソゲーかよ


「んーまぁ、君の努力しだいでハーレムは作れるんじゃないの?姿はイケメソかカワイイーにしておくからがんばってね」


イケメソになれるという絶好のチャンスを貰えるんだ!!これは逃すわけにはいかn・・・


-異世界-


やっと着いたぞ!!さて、どんな能力が貰えたのかな?ワクワク さっそくステータス確認だ!!

念じてみると、空中に電子パネルっぽいのが浮かび上がってきた。


名前:タカシ

性別:男(現時点では)

職業:無職

能力:異国言語翻訳機能、魔法少女変身

加護:最強神からの加護


魔法少女変身っていうのと、(現時点では)が意味がわからないんだけど・・・これってタッチすれば詳細確認できるかな? ポチ

名称:魔法少女変身

詳細:名称の通り、魔法少女へと変身する。もちろん男でも女になる(しかもかなり美少女)

   ぶっちゃけ言うと、これがあると職業変更できない。なぜかって?この能力ガチで強いから。

  どんくらい強いのかっていうと、初期Lvでも杖を一振りで上級魔法発動できるくらい。

   デメリットは何かって?変身解除してから24時間以内はずっと女だよ。変身したけりゃ チェンジ!!って言えばなんとかなる


なんというくだけた言い方をした説明だ・・・。これは酷すぎるって絶対。


「おい、そこのひょろついた体してる兄さんよぉ」


「ん?俺のことか?俺は兄さんって呼ばれるほど若いかなぁ」


「んじゃクソジジィ。お前もあれだろ・・・能力貰ってるんだろ?」


「あ、あぁ。使えるかどうかわからんが」


「お互い能力を試してみないか?」


「おう。どこの誰だか知らないけどやってみるか」


とは言え、相手の能力は未知数だ。しかも俺の変身がどれくらいのスペックなのかすらわからない。

物は試しだ。死なない程度にがんばってみるか


「クソジジィ!!俺からいかせてもらうぜ」


「勝手にしろ。」


「いくぜ!!能力発動!!」


と元気よくテンプレみたいなことを言うと、腕が切れ味の良い剣と化していた。さらにそれだけではなく、体を部分的に強化している。これはまずいかもしれない・・・。観察しているとものすごい速さで攻撃してきた。ギリギリ回避できたが、どうやっても生身で勝てるような状況じゃない。


「どうしたぁ?能力使わないのかよ」


どうする俺。確かにこの変身を使えば勝てるかもしれないけれど、本当に敵の誘いに乗っていいのか?

ここはおとことして生身で立ち向かうべきか・・・


「悩んでる暇があったら攻撃でもしろよっと!!」


見事に美しい斬撃がこちらに飛んでくる。ギリギリのところで避けられる自分が凄いと思っている。

と思えたのはこれで最後だった


「抜刀!!」


シャキーンという音と共に自分の腕が切れた。後からジワジワと痛みがきてとても耐えられない。

浮かれていた自分がバカだった。ここは仕方なく変身するしかないと決意した。


「チェンジ」


「な、なんだ・・・?」


強烈な光が身体を包み込み、男から女へと変身していく。変な感じがする・・・。


「で、でも変身してもそんなに強くはならないでしょ・・・?きっとそうだ」


変身が終わりったので身体を少し動かしてみると、どうやら動くだけで風の魔法が発生するようだ。

なら杖を振ったらどうなるのか? バットの素振りのように振ってみると・・・


「なんだよ・・・そのスキルは?強すぎだろ、反則的だろ」


と腕が剣の野郎が怯えるくらいの風魔法と雷魔法が発生した。俺より強いチート野郎はいると思うが、それでも上位に入ってる並の威力だと思った。


「クソジジィ、お前が反則的に強そうなのはわかったからもうおしまいにしようぜ?俺死にたくないし・・・」


「何を言っているんだ小僧。俺の腕を切ったからにはそれなりの攻撃を受けてもらわないと困るな」


野郎に向かって杖を一振り。竜巻レベルの風が発生し、轟音が鳴り響くほどの雷が落ちた。

案の定、野郎はクロコゲになって死んでいる。とても良い気分だと思いながら歩いていると兵士に見つかった。


「貴様か!?さっきの魔法は!?」


とんでもなく面倒なことになりそうだ。





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