6、4月8日(月) 12時05分
俺は、男(?)の手のひらを
外して、
後ろを振りかえった…
「やっほー、イチバンサン!!」
黒髪の軽いパーマに、
パッチリした二重の目。
鼻筋、唇ともに整っていて…
身長は、恐らく180そこそこ。
一般に、世間で言うところの
「イケテるメンズ」
略して、「イケメン」というやつが
俺を見下ろしつつ、はにかんでいた。
……
ブオンッ!!
「うおっ!!?」
バッ!
・・・ッチ。
避けられたか・・・・
「ちょ、え!?
い、いきなり何すんだよっ!?」
けっこう真面目にアッバーを
かましたのに…(笑)
コイツ、顔もよければ
身のこなしもいい。
……
顔もよし、運動神経もよし。
あと、この高校にいる
=頭もいい。
「天は、人間に二物を与えず」
と言われるが・・・・・。
どこが、「二物」や。
与えすぎやろ。才能。
なんで、そんなに才能を安売りしてるねん。
しばいたろか、カミサマのやつ。(笑)
まぁ、しかし・・・。
ここまでのやつが、
リアルにいるなんて……
・・・・・・
あー、なるほど!
そういうことか!
そう考えれば、納得ですわ!!
ということはー・・・
俺の目の前にいるやつはー…
「人間じゃないっ!?」
「なぜにいきなりの罵倒っ!?!?(泣)」
これが俺とコイツ、
後々まで何かしらと
つるんでいくこととなる…
原田 友樹 との出会いだった。
リアルイケメンです。むかつきます。こんなやつが、僕の周りにもいます。嫉妬します。少しでいいから、ジミメンの僕にも才能を分けてください(笑)