表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/25

4、4月8日(月)11時30分


「新入生代表挨拶。」






「新入生代表」




確か、入試でトップの成績を


叩き出したやつが


務めるという大役。




これを務めたやつは


入学後になっても




だいたい上位に名前を


乗せている。





さて、今年は誰が務めるのかな…









「代表、1年5組 篠崎しのざき あお




はい。




周りの視線が一気に俺に集まる。



隣の奴は俺の名前を知らなかったのか、


ポカーン、と口を開けている。





篠崎しのざき あお




何を隠そう、この俺です。




やっと出ました、俺の名前。





俺は、立ち上がり歩き出す。



ちらりと周囲を見渡すと、

無数の目という目が


俺を見ている。



・・・緊張する。




昔から目立つことのない俺は、

こういう場面には


まったく経験がない。



だって、俺の中学は


テストの順位の張り出しもなかったし、


誰が1番なのかもわかりはしない。



まぁ、仲の良かった奴は知っているがな。




壇上に上がり、目立たない程度に

深呼吸をする。




大丈夫、大丈夫。




自分にそう言い聞かせ、

胸を張り、前を見つめる。







では、




改めまして。






今回、代表挨拶をさせていただきます、


篠崎 蒼といいます。




これからよろしく。







いやー、粘った割には普通ですね。これから蒼くんとともに頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ