Lv1.2であることがみんなにバレる
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新年の鑑定によるステータスに、ココ、アムール、スタンを追加しました
-1/10 ジェイムズ・ド・スタール邸-
10日までは、警備の仕事がある。
ジェームズ帝は11日からは、公邸に居住するのでこの屋敷は誰も使わなくなるそうだ。
替わりに使用することを提案されたが、広くて管理が行き届かないのと、冒険者ギルドなどに遠く不便なので、丁重にお断りした。
夕方に、手合わせをしたが、やはり、次にどう動くか予測できる時があった。スキル予測防御の効果だろうか。知られていないスキルの効能を調べるのは、攻略サイトのないゲームを解いている感覚になる。まぁ、モンスターとの対戦は命を懸けているので、調べていて死にましたが無いので、そこはゲームよりもシビアだと思っている。
そう考えると、鑑定で表示される数値よりも、自分の感覚を信じた方が良いのかもしれない。鑑定は、あくまでも参考程度の方が良いのだろう。
-1/11 冒険者ギルド-
今日から冒険者ギルドに顔を出す。既に仕事に出ているパーティーもいるため新年の鑑定時に比べると閑散としている。
私たちは、グエンとパティーさんは16日にならないと顔を出さないので、それまでは仕事を探すだけになりそうだ。冒険者ギルドに顔を出していたココと、冒険者ギルドで働いているスタンに、アムールさんがパーティーに加わることを説明する。
「あはは。
私の帰るところが無くなりそうですね」
スタンが乾いた笑いで答える。
大きな仕事があって、あと数日は冒険者ギルドで働かないといけない様だ。
「アムールさん、よろしくですの」
ココとアムールは、お嬢様系とアマゾネス系で会わないかと思ったが、女性同士で話が合う様だ。
みんな、新年の鑑定を行っているので、それが話題に上る。ステータスの成長が著しいのはココだ。クリスもMNDは上がっているが、その能力が何に使うか不明なので、あまり注目はされない。
アムールさんの武器スキルは、どの武器を使っても効果がある。これは、アムールさんが必死に頑張った証拠なのだろうなぁ。
それに引き換え、私はレベルからして、お笑いのレベルにある。1.2は視力検査だ。
「その冒険者証は偽造か?
アムールと戦った時の実力からして、明らかに過小評価されていないか。
もう一度測った方が良くないか?」
アムールに正鑑定でも同じ数字だったと伝えると、呆れた表情でこちらを眺めている。
「それは鑑定の機械がおかしいですの」
ココは、冒険者ギルドの機械が壊れていると主張する。
「鑑定の機械が壊れていると言われるのは気になりますので、もう一度鑑定してみますか」
鑑定の機械が壊れているとの話に冒険者ギルドの職員が割って入ってきた。
なんでも、別の機械を用意するので、再鑑定して欲しいとのこと。
自分のところの機械が不具合であると言いふらされたくないみたいだ。
いや、どの機械を使っても変わらないから、やめて欲しいが、周りの冒険者たちが騒ぎ出した。
『Lv1.2!?』『鑑定機械が壊れているのか』『Lvに小数点があったのか?』
私の意思に関係なく、話が進められていく。
機械が運ばれてきて、鑑定をすることになった。
40分後に出た結果は、私の予想通り小数点だらけの能力値だった。
『本当にLv1.2だ』『スキルのLvの方が高いのか』『ハーレムパーティーだぞ』『すげー弱そう。なんで冒険者なんだ』
あっと言う間に、冒険者ギルド中に知れ渡る。
凄く恥ずかしい
『そこの聖女のねーちゃん。
そんなモヤシよりも俺が、守護者になってやるぜ』
見るからにゲスなチャラ男とエロい笑いを浮かべた脳筋のガタイの良い男のコンビのアスピラスィオンがクリスに話しかけてくる。
あこがれる要素の欠片もない彼らに、クリスは露骨に嫌な顔をしている。
[あなたたちでは、フィルに勝てないですよ。
そういうセリフは、勝ってから放言してくださいな」
クリスさん、気持ちはわかりますが、なぜ、そこで戦闘になるように話を進めるのだろうか。
こういう時は、冒険者ギルドの近くに広場で決着をつける決まりらしい。
周りの野次馬の方が心得ているらしく、私の意思に関係なく、私たちを広場に誘導する。
新年早々碌なことが起きない。
え?昨年も碌なことが起きていないだろうって。
それは聞かないでくれ。
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