お互いの自己紹介
誤字脱字をチェックするために印刷命令を出したら、投稿後の話も含まれたので、40枚ほど出力しました
紙が勿体ない
-自己紹介-
メンバーが決まったところで、お互いの自己紹介と依頼の説明を行うために、近くの食堂に向かう。
6人が座れる楕円のテーブル席に座り、食事の注文を行う。
日没後に共同墓地の地下施設の探索を行うため、お酒は飲めない。
『俺様はフレッドだ。
現在のランクは2だ。
特技の高速剣で、ゴブリンを狩りまくっているので、そうそろそろ3になる。
リーダーである俺に任しておけば、万事うまくいく』
イケメンアタッカーで、バスタードソードに皮鎧を装備している。
半年ぐらい前から冒険を行っているため、メンバーでは一番経歴が長い。
発言からわかるけれど、かなりの自信家っぽい。
『僕はシャーリー。
火と水の2属性の聖霊魔法を使える精霊術師よ。
攻撃魔法は任せてほしい。
今回はゾンビの丸焼きを量産しよう』
色白青髪でスリムな体形で、黒いトンガリ帽子に黒いローブと杖を装備しているため、ファンタジー世界の魔法使いのような恰好している。
フレッドさんとは、2、3か月前からパーティーを組んでいるらしい。
『あたしは、パティーよ。
迷宮探索やパーティー活動は初めてなので、よろしく』
砕けているが控えめの挨拶だ。
ハーフエルフで栗色の髪のショートカットにスリムな体形をしている。
レンジャーとして経験が豊富で野外活動と弓が得意だ。
『ジェニーだ。よろしく頼む』
さらに、簡潔な挨拶だ。
赤い髪に日焼けした肌の大柄な女性だ。
辺境出身の大雑把な性格で、メインウェポンはポールアームである。
一人でクマを狩ったこともあるそうだ。
『クリスです。
聖女養成所を卒業したばかりの聖女です。
皆さん、よろしくお願いいたします』
法衣を纏い、杖を持っているので、ファンタジーの神官みたいだ。
出会った三か月前よりも、少し大人びた感じがする。
胸はさらに大きくなっている。
隣の席のジェニーさんが『視線がクリスの胸に集中しているよ。ま、男ならしょうがないか』と耳打ちしてくれた。
そのあと、ジェニーさんは席を離れ、クリスさんに耳打ちをした。
ジェニーさんがクリスさんの席に着き、クリスさんが頬を赤く染めながら私の隣に来た。
席に座る前に『聖女は、他の人より胸が大きいのです。いつも殿方の視線が集まるので諦めているのです』と私にだけ聞こえる声で教えてくれた。
なるほど、フレッドの視線も、クリスさんの胸元に集中している。
クリスさんの胸ばかり見ていると嫌われるから、他に目を遣ろう。
え?ちゃんと、クリスさんとは話はしたよ。何を話したかまで、詳しくは憶えていないけれど、楽しかったよ。
ジェニーさんに感謝の気持ちを込めて、好物のコロッケを持ち帰りで注文しておく。
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依 頼:共同墓地内の謎地下施設のアンデット掃討
ランク:冒険者ランク2
内 容:三か月前の災害で共同墓地に地下施設が発見された
探索に行った冒険者が、アンデットを多数発見した
地下施設にいるアンデットを掃討すること
条 件:パーティーメンバーに聖女がいること
過去の墓地の可能性があるため、アイテム回収禁止
地下施設には日没後に向かうこと
報 酬:600エキュ
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お読みいただきありがとうございました