新年(フレッド視点)
前回、昨日のうちにステータスを更新すると書きましたが、こちらの作成に時間がかかりました
明日は休みなので、今から作ります
申し訳ございません
-1/4 ミカエル・ド・モンフェラート邸-
モンフェラート大公の子供は3桁になる。
帝国貴族で知らぬ者が無い話だが、元の世界でも徳川の将軍で子沢山と言われた将軍がいるが、全員が成人したわけではなく、たいていの子供は幼児のうちに死亡する。
ところが、15歳以上の成人で自立して生活している子供だけで100名以上だった。
この先も成人する子供がいるだろうし、家訓が『適者生存、競争せよ』と言うのは頷ける。
おかげで、俺様がカティーと一緒に挨拶に伺ったのは4日の夜だった。しかも、生母が子供を連れて挨拶するスタイルで、カティーの実兄弟と一緒に挨拶をする。大公の子供で聖女2以上だけでも5人もいるから、他の聖女の姉妹と同じくカティーも特別扱いされない。普通の貴族の家なら聖女2になるだけで跡継ぎ確定なのだけれどなぁ。
挨拶して交際の許可を求めても『頑張れ』の一言だった。カティーの生母が、俺様が公爵家の跡取りと付け加えた時に、カティーの生母に『カティーに感謝しろ』と言っただけだった。
あとでカティーから聞いたところ、昨年春ごろに、倒れて体の半分が麻痺しているらしい。それ以来、言葉数が極端に減ったらしい。既に皇帝陛下新年の挨拶で退位の意向を伝えているらしい。
あの状態では、軍事のトップである大公は続けられないか。ちなみに、退位すると、公爵家扱いになるから後宮は強制解散になる。子供が成人していない妃は子供が成人するまで帝国の財政で養われるが、子供のいない(子供が病死した場合や成人した場合はいないと扱う)妃は、自力で生活をしなければならず、後妻や妾だけでなく、身を売る立場に落ちる者もいるらしい。だから、『カティーに感謝しろ』なのか。
ん?
俺様が養うのか?
人妻でBBAをなんで俺様が養わなければならないのか!?
「そう言えば、生母と実兄弟が同時に挨拶だったよな。
実兄オリヴィエが挨拶で一緒にいなかっ『ジェイムズの寵児は妾が腹を痛めた子ではないわ!!』
俺様の疑問をヒステリックなBBAが遮る。
BBAの子供でないなら、カティーと実兄弟ではないのか?
モンフェラート家はどうなっているのだろうか。
あとで、カティーがこっそり教えてくれたところ、オリヴィエは実子で間違いないらしい。だがBBAがジェイムズ帝の正妻のカサンドラ帝と姉妹で、仲が最悪だったらしい。それで、オリヴィエが実力でジェイムズ帝に認められて重用されたときに反対して、親子の縁を切ったそうだ。このBBAの言うことを聞いてジェイムズ帝に使えなかった別の実兄は、商売に失敗して野垂れ死んだらしい。他に姉がいるが、BBA同様滅茶苦茶気位が高く見下してくる無能者のくせに、『養ってもらって当然』とぬかしやがった。
あとは、明らかに期待ができない弟妹が計3名いる。完全な地雷だったのか!!
「母は、子供が成人するまでは帝国が養います。
そのあとは、オリヴィエ兄様に泣きつくか、自力で何とかするでしょう。
我が家の家訓は『適者生存、競争せよ』です。
成人した姉弟妹?帝国法に扶養の義務はありません」
真っ青になっている俺様に、カティーが、さらっと信じられないことを言った。
あ、ここは日本ではなかった。
実力主義の世界だから、身分で生活は保障されないのか。
自分の生活は自分で守り、親兄弟でも当てにしない。
こちらに来て1年になるが、まだまだ常識が抜けきらない。
大公家には、15歳以上の成人で自立して稼ぎのある子供は100名以上いるが、成人しても自立して稼げない子供も100名以上いるらしい。これは帝国の黒歴史なのだろうか。
-1/6 冒険者ギルド-
おみくじならぬ新年の鑑定のために冒険者ギルドにやってくる。
年末は閉鎖されていたが、一応営業しているようだ。
パーティーメンバー全員が揃っている。
俺様、カティー、シャーリーそして、レオパール族のラリだ。レオパール族は獣人族で豹の耳と尻尾が生えているが、俺様には猫にしか見えない。身長は120センチメートルしかないが、非常にすばしっこく、忍び足が得意だ。
「ラリは、鑑定は初めてなのニャ」
その代わりに、見られているところで、じっとするのが苦手なため、簡易鑑定中に動いてしまい計測失敗を連発している。 鑑定失敗のたびに、順番の最期に並びなおすため、ラリが終わるまで延々と待たされることになり、最後に疲れて眠ったところで鑑定した。
おかげで、俺様達も疲れてしまい、今日は、鑑定だけで一日が終わってしまった。
お読みいただきありがとうございます
誤字脱字などありましたら教えてください
ブックマーク、評価ありがとうございます




