休養日(2)
これまで投稿した内容の見直しもしています。
そんな話で盛り上がっている頃に、ココたちがやってくる。
まだ、冒険者ギルドとの話が決着していない様である。
「報酬の話が、まとまっていないの。
このままだと、今年は新しい冒険が難しいかもしれないの」
この世界だと里帰りが普通だから、リバーサイド以外の出身者の場合、12/15以降は故郷に帰ってしまう。逆に、里帰りをした人の代わりに臨時の仕事が出てそちらの方が高給のため、パーティーの仕事は1/15まで急ぎの仕事以外、ほとんど無くなるそうだ。もっとも、今日が12/11だからあと4日しかないし、リバーサイド内のクエストしか受けることができないけれどね。
-調味料 お昼ご飯と採集-
そろそろ、お昼になるので、クリスと一緒に食事に行く。
ゴブリン退治の報酬が支払われず贅沢はできないから、クリスが聖女養成所時代に行きつけだった食堂に行く。
クリスの聖女養成所時代の話で盛り上がった。値段が安く、量が多かったけれど、味が単調だったので、手持ちの調味料を使った。
そろそろ在庫が尽きるので、クリスと一緒に調味料の補充のために、夕方まで郊外で採集をすることにした。
「あ。この茸。
なんでいっぱいあるの」
クリスが、驚きの声を上げた。
見覚えのある茸だ。確か媚薬の材料で、ヨモギみたいな草を混ぜるはずだったかな。
って、近くに生えているし。
「お金が無いし、フィルどうしますか?」
恥ずかしそうに呟いた。
しかし、精製をする時に、精製をした聖女にも媚薬の効果が出てしまうのよね。買い取り先は聖女協会だけなので、製作者が誰かわかってしまう。
クリスだって、お金が無いと言う切実な問題が無ければ、作るという提案はしない。しかし、クリスは真面目で頑張り屋さんだから、こういう時に自分を殺して無理をしてしまう。
「クリス。
無理をしなくても良いよ。
他の採集などでコツコツ貯めていこうよ」
クリスの表情が明るくなった。
やはり、嫌なことを無理していたのだ。
世の中には、お金が無くても、幸せになることもできる。
「はい。
小さなことでもコツコツと頑張りましょう」
クリスは暗い表情より、こういう明るい表情の方が似合う。冒険者ギルドと揉めているので、聖女協会で買い取ってくれる薬の材料を日が暮れるまで集める。リバーサイドに戻って、聖女協会で採集できなかった材料を追加購入する。
夕食を食べてから薬を精製しよう。
-前に自己紹介で使った食堂-
「クリスとフィルじゃねぇか。
元気にしてたか」
フレッド達だ。
コルベールから年末の休暇のために戻ってきたらしい。フレッドも、守護者としてカティーの治療を行えるようになったそうだ。
この前の灰色ローブの件とコルベール方面の話などの情報交換を行う。なお、冒険者ギルドは、コルベールでも評判が悪いらしい。ゴブリンなどのモンスターより、冒険者ギルドの方が危険と言うのは困りものですよね。
フレッドたちは戻ってきたばかりで疲れているため、食事後にすぐ寝るらしい。私たちは、クリスの治療と薬の精製しよう。
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