表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Lvが1.2Gでした  作者: ねろっと
聖女を護れ
34/92

幕間

最近、執筆速度が落ちてきました


-某所(テネーブル視点)-

「キャトルの計画が失敗したか」


 漆黒のローブを着た男が呟いた。ディユ(神)の復活を目論む黒い羽が生えた堕天使テネーブルである。

 目の前の鏡に、槍が右胸に刺さった灰色ローブの男が映っている。テネーブルが右手の指を左に動かすと、鏡の映像が巻き戻っていく。


「この2人が、原因か。

 さて、この2人を目立たないように始末するのにネタは無いかな」


 右手をくるりと回し指を左にうごかす。クリスとジョナタンの一騎打ちの様子が映っている。テネーブルの表情に笑みが浮かぶ。


「トワよ。

 キャトルの計画を引き継げ。そして、この男を取り込め」


 ディユ(神)復活のために。




-ジョナタン・ド・シャテルロー視点-

「俺に屈辱を与えた、あのくそ女。

 一体どうしてやろうか」


 俺の名前は、ジョナタン・ド・シャテルロー。

 シャテルロー子爵家の跡取りになるはずが、俺よりも能力のある奴が居やがったせいで、将来平民に降格することがほぼ決定的だ。

 一発逆転を狙って冒険者を始めたが、訓練で手を抜いていたので、ランク4当たりで限界になった。しかも、大穴を狙った冒険で精霊術師を失った後は、失敗が相次いで、逆にランクが下がってしまった。

 おかげで、最近は投げやりになって、討伐依頼を誤魔化してバレてしまってペナルティーを受けてしまった。そこで、ランク1のゴミ共を引率したら、単独行動をとりたがるくそ(クリス)が居やがった。しかも、決闘を挑んできやがった。


 ぜってー許さねー。




-12月6日 リバーサイド-

 リバーサイドの冒険者ギルドに帰ってきた。

 依頼の報告でも、新たな依頼でもない。あぶれ者を雇うためだ。

 冒険者ギルドには、まっとうに仕事をするものと、俺達みたいなあぶれ者に分かれる。帝国は年末年始に家族が集まって過ごす『里帰り』と言う風習があり、地方出身者もいるため、12/15から1/15ぐらいが、休暇期間になっている。

 冒険者も、里帰りをする者と、地方出身者の替わりに仕事をする者の二つに分かれる。後者は、給金が高いため、人気である。

 ところが、あぶれ者は金もないし、年末に雇われることもない。しかも、昔の異世界人が広めた『おみくじ』と言う文化のせいで、新年に簡易鑑定を行う。そこで、カルマがマイナスになると冒険者の仕事ができなくなる。

 そこで、年末になると出来損ないは、金が必要になる。


 そんなあぶれ者に、汚れ仕事をやってもらうのだ。

 くそ女も含めたランク1パーティーの殲滅に、冒険ランク2-4の冒険者や元冒険者を40名ほど雇い、場末の酒場に奴らを集めた。しかし、聖女の殺害すら嬉々として喜ぶ連中がいるのは驚いた。新年の簡易鑑定で廃業になる落ちこぼれってこんなに多いのか。おかげで、計画も成り立ちそうだ。


 その中に、我が覇道の知恵袋となる女がいた。女の名はトワ。

 俺がクリスを襲撃すると、俺が疑われるので、陽動を行うらしい。

 ランク2-3の15名で作戦を決行する。10名が、ほかの聖女をさらい、旧市街の下水道遺跡に籠もる。救助に向かう冒険者たちに1パーティーを混ぜ、くそ(クリス)達を背後から襲撃する。

 

 残り25名はシャテルロー子爵領に向かい、わが父と後継者を殺す。年末年始は警備が薄くなるうえに、帝国の対応が遅れるので、クーデターの好機だ。まとまって移動すると目立つので、分散させて子爵領に移動させる。


 我が覇道のために

お読みいただきありがとうございます

誤字脱字などがありましたら教えてください


ブックマーク評価ありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ