二度寝
昨日は投稿できずすみません
-12/5 クレアモン村-
今日は、冒険中にもかかわらず二度寝をした。
昨日は深夜まで頑張っていたのだから仕方がない。いや、頑張ったって、ベットの上ではなくて、ジュジュたちの救出とその後の治療ね。
え?治療は、お前ではないだろって。
うん、私の部屋のベットにクリスが寝ている。
安心して欲しい。
理由は、クリスが『人の居るところで二度寝をするのがはしたない』と言ったから、部屋を提供しただけで、私は床で寝ている。
そう言うと怠け者の様に見えるが、クリスは、まじめで頑張り屋さんだから、息抜きをさせたかった。元の世界だと過労死とか燃え尽き症候群とかあるので、私が心配なだけだけれどね。
他のメンバーも2連戦のあとなので、1日の休暇に賛成だった。
-クレアモン村近郊 ジェニーたちの墓-
休みになったので、昼から、クリスとココと一緒にジェニーたちの墓に行く。2か月前は、まだ木々に緑があったが、既に枯れ木で寒々しい。ジェニーの墓標には、ジェニーが愛用していたと言われる槍が今も存在していた。
あれ?2か月も経っているのに、腐ったり痛んだりしていない。
不思議に思っていると
「この槍は魔力を持っていますの。
槍が綺麗な光をはなっていますの」
なるほど、それで痛んだり腐ったりしないのですね。
そのまま眺めていると、槍が淡い蒼の光を帯びた。
「ジェニーさんから、その槍が集落の至宝と聞いていましたが綺麗ですね。
彼女の形見として、フィルが使ったらいかがですか」
ジェニーさんは、この世界に来た時にお世話になった。せめて、この槍を使いこなすことで、その恩に報いたい。そう思って槍を持つと、凄く軽い。クリスとココも持ってみたが、普通の槍より重いらしい。
あとで、人から聞いたところによると、所有者として認められたもののみが『重量軽減』の効果を得られるらしい。
ジェニーさんのお参りを済ませた後、ココの仲間たちのお参りも済ます。しかし、あの灰色のローブは何だったのだろうかな。リバーサイドに戻ったら、調べてみよう。
-12/6 クレアモン村近郊のゴブリンの巣巡り-
クレアモン村の住民を連れて、退治したゴブリン達の洞窟を確認する。クレアモン村は、南と東に街道があり、西側には北から南に流れる大河がある。たぶん、ゴブリンたちは、川沿いに北側から来たのだろう。パティーさんの様なレンジャーがいないと、これ以上の探索はできないかな。
ゴブリンたちの件はギルドに任せよう。
3か所も確認したので、確認だけで日が暮れてしまった。クレアモン村の滞在が4泊目になる。宿代がタダだけれど、村長は怒らないかな。
-クレアモン村 宿屋-
日が暮れた後、クリスの治療を行う。すでに20名近くが滞在しているので、クリスはココとジュジュと一緒の部屋である。衝立を立てて、2人から見えない場所でクリスの治療を行う。
「クリス。
傷跡が1つ完全に消えましたね。
胸の傷も、小さくなっていますね」
ここ2か月くらい治療を行っているけれど、傷跡が半分くらいに縮小している。
「フィル。
あと一週間ぐらいで完治すると思いますよ。
これまで治療に付き合っていただいてありがとうございます。
なにか、お礼をしたいですが、何かありますか」
あと1週間か。
クリスの胸が治るのは嬉しい。
「お礼ですか。
えっと、治療が終わっても、胸を触りたいです」
ぎゃぁぁ。
本心だけれど、口に出したらあかん。
クリスの決闘を挑まれて、ポイされそうだ。
「あ。
そうですね。
うーーーん。
こんな感じですか」
失言の後、クリスの表情が一瞬こわばった。胸に触れていた手を下げようとしたけれど、両手でつかまれた。やばい。絶対ヤバい。
クリスが優しい表情に変わって、捕らわれている手が何故か胸にギュッと押し付けられた。
え?
意味が分からない。
そのまま数分が流れた。
「こんな感じですか?」
クリスが手を解放し、ゆっくりと服を着る。
手には温もりの感覚が残っているし、その所作が逆に艶めかしい。
しかし、これではない感しかしない。
「大胆すぎでしょ」「不潔ですの」
あ、そう言えば、この部屋にはココとジェジェがいた。
「あ。
なんで、ジュジュとココがここにいるの」
クリスも、ジュジュとココがいることを忘れていたみたいだ。
クリスは、耳まで真っ赤になっている。
このあと、私は部屋を追い出され、2人がクリスに追求をしている。
女には敵わないなぁ。
お読みいただきありがとうございます
誤字脱字がありましたら教えてください
評価、ブックマークありがとうございます




