こんな守護者もいるんだ
なかなか冒険に出ることができない。。。。。
-10/2 夕方 帝国練兵場 食堂-
訓練終了後、フレッド達と一緒に夕食会を開く。
兵士飯だけあって、量は多くが味は単調だ。フレッド、パティーさん、カティーさんは追加で調味料をかけている。
そして訓練をしていない、フレッドとパティーさんが一緒に食事ができる理由はわからないけれど、パティーさんは、終始ご機嫌の様子だ。
「こちらが、聖女リリアンヌ様だ。
ゴブリン退治で亡くなった冒険者たちの鎮魂と、カティーとココの治療をしてくれた。
リリアンヌ様、こっちがゴブリン討伐で別れてしまったパティー、クリス、フィルの3人だ」
フレッドがパティーさんから逃げる時に助けを呼んでいた聖女さんだったかな。
年は、20歳前後で、私達よりも5歳ぐらい上になる。
紫色の長髪で温和な雰囲気、年齢以上の落ち着きを感じる。これが高ランクの聖女の風格でしょうか。
「皆様、はじめまして。聖女リリです。
3日間滞在する間、練兵場の皆様やカティーさん、ココさん、パティーさんの治療をいたします。
さきほど、パティーさんの膝を治療させていただきましたが、クリスさんの治療が丁寧なため、悪化や固定化がなく、私が3日治療することで、かなり改善できます。
そのあとは、クリスさんが治療を継続すれば、完治すると思います」
パティーさん、膝が完治するので、ご機嫌だったのね。ついでに、セクハラもなくなれば、みんなもご機嫌になるのに。
リリさんは、3日後に、守護者のサムさんと合流して西の方に向かうらしい。
まだまだ聖女の修行を続けるそうだ。
私とクリス、フレッドとカティーさんも、聖女の修行は、数年単位の長い期間になるのだろうか?その後も、一生、2人3脚を続けるだろう。
3日後に守護者のサムさんが来るらしいので、その時に、守護者の役割を聞いてみよう。
-10/3 帝国練兵場 訓練場-
翌日からリリさんもいるので、訓練がハードになる。
訓練は、標的の的に突く、切る、叩く、薙ぎ払うを繰り返す。
休憩時間の5分前から、ココさんと練習試合を行う。練習試合用に竹刀の槍バージョンみたいな物に、簡易の防具をつけるが本気で討ちあう。
怪我より打撲が多い。打撲ならばスキル2のクリスやカティーさんが即時に治療できる。疲労も回復するから、休憩後にまた全力で基本動作を行って練習試合で本気で戦う。
周囲の兵士からしたら、私たちは狂っている様に見えるらしい。
混雑をしている場所でも、モーゼが海を割ったように道ができる。
彼らには避けられているが、ココとは打ち解けあって、お互いに敬称なしで呼び合える仲になった。初の休養日はクリスも含めて3人でパティーさんの小屋に行く約束をした。
-10/5 帝国練兵場-
リリさんの守護者のサムさんがやってきた。
フレッドと一緒に守護者の心得なるものを聞く。
「守護者って、あまり堅苦しく考えるな。
身を護るだけなら、本人が護身術を鍛えればよいからね。
聖女は、過酷な場面や精神的な重圧もあるから、それを支えてあげるんだ」
『精神的に支えてあげれば良い』のか。
それにしても、リリさんが、ここにいた3日間、この人はリバーサイドの娼館で遊んでいたらしい。しかも、毎月3日間は、リリさん公認で娼館に通うらしい。聖女と守護者って、いったいどういう関係なのだろう。
フレッドのチーレム構想が可愛く見えるよ。
他の聖女と守護者の間に立ち入ることはしないが、私はクリスを不幸にさせるようなことはしないと心に誓う。
お読みいただきありがとうございます
誤字脱字等がありましたら教えてください




