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Lvが1.2Gでした  作者: ねろっと
クリスとの出会い
10/92

守護者

暑くなりましたね


 パソコンとかの熱暴走が気になる季節になりますね

ー守護者-

「フィル。

 私のために無理をさせてごめんなさい。

 私の守護者になってもらえませんでしょうか?」


 守護者?

 戸惑っている私に話を続ける。


「聖女は、自分の回復は守護者の手を借りる必要があります。

 他の聖女に回復することもできますが、効果が低くなるのです。

 治療には、私の怪我をしている場所を触れていただかなければなりません。

 お願いです。

 守護者は男性しかできないのです」


 クリスの顔が真っ赤になっている。

 あ、負傷した個所を直接触れないと治せないからか。


「おーい。二人で青春しないでよぉ。

 ここはゴブリンの住み処の前だよ」


 パティーさんの突っ込みで、私達は、現実に戻された。

 遠くでゴブリンの叫び声が聞こえる。


「奴らが戻ってくると厄介だね。

 ジェニーさんを弔うことはできないけど、冒険者証は回収して。

 フィル君、私は片足が使えないから、手を貸して」


 ジェニーさんには悪いが、ここは撤退するしかない。

 クリスがジェニーさんを鎮魂した後、この場から退却した。




-治療-

 ゴブリンの叫び声が聞こえた方と逆の方向に逃げる。

 たぶん、クレアモン村から逆方向のはずだが、仕方がない。

 10分ほど逃げた後、パティーさんが身を隠る場所を見つけた。

 そこで、休憩をする。

 クリスは出血もあってフラフラだ。

 守護者になると伝える。

 クリスが私の左手首を握る。

 柔らかい手で、少しヒンヤリとしている。


「魔力を流しますので、右手まで魔力を届かせてください。

 集中して、私の事を想っていただければ、うまくいくはずです」


 肘のあたりまで届かせるだけでも大変だ。

 このままでは、クリスが失血死してしまう。

 クリスを想って精神を集中させ、右手まで魔力を届かせる。


「フィル。最初は軽い怪我のところで試してみてください」


 右脇腹に触れると、怪我が治っていく。

 他の箇所にも直接触れていくと、小さな傷は治り、大きな傷は出血が止まる。

 直接触らないといけないので、クリスは、徐々に肌を露わにしていく。

 最後に胸を治す際に、目で合図をする。クリスは、黙って頷く。

 服を手にかけ、露わになった胸に直接手を触れる。

 左胸の20 cmほど裂ける大怪我の出血が止まった。


「大怪我の場合は、すぐに治ることはありません。

 傷の残っている個所は毎日2回の治療を続ける必要があります。

 これからも、守護者として、私を支えてください」


 返事の代わりにクリスをそっと抱きしめた。


「もしもーし。

 治療が終わったなら、もう少し安全な場所まで避難するよ」


 そう言えば、ゴブリンの洞窟の近くだった。

 クリスは、耳の先まで真っ赤にして、慌てて服を着る。

読んでいただきありがとうございます

 誤字脱字などがありましたら、教えてください

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