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オツマミ戦記~転生したら生物ですら無かったのだが、何とか今日も頑張っている~

掲載日:2019/04/19

私の書いた、エッセイを読まれた原案者が、書いてくれた感想を元にして、この作品を作り投稿すると言う運びになりました。

原案者の方は、自分で書いた作品を持たない【読み専】ユーザーの方です。

それでも、面白いと思える原案を思い付ける才能を持つ方なので、いつか、その方が書いた作品を、私は読んでみたい。と心から思います。

面白く無いと感じてしまった方へ。

面白く無いと思えた要因は、私の文章力・構成力が至らないから、そう感じられたのだと思います。原案は、本当に秀逸でしたので。

 俺は今、神様と会合をしている。

何を言っているんだ? と、皆が思う事は、重々承知している。

しかし、紛れもない事実なんだ。


 神様が言うには、俺の現世での終わりと言う【死】は、神様にとっても、予想外の事だったらしい。

それで神様が、生き返らせてくれると言ってくれたが、現世での俺の肉体は、見るも無惨な状態になってしまっている。


 長い話し合いの末、神様が管轄する地球とは別の、もう1つの世界へと生まれ変わる事になった。

巷で流行りの異世界だ!

チート等の便利な能力は、流石に貰えなかったが、向こうでの生活が困らないように、ある程度の身分のある家へと、生まれるそうだ。


 俺は、異世界転生と言う現象を、我が身で体験出来る喜びに打ち震え、狂喜乱舞していた……。

この時に、ちゃんと神様の話を聞いておけば良かった……。

あの時の自分を今でも俺は、ぶん殴りたい。


 いよいよ、転生すると言う、土壇場で神様から告げられた言葉への思いと共に……。


 『そちに、幸せな人生が訪れるように、天の上から見守っているからな、では【カルパス】としての人生を楽しんでくれ』


 「えっ……ちょ……今なんて言った? このヒゲ爺、カルパスって言わなかったか? カルパスってアレだろ? サラミの偽物の……」


 俺の疑問と共に異世界への扉が開く……。





 あれから俺は、無事(?)に生まれ変わる事が出来た。

サラミ・オードブルを父に持ち、そのサラミ騎士爵の第3子として。

色々と思う事は、確かにあった……。

受け入れられず、葛藤を繰り返した日々もあった……。

地球での暮らしを懐かしみ、ホームシックにかかり、枕を濡らした夜もあった……。


 それでも、俺は頑張って、自分の気持ちと、自分の置かれた境遇に折り合いを付け、今日も生きている。

お酒のオツマミのカルパスとして……。


 ここで、少しこの世界の説明をしておこうと思う。

この世界は、地球の日本における【安土桃山時代~江戸時代初期】に状況が非常に似ている。

そう! この世界は今、乱世の時代なのだ。

数多の国が、己の国の覇権を賭けて争い戦う、戦国時代なのだ。


 俺が住む【乾き物帝国】は、スルメ皇帝を頂点とした、絶対君主制の国である。

この俺が住む国は、この世界では、1番の国土を誇り、1番の軍事力を保有している。

その帝国の中でも、一際へんぴな辺境に、俺の住む領土がある。

帝国には、誰にも覆す事の出来ない、明確な身分の差と言う物が存在する。

皇帝の住まう首都を中心に、放射線状にそれぞれの貴族が保有する領土があり、首都に近い程、身分が高くなるのだ。


 首都と隣り合わせになる領土には、サキイカ大公や、アタリメ公爵、エイヒレ侯爵等の、上級貴族達が住まい、首都から離れるにしたがい、身分も低くなっていく。


 では、俺の住むサラミ騎士爵領は、どうかと言うと、へんぴ辺境に領土がある事からも、身分が低いのは、自明の理である。

オシャレ感のあるサラミと言うオツマミが、何故これ程までに、低い身分に甘んじているのか? と言うと、一重に我々が皇帝や上級貴族達【乾燥和風族】出身では無く、乾き物の中でも【燻製洋風族】に該当するからだ。自然と戦い、生き残ってきた乾燥族に比べ、加工行程を挟む、我々燻製族は、帝国において肩身は狭い。


 しかし……。隣の領土を保有する、鮭トバ騎士爵に比べれば、遥かにマシなのだろう……。

件の騎士爵は、皇帝達と同じ【和風族】にも関わらず、燻製という行程を経ているだけで、我々よりも肩身の狭い思いを日々過ごしているのだから。


 我々、乾き物帝国の置かれている、世界一の国。

と言う地位を、虎視眈々と狙い、スキあらば、自分達の国が、その地位に着こうと目論む、国々に囲まれている。


 同盟国でもあり、スルメ皇帝の后妃の出身国である、板わさ国王を冠する【練り物王国】

特定の季節を味方に付け、ゲリラ戦法を用いる【枝豆・冷奴連合国】

蕩けるような甘さと口当たりを武器に戦う、チョコレートに率いられた、無敵の傭兵軍団を有する【洋菓子ドライフルーツ旅団】

アラレとピーナッツと言う、禁断の兵器を保有する、柿ピー国王率いる【乾き物豆類王国】


 列挙していけば、暇の無いぐらいに、様々な国々に囲まれ、日々争いの日々を過ごしている。

その争いの中で、我々にも、友好的な国も存在している。

プロセス・チーズⅡ世を国王とする【発酵王国】とは、近年、大きな争いも無く、比較的、お互いが良い関係を続けられている。

その理由は、スルメ皇帝の第2王女カマボコ王女が、発酵王国の王太子カマンベール・チーズの元に嫁ぎ、両国が待ち望んだ【チーカマ王子】の存在が大きな要因であろう。


 俺は、この群雄割拠と呼ぶに相応しい世界で、今日も自分の置かれた境遇を誤魔化しながら生きている。


 今日は、俺がこの世界に生まれてから、丁度15年目の誕生日の日である。この世界は、15才の誕生日を迎えて子供から成人となる。

そして、我々、乾き物帝国には、1つの風習が存在するのだ。

成人を迎えた貴族の男子は、本人が望む望まないに関係無く、成人の儀式と共に、初陣を果たさなければならない。


 俺も、その風習に則り、今まさに、初陣としての戦いに繰り出そうとしている。俺の初陣の相手は、冬を味方に付けた、オデンが族長を努める【煮物族】だ。

俺は感謝する。今が冬では無く、煮物族が1番、力の発揮出来ない、真夏であると言う幸せに対して……。







 この物語は、遠く無い未来に、地方の領主の息子と言う、小さな存在であったオツマミが、後の世にオツマミ界初の、天下統一を成し遂げる事となる【カルパス大帝王】と呼ばれる、オツマミ界のレジェンドの、数ある逸話の中でも、決して語られる事の無い、カルパス大帝王の誕生秘話である……。


 カルパス大帝王の偉業を讃える言葉を最後に、この物語を終わりとしよう。


 ジーク!カルパス!!



 

原案:なろうユーザー名『ahiru』

著:もふもふもん


原案者の方に直接のアクセスを取りたい方は、感想欄をご覧下さい。

多分……いやきっと……いやいや間違いなく……いやいやいや確実に……感想と言う形で、直接アクセス出来るようにしてくれるはずですから。

(と言うか、書けよww)

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― 新着の感想 ―
[一言]  凄まじき戦記だ。  正妻はエール・ピルスナー姫?  第二夫人はモルト夫人?  メイド長と執事はソーダとロックなのか?    発酵王国とは酔い関係が結べるが、発酵王国の同盟国。戦闘民族「コ…
[良い点] ああ……、 またしてもお酒のアテの香りを嗅ぎつけてしまった。 この豪華な群雄割拠ぶりはけしからんなぁ(´ω`*) どれどれ、お酒を片手に争いを止めてしんぜよう(笑) [一言] あの感想面…
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