表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/43

初めての戦闘 1

1週間後3人の戦闘服もできたので、実戦に行くことにした。戦闘服には対物対魔の防御魔法が付与されている。ちなみに俺の戦闘服も知里たちの見立てで作った。白を基調としているため、かなり目立つ。

「知里と芽衣は雷球と火球の命中率も上がってきたし、美咲も俺との訓練で動きも良くなってきたから大丈夫だろう」

「よし 最初は初心者の森にしとくかな」

「ん?そんなところあるの?」と美咲

他の2人も顔を傾げてこちらをみている。

「ああ 正式にはエバンの森と言って通称が初心者の森なんだ。弱い魔物しかいない森だからそう呼ばれている。」

「ふーん そんなところもあるんだね」と知里

「俺が学院に通っていた時の演習用の森なんだ」

「へ?あなた学校に行ってたんだ?」

美咲が興味深そうに聞いてきた。

「ああ 9歳の時から13歳まで初等学院に通ってたんだが、卒業して冒険者になったんだよ」

「へー 最近まで学生だったんだ。ねえ学校で親しい子とかいなかったの?」

知里と芽衣も耳をピクッとして聞いている。

「うーん 俺は人付き合いが苦手なんで、これといって親しいやつはいなかったな」

「まあ何が気にくわないのか、何かと絡んでくる女の子はいたが。まあ親しくはないな、絡まれてただけだし」

「ふーん」

とジト目で美咲が見てくる。

「とりあえず行くぞ。つかまれ」

とさっさと話を終わらせた。


エバニア王国 王立高等学院 女子寮の一室

ソフィア=クレイド 14歳

(小柄なあどけない感じの活発な女の子)

と、シーラ=ベルメール 14歳

(背の高い上品そうなお嬢様)

(2人とも伯爵家の三女)が明日の高等学院と初等学院の合同演習について会話をしている。

「またエバンの森で演習か〜 いいかげん飽きたよね。弱い魔物しか出てこないしさ」

「ソフィアそんな事をいうものではないですよ。指揮の仕方を学ぶのも貴族の務めではないですか」

「シーラは真面目だよね。まあそこがいいところなんだけど。ただなーんか張り合いがないんだよね。」

「またですか。仕様がないではありませんか。家庭の事情では・・あの方は冒険者で大成しますわ」

「まあそうなんだろうけどさ。なんか気になってね・・」と暗い顔になるソフィア

(重症ですね)シーラは心配した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ