ソフィアと美咲の告白
「ただいま」
「おかえりなさい。ご飯できてるよ」知里
「ああ ありがとう」
「らぶらぶね〜」
シーラがからかうので、知里は真っ赤になる。
「ちょっと シン 私たちに何か言うことがあるんじゃない?」
ソフィアと美咲と芽衣が詰め寄る。
「なんだ、聞いたのか?」
「そうよ。だから・・・ほら、さあ」ソフィア
「アホか、この状況で言えるわけないだろ。何の罰ゲームだよ」
「まあ それもそうか。じゃあ今度聞かせてよ」
「そうだな。ソフィアたちの口からも聞いたらな」
「「っ!!」」
ソフィアと美咲は赤面する。
「シン 私はシンのことが好きよ。強くなったらお嫁さんにしてくれるんだよね?」
こんな時の芽衣は最強だ。
「ああ 俺も芽衣のことが好きだよ」
と言って頭を撫でる。
「ふへへ〜。って違う!妹枠じゃなくてだよ〜!!」
「ああ わかってるよ」
また撫でてやる。
「もうっ シンは」
と頬をぷくーっと膨らませる。
「とりあえず飯を食わせてくれ。それで今夜王城に忍び込むから、仮眠をとるからな」
それから夕飯をとり、風呂にはいる。そしてお前たちは明日の会議に向けて早く寝ろと言って、仮眠をとった。
夜中起きると、俺のベッドに両膝をつき顔を埋めているソフィアがいた。
風邪ひくぞと言って起こす。
「これから行くの?」ソフィア
「ああ 行ってくる」
「ちょっと待って、美咲と話したんだけど、今聞きたいわ。じゃないといつになるか、わからないもん」
知里も先に告白したから自分も先に言うと言って、
「私はシンのことが好きよ、学院のころから好きだったの」
「おれも、いつも元気で明るいソフィアが好きだよ」
と言って抱き寄せた。ソフィアも俺の背中に腕を回し、胸に顔を埋めている。
ひとしきりそうすると、ソフィアははなれ、
「それじゃ、次は美咲の話を聞いてあげて」
と言って出て行った。
美咲が中に入ると、はにかみながら
「改めてだと、なんか恥ずかしいね。ふふ」
「それでね、シンと一緒に過ごしていて、随分前からあなたのことが好きになってたわ」
「そうだな。いつも朗らかで、周りを明るくしてくれるそんな美咲が好きだ」
そう言って抱き寄せた。
フルフルと震えながらも「これだけ?」
と冗談めかしていう。
「そうだな、俺には秘密があることは聞いているよな?」
「・・・うん わかったわ。私も早く強くなるから!!待ってるわ」