戦果と日常
戦果確認
ノーマル 66体 銅貨5枚/1体×2(魔石と部位)
ウォーリアー 33体 小銀貨1枚/1体×2
アーチャー 13体 小銀貨2枚/1体×2
メイジ 14体 小銀貨2枚/1体×2
ナイト 6体 小銀貨4枚/1体×2
キング 1体 小金貨2枚×2
合計小金貨5枚銀貨4枚小銀貨4枚
報酬 小金貨6枚/1人
他パーティー
概ね60体前後 ジェネラルの分は折半らしい
翌日朝午前中に依頼完了報告と報酬の受け取りのために、ギルドを訪れる。ソフィアたちはショッピングと打ち上げをしたいからと言って、ギルドまで付いてきた。
「ねえ 次の依頼は受けないの?」
「良さそうな依頼があったらな」
「じゃあ見といてあげる」
知里たちは和気あいあいと眺めてる。
8人もかわいい女の子たちがいる一角は、とても華やかな雰囲気だ。そして、目立つし注目を集めることになる。
となると当然というか、噂に尾ひれはひれが付いていて、
「おい あの子たちだろ?ゴブリンキング の討伐で無双してた女の子たちって」
「ああ 他のパーティーの倍以上倒したらしいぞ」
「男が1人混じってるらしいぞ」
「まじか うらやまけしからん」
「そいつは働きもせずに、あの女の子たちを食い物にしてるんだってよ」
「何〜!俺が助け出してやる」
「やめとけ!女の子たちの誰かしらんが、キングのように丸焦げにされるぞ」
「くそっ なんであいつなんかに」
「ある筋の情報では、あの男はモノが違うんだってよ。」
(おいおいどこ情報だよ?)
報酬を受け取り、神殿で恒例のチェックを行うと自由行動にした。
「みんな報酬は1人小金貨6枚と銀貨6枚だ」
1人ずつ渡す。
「こんなにいいの?」知里
「ああ 正当な報酬だ。みんな頑張ったからな」
「えへへ〜」芽衣
「じゃあな 俺は用があるから、夕方迎えに来る」
「用って何よ?言えないことするんじゃないでしょうね」
ソフィアが勘ぐる。
「だれがそんなことするか。おまえの親父さんにあって来るんだよ。今回は1人で行く。街で情報も集めたいしな」
「う、うん わかった よろしくね」ソフィア
「シン様ありがとうございます。よろしくお願いします。」メグ
「ああ みんなはゆっくり羽を休めるといい」
女の子たちの日常 (知里視点)
知里の朝は早い
9人分のご飯の用意を始める。
「知里おはよ〜」
シーラが手伝いに降りて来る。
「おはよ シーラ」
最近は2人で献立を考えるようになった。
そうすると次に起きて来るのはメルだ。
「メルちゃん おはよ」
「おはよ〜」シーラ
「おはよ」
無口なメルは私たちを見つめる。
「メルちゃんも手伝ってね」
「うん」
メルは皮むきがとてもうまい。
「メルちゃん いつ見てもすごいね。速いし、キレイに剥けてるし」
「ん、短刀術」
朝食の準備が出来ると、起きてない子たちを起こしに行く。ソフィアと美咲は毎日だ。
賑やかな朝食の後は、裏庭で訓練をする。
新しいスキルや魔法の練習だ。
「みんなアロー系の魔法を覚えたから、これが出来るようになると便利だぞ」
シンがそう言って、頭上に雷矢が浮かぶ。すると矢が2本、3本、4本と増えていく。
「アロー系は一度に数本発動が可能なんだ。コツは矢のイメージを強く持つことかな」
今日は雷矢の発動となんとか的に当てられるようになったから、明日からは本数を増やせるように頑張ろう。
その後ゴーレム相手に8人での連携をし、昼前に訓練が終了した。
街に行きたい人は街でお昼を取るらしく、シンに連れて行ってもらう。今日はソフィアと美咲と芽衣が行くらしい。
「知里もシンとデートしたいなら行ってきてもいいよ」
シーラが私の様子を見てそんなことを言う。
「わ 私は今日お庭の手入れをするから大丈夫です」
シーラはクスっと笑いながら、
「だね 一緒にやろうね」
「その前にお昼ご飯は何にしようか?5人だし、メグたちにも聞いてみようよ」
お昼は庭のテーブルでピザとサンドイッチを食べることにした。
5人は楽しげにおしゃべりをしてすごしていると、
「もうすぐ年も明けるのに、ここは穏やかな場所ですね。こうしてみんなといると、ずっとここに居たいなと思ってしまいます。でもお父様やお母様、お兄様のことを考えると、居ても立っても居られなくなりますの」
メルとミラも同じ想いなので、コクリと頷く。
「私たちもね、たまたまシンに助けられたから、こうしてみんなと居られるんだけど。他の召喚された子たちのことを考えると居たたまれなくなるの」
しんみりとしてきたので、シーラが話題を変えてくれた。
「でもシン君ってすごいよね。こんな場所作っちゃうんだから。まあ学院の頃もすごかったけどね」
「学院のころのシンって、どんな感じだったんですか?」
「あらあら知里ってシンのことになると、積極的よね。いいわ学院のころのエピソードをおしえてあげるわ」
メグがいたずらっ子のような顔をしてからかう。
シーラの話の中で、シンの育ての親がアイリスということを、メグが聞くと
「アイリス アイリスどこかで聞いたことがある名前ね。確か昔の勇者パーティーの賢者だったような」
「「「「えっ!!!」」」」
「なるほどね。規格外の理由がわかったわ」とシーラ
長い昼食が終わると、予定通りシーラと庭や畑の手入れをした。
「もうこんな時間。夕飯の用意をしないと」
「夕飯は何にしようか?」
シーラと話しながらキッチンに行く。
暫くして街組みが帰ってくると、リビングが騒がしくなる。メグたちと美咲たちが街でのことを楽しそうに話している。
パチパチ
「ん?」
シーラが気付く。
「ちょっと知里!静電気漏れてるよ」
「えっ?やだ 私ったら」
シーラとメルは顔を見合わせて、また黙々と料理の仕度をする。
(家庭円満のためにもあとで、シン君には知里をデートに誘うように言わないとね)
夕飯をみんなで取っている時
「ねえ シン君、アイリスさんが賢者ってことは知ってたの?」シーラ
「いや そんな事は聞いてなかったんだが。ただ魔法の腕は物凄かったけどな」
「剣術とかは誰に習ったの?」
「アイリスの冒険者仲間だな。剣術は魔法剣士のイリアから、武術はガチムキのガーランドからな」
「「「やっぱり」」」シーラ メグ ミラ
「・・・」安定のメル
(みんな驚いてる。すごいパーティーなんだ)
「ちょ ちょっとその人たち勇者パーティーじゃない!!!」
ソフィアが驚く。
「ああ 俺も学院に入ってから知ったわ」
とシンはサラッと言う。
「俺が3歳の頃 母親が亡くなると、アイリスに預けられたんだ。母さんは死期が迫ってるのを分かってたのか、昔からの知り合いだったアイリスに頼んでたんだな」
「それから9歳になるまで、アイリスからは魔法を、イリアとガーランドは剣術と武術を俺に叩き込んだんだ」
「よく3人に竜種狩や盗賊狩りに連れて行かれたよ」
「なるほどね 勇者パーティーに英才教育されて学院に入ってきたんだ。それは規格外だわ!!!!」
ソフィアが叫んでいる。
そんな衝撃の暴露話の後も、みんなでワイワイと話しながら夜が更けていった。
知里
魔力 ☆☆☆☆
属性 雷木
魔法 小雷 雷球 雷矢 促成 結実
美咲
魔力 ☆☆☆
刀術 加速 身体強化
スキル 飛燕
芽衣
魔力 ☆☆☆☆
属性 火風
魔法 灯火 火球 火矢 送風 風刃
ソフィア
魔力 ☆☆☆
槍術 加速 身体強化
スキル スラッシュ ダブルピアース
4属性スラスト
シーラ
魔力 ☆☆☆☆
属性 水木
魔法 ウォーター アイスボール ヒールウォーターアイスアロー フォース フルート
メグ
魔力 ☆☆☆☆
属性 光
魔法 ライトボール ライトアロー ヒール
メル
魔力 ☆☆☆
短刀術 感知 加速
スキル 隠密
ミラ
魔力 ☆☆☆
弓術 命中 速射
スキル 4属性アロー(火水風土)