召喚そしてギフト開封
眼が覚めると中世ヨーロッパ風の
内装の部屋だった
「ここは?」
誰かが呟くとそれを皮切りに、
「夢?」や「嘘だろ」とか喋り出す。
「うむ、気がついたか」
「誰だおっさん?」
クラスのリーダーみたいなやつが話始めた
「儂は人間の国の王、バーミリオンと言う。そしてここは王都バレンシュタインじゃ」
「はぁ?」
これがクラスの総意である。
「うむお主達はこの国を救う勇者としてこの世界に召喚されたのじゃ。 ステータスオープンと言うてみろ」
「す、すてーたすお、おーぷん」
リーダー格の声が震えてる
「半透明な板が出たじゃろ」
「ほっ、本当だ」
「そんなことより」
ずっと黙っていた先生が口開く
「元の世界に戻れるんでしょうね」
「もちろんじゃ魔王を倒して魔石を取り出せばな」
「お主らには女神様の祝福としてギフトが送られたはずじゃ。確認してくれ」
「あっ俺火魔法LevelMAXってのがある」
「私は水魔法LevelMAXだ」
などなど様々なスキルがあるようだ
んで俺のは
ステータス
名前新井ハジメ
ギフト
・なし
異能
・????×8
酷い攻撃ないじゃん何だよ????って
いじめか女神様
「おお俺闇魔法LevelMAXだ」と聡介
「私回復魔法LevelMAXだわ」と桜
「こっこの裏切り者どもめ、聡介てめぇは同じだと思ってたのに」
何だよ、この格差闇魔法てかっこよすぎだろ
「まぁそう言うなよ。やはり真の勇者は俺だってことさ。んで見してみ」
聡介にプレートを見せる
「ギフトなしっておい」
「これは酷いね」
そう言いながら右肩に聡介左肩に桜の手が置かれる
やめろお前らそんな同情の眼でみんな。
ピローン
なんか音なった気がしたが気のせいだろ
「魔法の属性に分かれるのじゃ」
ゾロゾロ
「あのすいませんギフトなしってどうすれば?」
「ギフトなしだと。貴様どこから紛れ込んだのじゃ貴様のような能無しに用はない出て行け」
はぁ?
近衛兵に引きずられながら俺は叫ぶ
「てめーこの糞ジジイ勝手に呼び出してこれか、ぜっーてぇー復讐してやっかんなバーカ」
「本当に追い出された」
クッソついてない
ギフトないってわかった瞬間手のひら返しやがってあのジジイ絶対ぶっ殺す
ハジメの目的リストに王の殺害が追加された
ハジメ目的メモ
・元の世界への期間
・王バーミリオンへの復讐