1/3
プロローグ
動物が飼い主のためにどたばた走り回る小説が書いてみたかったのでやってみました。
擬人化・死にネタがありますので、あまりお好きでない方はご遠慮ください。
文章の作り方など未熟な点が多々ございますが、よろしくお願いします。
ボクはいつだって君を見てきた。
思い出したらきりがないけど色々なことしてもらったね。
そうそう、あのときのこと覚えてるかな?
ボクが体調を崩して倒れたとき君はつきっきりで看病してくれたね。
うれしかったよ。
純粋にうれしかった、君と一緒にいれてすごくうれしかった。
でも、なんで?
ねぇ、なんで泣いてるの?
そんな悲しい顔でこっちを見ないでおくれよ・・・。
ボクまで寂しくなっちゃうじゃないか。
君は笑ってる顔が一番なのに・・・。
なんだか、眠くなってきちゃったな。
でも、寝たらいけない気がする。
もう君と会えなくなるようで。
「…ゆっくり、寝ていいよ。また、また…っ会おうねっ…」
そんな君の声が聞こえた気がした。
大粒の涙をボクに落として。
ゆっくりと、ボクは深い眠りについた・・・。
―そして物語のページはめくられた―