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綺羅星ラブレター  作者: 天使 かえで


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31/37

24 共に奏でられるお前へ

仕事から帰って1人の部屋の中

痛いほどの静寂に耐えられずテレビをつけている


ポストに溜まっていた郵便物を確認しながらふと目をテレビに向ける


人気の歌手がディスプレイに映し出されている

そこに映っているのは過去に友と呼んでいた人だ


彼とは共に音楽で有名になろうと語り合っていた


そんな彼と夢を追いかけていたが、私は私の家族を優先した結果、彼との約束を裏切ってしまったのだ


一緒に出ると約束していたオーディション番組に向かう日、私は急に体調を崩してしまった父を病院に送るために待ち合わせの場所に行かなかった


彼はそのまま1人でオーディションに行ったのだろう


程なくして彼をメディアで見ない日はなくなった


彼とはもう連絡も取っていない

「もう終わった事だ」そう思っていた


思っていたのに目の前には彼からの手紙があった


手の中にはやや分厚い封筒

その封を開け中を確認した

やあ 元気にしているかい


一緒にオーディションに行こうと約束して別れたっきり会うこともなくなってしまったね


おじさんの調子が良くなったってうちの母さんが話してたの聞いたよ


ずっと気になってたんだ

おじさんの事も、お前の事も


オレはお前との約束忘れてないからな

お前と一緒に好きな音楽作っていたいんだよ


この手紙に楽譜入れとくよ

オレだけじゃ良いフレーズ思いつかなくて未完なんだ


お前のカッコいいの書いてくれよ


ずっと待ってる


手紙と一緒に入っていた楽譜を見た

たしかにサビの部分が書かれていない


あいつの書いた楽譜を見て自分の中に熱いものが流れるのを感じた


その想いをそのまま音にして楽譜を埋めていく




人気アーティストの新曲が発売された

この曲もすでに注目され大ヒットしている

 

その曲のクレジットにアーティストの名前に並んで友人の名前も書かれていた

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