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綺羅星ラブレター  作者: 天使 かえで


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19/30

13 笑わせたい君へ

俺のデスクの斜め向いに仲のいい同僚がいる

話も合うし、趣味も似てる、考え方も共通するところがあると思う


はっきり言ってめっちゃ好きだ


何度かその旨を伝えたのだがなんとなくはぐらかされている


「なあ、俺さあ、君のこと好きなんだよ。付き合ってくれないか?」


昼食の時、いつものように聞いてみた

いつもはここで曖昧に答えられるのだが今日は違った


「いつも普通ね、あんたの告白。何か私が面白いと思う方法で告白出来たら考えてあげるよ。」


「分かった。ちょっと時間をくれ。」


「楽しみに待ってる。」


いろいろ考えた結果、まずは今夜の食事を誘ってみようと思う


就業時間が過ぎた瞬間、メッセージを送った


彼女のスマホがピロリと電子音を鳴らした

ヤッホー(^O^) おつかれSummer


今日も1日ガンバったとこで、今夜、ご飯でも行かな〜い?


こないだ近所に出来たばっかりのイタリアン見つけたんだ |д゜)チラッ


美味しそうだったから行ってみたいな

美味しすぎて♥ほっぺた落ちそうになったらちゃんと支えてあげるねヽ(´エ`)ノ なんちゃって


君のガンバってるとこもずっと見てるよ

君のこともっと知りたいとも思ってる♥


今夜は色々語り合いたいな〜


帰り支度終わらせてお食事行けるの待ってるね〜

「アッハッハッハ!」

スマホ画面を見た彼女が盛大に笑っている


「あんたバカなの?何このおじさん構文っぽいの?面白いのベクトル違いすぎ! 思ってたんと違うーアッハッハッハッハ」


彼女のツボにハマったのかずっと笑い転げている


「想像してたのとは違いすぎるけど、約束だし…… まずは今夜のイタリアン行ってあげる。」


そう言ったあと2人で食事に出かけた


笑いの絶えない夕食の時間を過ごした

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― 新着の感想 ―
突然のおじさん構文ににやけました。
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