霊名探偵(れいめいたんてい)のゲームルール
# 霊名探偵
## 超常現象推理ボードゲーム
### ゲーム概要
プレイヤーは霊感を持つ探偵となり、似たような苗字に紛れた「真の対象者」を探し出すゲームです。神社を起点として街を探索し、ヒントを頼りに目標を見つけ出しましょう。
### 参加人数
- GM:1人
- プレイヤー:2〜6人
### ゲーム準備
#### マップ構成
- **神社**(スタート地点):マップ中央
- **民家エリア**:12軒の一般住宅
- **商店街**:8つの店舗
- **雑居ビル**:4階建て、各階に複数の事務所
- **アパート群**:3棟、各棟に6部屋
- **川沿いエリア**:2つの釣り場と小屋
- **森エリア**:3つの祠と山小屋
#### カード類
- **ヒントカード**:30枚
- 有効ヒント:15枚(目標に関連)
- 偽ヒント:10枚(無関係な情報)
- トラップカード:5枚(妨害効果)
- **霊現象カード**:20枚(妨害・支援効果)
- **苗字カード**:目標設定用
### ゲームの流れ
#### 1. セットアップ
1. GMが苗字テーマを決定(例:「田中」「田仲」「田奈加」の中から「田仲」を選択)
2. 目標の場所をGMが秘密裏に設定
3. 全プレイヤーが神社からスタート
4. 各プレイヤーに霊力ポイント3点を配布
#### 2. ターンの進行
**プレイヤーターン**
1. **移動**:サイコロを振り、出た目の数だけ移動
2. **調査**:到着した場所で苗字を確認
3. **特殊アクション**:霊力ポイントを使用(任意)
**GMターン(3ターンごと)**
1. ヒントカードを1枚公開
2. 全プレイヤーがヒントを確認
3. トラップカードの場合は即座に効果発動
### 調査システム
#### 場所別調査方法
- **民家**:表札を確認(1ターンで判明)
- **商店街**:店主の名前を聞く(1ターンで判明)
- **雑居ビル**:各階の事務所を個別調査(1階につき1ターン)
- **アパート**:管理人に確認または各部屋訪問(管理人なら1ターン、個別なら各部屋1ターン)
- **川沿い・森**:地元の人に聞き込み(1ターンで判明)
### 霊現象システム
#### 妨害効果(他プレイヤーに使用)
- **憑依**:対象プレイヤーを神社に強制送還(霊力2点消費)
- **迷子の霊**:対象プレイヤーの次ターン移動不可(霊力1点消費)
- **霊的干渉**:対象プレイヤーの調査を1ターン遅延(霊力1点消費)
#### 支援効果(自分に使用)
- **霊感**:3マス自由移動(霊力2点消費)
- **透視**:現在地から2マス以内の場所の苗字を遠隔確認(霊力2点消費)
- **加護**:次の妨害効果を無効化(霊力1点消費)
### ヒントカードの例
#### 有効ヒント
- 「赤い屋根の建物の近く」
- 「川の音が聞こえる場所」
- 「3階建て以上の建物」
- 「商店街の奥の方」
#### 偽ヒント
- 「神社の近く」(実際は遠い)
- 「新しい建物」(実際は古い)
- 「人通りの多い場所」(実際は静か)
#### トラップカード
- **霊道開放**:全プレイヤーがランダムに3マス移動
- **時空の歪み**:全プレイヤーの霊力ポイント-1
- **集団幻覚**:次のヒントカードも偽情報
### 勝利条件
最初に正しい苗字の場所を特定し、GMに報告したプレイヤーの勝利
### 霊力ポイントの回復
- 神社で祈祷:1ターン消費で1ポイント回復
- 正しくないが似ている苗字を発見:0.5ポイント回復(2回で1ポイント)
### ゲームのコツ
1. ヒントの真偽を見極める
2.他プレイヤーの行動から情報を推測
3. 霊力ポイントの使用タイミングを見極める
4. エリアを効率的に探索する
5. 妨害のタイミングを計る
### 上級ルール(慣れてきたら)
- **連続捜査**:同じエリア内なら追加調査可能
- **情報共有**:霊力1点で他プレイヤーと情報交換
- **霊的直感**:ゲーム中1回、GMに「近いか遠いか」を質問可能
プレイ時間:45〜60分
対象年齢:12歳以上
このボードゲーム、かなり応用が利きます。
ちなみにスタート位置が神社なのは、瞬発力企画!での投稿作品の影響です。