霊名探偵リプレイ - 海辺の伊東を探せ!
# 霊名探偵リプレイ - 海辺の伊東を探せ!
## 参加者
- **高橋店長**: GM
- **プレイヤー**:
- **佐藤魔王**: 海が好きな霊能探偵
- **結菜**: 分析派の霊能探偵
- **文雄**: 地元出身の霊能探偵
---
## ゲーム開始
**高橋店長**: 「今回の舞台は海辺の町。皆さんが探すのは『伊東』さんです。この町には『伊藤』さんがたくさん住んでいますが、目標は漢字の違う『伊東』さんですよ」
**文雄**: 「伊東...東の字が違うのか。地元だから伊藤さんは多いって知ってるんだよな」
**高橋店長**: 「神社は海を見下ろす丘の上にあります。そこからスタートです!」
## マップ説明
- **神社**(スタート):丘の上、海を一望
- **漁港エリア**:船着き場、市場、漁師小屋
- **浜辺エリア**:海水浴場、海の家、民宿
- **トンネル**:山を貫く古いトンネル、向こう側に集落
- **商店街**:海沿いの観光地商店街
- **崖沿い民家**:海を見下ろす住宅地
- **灯台**:岬の先端にある古い灯台
---
## 第1ターン
**佐藤魔王**: (サイコロ:5)「ふむ。海が見えるし、漁港から調べてみよう!」→漁師の伊藤さんに遭遇
「伊藤船長って呼ばれてる人がいました。でも普通の『伊藤』でした」
**結菜**: (サイコロ:3)「商店街の看板を見てみましょう」→伊藤商店を発見
「『伊藤商店』がありますが、これも普通の伊藤ですね。でも0.5ポイント回復」
**文雄**: (サイコロ:4)「地元の知識で...崖沿いの民家に古い家系がいるはず」→伊藤邸を発見
「やっぱり!古い伊藤家の屋敷がありました。でもこれも普通の伊藤だ...」
---
## 第2ターン
**佐藤魔王**: 「浜辺の海の家を調べてみる」→『伊藤荘』という民宿を発見
「民宿『伊藤荘』...看板が古くて文字が見にくいな。でも多分普通の伊藤だと思う」
**結菜**: 「トンネルが気になります。向こう側の集落に行ってみましょう」→トンネルを通過、集落の郵便受けを確認
「トンネルの向こうにも伊藤さんが住んでるようですが、普通の伊藤でした」
**文雄**: 「灯台に行ってみる。あそこには灯台守がいたはず」→灯台守の小屋を調査
「灯台守の伊藤さん...でも、これも普通の伊藤だった。海辺には伊藤だらけだな」
---
## 第3ターン
**佐藤魔王**: 「霊感を使って灯台まで一気に移動」(霊力2点消費)→灯台内部を詳しく調査
「灯台の中に古い記録があるけど...やっぱり伊藤だ」
**結菜**: 「文雄に迷子の霊を使います」(霊力1点消費)
**高橋店長**: 「文雄さん、海からの霧で方向感覚を失い、次ターン移動できません」
**文雄**: 「うわあ!海霧で迷子になっちゃった!」
**結菜**: 「その間に浜辺をもう一度詳しく調べます」→海の家の従業員に聞き込み
「海の家の人に聞いたら、『伊東さんという常連さんがいる』って!これは...」
**高橋店長**: 「3ターン経過です。ヒントカードは...『潮風が運ぶ記憶』」
---
## 第4ターン
**佐藤魔王**: 「潮風...海辺全体のことかな?」→漁港の船の名前をチェック
「『第三伊藤丸』『伊藤海運』...船にも伊藤がいっぱいだ!」
**結菜**: 「さっきの海の家の情報をもう一度確認」→海の家『波音亭』で詳細聞き込み
「常連の伊東さんについて聞いたら...『東』の字が違うって言われました!でもどこに住んでるかは...」
**文雄**: (移動不可のため調査のみ)「迷子状態だけど、今いる場所を詳しく調べる」→崖沿いで発見
「霧で迷子になったけど、崖沿いで古い表札を見つけた...『伊東』!字が違う!」
**高橋店長**: 「文雄さん、正解です!」
**結菜**: 「えー!迷子の霊で妨害したのに、それが逆に正解に導いちゃった!」
---
## 第5ターン(答え合わせ)
**高橋店長**: 「実は伊東さんは崖沿いの古い家に住んでいて、毎日浜辺の海の家に通っている常連さんでした。『潮風が運ぶ記憶』というのは、海の家の人たちの記憶のことだったんです」
**佐藤魔王**: 「なるほど!海の家で情報は得られたけど、住所までは聞けなかったのか」
**結菜**: 「私の妨害が裏目に出るなんて...文雄さんを迷子にさせたら、偶然正解の場所に行っちゃった」
**文雄**: 「地元の知識で崖沿いに古い家系があるのは知ってたけど、まさか迷子になって偶然見つけるとは!霧のおかげで普段気づかない表札をじっくり見れたよ」
**高橋店長**: 「実は漁港、商店街、灯台の伊藤さんたちは皆親戚で、伊東さんだけが別の家系だったんです。しかも崖沿いという少し離れた場所に住んでいました」
---
## 第6ターン(追加情報)
**佐藤魔王**: 「そういえば民宿『伊藤荘』の看板、もう一度よく見たかったな。もしかして...」
**高橋店長**: 「実は民宿の看板は古くて文字が判別しにくかったんですが、よく見ると『伊東荘』だったんです。でも今回の目標は個人なので、宿の名前は違いました」
**結菜**: 「トンネルの向こうの集落も怪しいと思ったんですが...」
**高橋店長**: 「あちらは完全におとりでした。新しい住宅地で、移住してきた伊藤さんたちが住んでいます」
**文雄**: 「海の家の情報とGM高橋店長の仕掛けに気づいていれば、もっと早く解けたかもしれないな」
---
## ゲーム終了後の感想
**佐藤魔王**: 「海というテーマが面白かった!船の名前まで伊藤だらけで、悔しいが完全に混乱させられた」
**結菜**: 「情報は掴んでいたのに、住所まで突き止められなかった。もう1ターンあれば...妨害が裏目に出たのは想定外」
**文雄**: 「地元出身設定が活かされたけど、最後は完全に運だった。迷子の霊で霧に包まれなかったら気づかなかったかも」
**高橋店長**: 「海辺の町という設定で、漁師、船、海の家など海に関連する伊藤さんをたくさん配置してみました。崖沿いという少し離れた場所がポイントでした」
**佐藤魔王**: 「次回も海のマップがいいな!今度は『渡辺』と『渡邊』とか?」
**結菜**: 「妨害のタイミングをもっと戦略的に考えないと。運任せの妨害は危険ね」
**文雄**: 「地の利を活かせたのは良かったけど、最後の偶然は狙えないからな...」
---
## 戦略解説
### 勝因(文雄)
- 地元知識で古い家系の場所を把握
- 妨害を受けても冷静に現在地を調査
- 運も味方したが、基礎的な探索力があった
### 敗因分析
**佐藤魔王**: 海関連に注目しすぎて範囲を絞り切れず
**結菜**: 情報収集は優秀だったが、妨害タイミングが裏目に
### GM高橋店長の仕掛け
- 海関連の伊藤を大量配置して混乱誘発
- 海の家で情報提供しつつ、住所は隠す
- 「潮風が運ぶ記憶」で海の家の人々の記憶を示唆
- 崖沿いという少し離れた場所に正解を配置
### 特殊効果
- 海霧による「迷子の霊」が偶然の発見につながる演出
- 海辺という環境を活かした雰囲気作り
プレイ時間: 約45分