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霊名探偵リプレイ - 髙橋を探せ!

今回のリプレイは、瞬発力企画!に投稿したものを基にボードゲームルール化しました。

https://ncode.syosetu.com/n1237km/59/

# 霊名探偵リプレイ - 髙橋を探せ!


## 参加者

- **GM**: 高橋店長さん

- **プレイヤー**:

- **栄子**: 経験豊富な霊能探偵

- **B策**: 慎重派の新人探偵

- **佐藤魔王**: 積極的な行動派探偵


---


## ゲーム開始


今日もボードゲームカフェ『木漏れ日と魔王の日々』は賑わっている。高橋店長は、予約席と書かれたテーブルの(ひとつ)に真新しいボードゲームのセットを置いた。


【髙橋を探せ!】という捜査系のゲームだった。


--


**高橋店長**: 「今回、プレイヤーの皆さんには変わった事件を捜査して頂きます。それは『高橋』に関するものですが、この街には多くの高橋さんがいます。しかし、皆さんが探すのは少し違う『髙橋』さんです。気をつけて探してくださいね」


**栄子**: 「髙橋...『高』の字が違うのね。旧字体かしら」




**高橋店長**: 「さあ、神社からスタートです。霊力ポイントは皆さん3点ずつ持っています」


---


## 第1ターン


**栄子**: (サイコロ:4)「商店街の方に向かうわ」→薬局「高橋薬局」を発見

「あら、これは普通の『高橋』ね。でも情報として覚えておきましょう」


**B策**: (サイコロ:3)「慎重に民家エリアを調べよう」→高橋宅の表札確認

「こちらも普通の『高橋』でした。GM、これで0.5ポイント回復ですよね?」

**高橋店長**: 「はい、似ている苗字発見で0.5ポイント回復です」


**佐藤魔王**: (サイコロ:5)「雑居ビルに突撃!1階から調べます」→高橋商事を発見

「うぬぅ普通の高橋だった...建物が大きいから、他の階にもあるかもしれない」


---


## 第2ターン


**栄子**: 「商店街をもう少し調べてみる」→高橋理髪店を発見

「またも普通の高橋...でも商店街に集中してるのかしら?」


**B策**: 「アパート群に移動してみよう」→管理人に確認

「管理人の高橋さんに聞いたところ、住人に高橋姓の方はいないそうです」


**佐藤魔王**: 「雑居ビル2階を調査!」→高橋会計事務所を発見

「ここも普通の高橋!この建物、高橋だらけなんか?」


---


## 第3ターン


**栄子**: 「森エリアに霊感を使って移動します」(霊力2点消費)→山小屋を調査

「高橋さんという猟師の小屋でしたが、これも普通の高橋でした」


**B策**: 「川沿いエリアに移動」→釣り人に聞き込み

「高橋さんという常連の釣り人がいるそうですが、やはり普通の高橋でした」


**佐藤魔王**: 「雑居ビル3階を調査...そうだな、栄子に憑依を使います!」(霊力2点消費)

**高橋店長**: 「栄子さん、突然霊に憑かれて神社まで引き戻されました!」

**栄子**: 「きゃー!佐藤魔王ったら!」


**高橋店長**: 「3ターン経過したので、ヒントカードをめくります...『古い建物に宿る』」


---


## 第4ターン


**栄子**: (神社から再スタート)「古い建物...森の祠とかかしら?」→祠を調査

「こちらには何もありませんでした」


**B策**: 「古い建物といえば...あの古い民家があったような」→築年数の古い民家を調査

「髙橋...あ、これ字が違う!髙橋さんの表札です!」


**佐藤魔王**: 「ぐぬぅ!B策が先に!」


**高橋店長**: 「おめでとうございます!B策さんの勝利です!」


---


## 第5ターン(答え合わせ)


**高橋店長**: 「実は髙橋さんは、街で一番古い民家に住んでいました。『古い建物に宿る』というヒントは正解だったんです」


**栄子**: 「私、森にばかり気を取られていたわ...民家の築年数まで気にしてなかった」


**佐藤魔王**: 「雑居ビルに高橋がいっぱいいたから、そこが怪しいと思った!完全におとりだったとは」


**B策**: 「僕は最初から慎重に民家を調べていたのが良かったみたい。でも途中でアパートに寄り道したのは失敗だったな」


**高橋店長**: 「実は商店街と雑居ビルの高橋さんたちは、髙橋さんの親戚で、皆さんを混乱させるためにわざと集まっていたんです」


**栄子**: 「なるほど!だから高橋がたくさんいたのね。完全に引っかかったわ」


**佐藤魔王**: 「次回は妨害のタイミングをもう少し考えなければ。B策のゴール直前で憑依すれば良かった!」


**B策**: 「ヒヤヒヤしました...佐藤魔王さんの妨害が怖くて、見つけた瞬間すぐ報告して良かった」


---


## ゲーム終了後の感想


**栄子**: 「ヒントを文字通り受け取りすぎて、『古い建物=祠や山小屋』と思い込んじゃった。民家も古い建物よね」


**B策**: 「地道な調査が報われました。でも運も大きかったかな。最初に調べた民家の近くに答えがあったなんて」


**佐藤魔王**: 「妨害のタイミングが早すぎたかもしれない!でも雑居ビルの高橋ラッシュは楽しかったな」


**高橋店長**: 「皆さん、それぞれ違う戦略で楽しめましたね。次回は『佐藤』と『佐當』で挑戦してみましょうか?」


**全員**: 「やりたい!」


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## 戦略解説


### 勝因(B策)

- 慎重な民家調査で基礎情報を収集

- ヒントを素直に解釈(古い建物=築年数の古い民家)

- 妨害を受けながらも冷静に継続

- 発見後すぐに報告して妨害を回避


### 敗因分析

**栄子**: ヒントの解釈が限定的、霊力の使用タイミングが早すぎた

**佐藤魔王**: おとりに引っかかる、妨害のタイミングが戦略的でない


### 高橋店長の仕掛け

- 商店街と雑居ビルに高橋を集中させておとりとする

- 「古い建物」という曖昧なヒントで思考を誘導

- 答えを比較的見つけやすい場所に設置してゲームバランスを調整


プレイ時間: 約50分

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