動物ことわざレース ゲームルールv1.0
# 動物ことわざレース - ボードゲームルール
## ゲーム概要
プレイヤーは様々な動物に変身しながら、ことわざの力を使ってゴールを目指すレースゲームです。
## 必要なもの
- GM 1人
- プレイヤー 2~6人
- ゲームボード(スタートからゴールまでの道筋、30~40マス)
- プレイヤーコマ
- 6面ダイス 2個
- 変身カード(動物カード)
- ことわざカード
- 妨害カード
## セットアップ
1. 全プレイヤーのコマをスタート地点に配置
2. 全プレイヤーは「猫」の状態でゲーム開始
3. 各プレイヤーに変身カード3枚、ことわざカード2枚を配布
4. 妨害カードは山札として中央に配置
## 動物の特徴
- **猫**:基本移動力2、特殊能力なし(初期状態)
- **馬**:移動力4、「生き馬の目を抜く」で追加行動可能
- **犬**:移動力3、「犬も歩けば棒にあたる」でランダムイベント発生
- **豚**:移動力2、「豚に真珠」で価値あるアイテム獲得
- **猿**:移動力3、他の動物との相性に影響
- **ノミ**:移動力1、「ノミの心臓」で臆病効果だが小さな隙間を通れる
## ゲームの流れ
### 1. ターンの開始
各プレイヤーは自分のターンに以下の順序で行動:
### 2. 変身フェーズ
- 手札の変身カードを使用して動物を変更可能(任意)
- 変身は1ターンに1回まで
- 変身後、その動物の移動力と特殊能力を獲得
### 3. 移動フェーズ
- ダイスを振って移動(基本移動力+ダイス目)
- 動物によって移動力が異なる
### 4. ことわざフェーズ
現在の動物に対応することわざカードを使用可能:
#### 主要ことわざと効果
- **猫に小判**(猫時のみ):価値を理解できず、1ターン休み
- **猫の手も借りたい**(猫時のみ):他プレイヤーの手助けで追加移動+2
- **犬猿の仲**(犬または猿時のみ):猿または犬の相手を3マス後退させる
- **生き馬の目を抜く**(馬時のみ):素早い行動でもう1回行動可能
- **犬も歩けば棒にあたる**(犬時のみ):ランダムイベント(GM判定)
- **豚に真珠**(豚時のみ):貴重品獲得、次ターン移動力+1
- **ノミの心臓**(ノミ時のみ):臆病になり移動-1、ただし罠を回避
### 5. 妨害フェーズ
- 他プレイヤーに妨害カードを使用可能(任意)
- 妨害例:「足を引っ張る」「道を塞ぐ」「迷子にさせる」
## 特殊ルール
### 変身制限
- 1ゲーム中、同じ動物への変身は2回まで
- 猫への変身はいつでも可能(回数制限なし)
### ことわざの相性
- 対応しない動物でことわざを使うと逆効果
- 例:犬でない状態で「犬も歩けば棒にあたる」を使うと1マス後退
### 特殊マス
ボード上の特殊マス:
- **森のマス**:猫・猿が有利(移動+1)
- **草原のマス**:馬・犬が有利(移動+1)
- **水辺のマス**:豚が有利、ノミは移動-1
- **狭い道**:ノミのみ通行可能な近道
## 勝利条件
最初にゴールに到達したプレイヤーの勝利
## GMの役割
- ランダムイベントの判定
- 特殊状況の裁定
- ことわざの効果解釈
- ゲーム進行の管理
## 戦略のポイント
- 場面に応じた動物への変身タイミング
- ことわざカードの効果的な使用
- 他プレイヤーへの妨害タイミング
- 特殊マスを活用したルート選択
## 推定プレイ時間
30~45分
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*このゲームは日本の動物ことわざの知識を楽しみながら学べる教育的要素も含んでいます。*
前にしいな ここみさんの「瞬発力企画!」で犬をテーマに書いたのですが、ことわざを集めて有効活用できるレースが有ったら面白いな!というのが原点です。