表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

1話

俺、石川光は昼休み、いつも通り旧校舎でラノベを読みながら昼ご飯を食べていたを。

この後帰りに、カフェによってラノベを満喫するつもりだ。1ページずつページをめくる音が響く。ここは昼休みには誰も来ない。ラノベを読むには絶好の場所なのだ。ここんとこ最近は最近流行りの「勇者だった俺の次の転生先は魔王でした」を読んでいる。ヒロインのアリスが可愛すぎて、ページをめくる手が止まらない。

「…やっぱ、これ面白いな、」

そんな独り言を呟きながら弁当の残りを口に運ぶ。教室に戻る前にカフェで読む本をどうするか考える。放課後よるカフェは本屋と一体型で本を読むにはうってつけなのだ。

「まあ、今日もカフェで選ぶか。」

そして俺は教室に戻った。

5限の数学と6限の現国の授業が終わり、俺はカフェに着いた。

カフェで選んだ本は、特に理由はないが避けていた、「田舎の村で最強を目指すことにしました」にした。

1時間ぐらい経った頃、俺は完全にこのラノベにハマっていた。手元のコーラが無くなっていたのでコーラを取りに行った。

「あれ、俺と同じ制服だ。」

知り合いだったらやだなーと思いつつ

できるだけ気づかれないようにおれは気配を消した。

コーラを取った帰りに顔を見ようとした時、

俺はそいつと目が合ってしまった。

桜井光希だった。

「石川君?」

彼女が小さく呟きながら、驚いた様子で俺を見た。彼女はクラスメイトの桜井光希だった。いつも友達と明るい笑顔を見せている彼女だが、今は何か特別な雰囲気を漂わせていた。

「桜井さん…?」

やばい死ぬ。

「じゃ、じゃあ俺はこれで」

「そっか」

これが俺と桜井光希とのはじめての会話だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ