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自分の良さ ―――1
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「はぁ…って、スカート短い、かな? まっ、良いか…」
彼女は桜木高校、通称“桜高”に編入してきた一生徒だ。
転入生は少し遅れてきてもよいとの事でゆっくりと準備してきたので少々遅れ気味かとも思う。
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「あの…失礼しますッ!! 一年一組の担任の松堂先生って…どこですかッ!?」
「あぁ、 私だよ。 ……初めまして、萩原さん。 普通の転入生よりもちょっと遅いねぇ」
「あ、 あの…ごめんなさい。 ちょっとゆっくり準備してたら時間が過ぎてて……」
少しばかり最後の方で声が小さくなる。
先生がなにも言わないので取りあえず頭を下げたが先生は何も言わない。
ソロリと頭を上げると先生は転寝をしている。
「せッ、 先生ッ!? 何転寝してるんですかぁ!! 起きてくださぁい!!」
「あららー…昨日遅く寝すぎたかなぁ…? ふぁぁ…じゃ、 そろそろ行きましょうか」