表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空はやさしくて、冷たい  作者: 上條 詩晴
30/35

ⅩⅩⅩ

次の日、ゆきちゃんが退院したそうだ。

本当に検査入院だけだったらしい。

何事もなく振る舞う2人に、僕は廉士さんを問い詰めることも、ゆきちゃんに詳細を聞くこともできなかった。

2人がそんな態度じゃ、僕はいつも通りにするしかないじゃないか。

ずるいよ、、、。




あれから、ゆきちゃんが体調を崩すこともなくなった。

本当に何もなかったのかも、と思い始めた頃。

彼女の部屋を掃除しているとき、ゴミ箱に隠すように捨てられている大量の薬を見つけた。

僕はいけないことだと分かってはいたが、それを1つポケットに入れた。

家に帰り、その薬を調べてみると強力な鎮痛剤だった。

一般では絶対に売っていない、病院でしか処方されないものだった。

ゆきちゃん、廉士さん。

2人は僕に何を隠しているの?

僕はまた何も教えてもらえない。

でも、もう卑屈になって逃げたりしない。

何も教えてもらえなくても、ずっと傍にいる。

今度こそ絶対に離れたりしない。

ねぇ、どうしたら一番近くにいれるかな。

今よりもっと、もっと。

好きなんだ、ゆきちゃんが大切なんだよ。

初めてなんだ。

僕の人生をまるごと捧げたいと思えるほどの恋をしたのは、君が初めてなんだ。

君が幸せなら、僕は不幸でも、、、ううん、違う。



僕は君が不幸でも全く構わないんだ。

ずっと傍で、僕に愛させてくれ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ